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ガーデナー(庭師)養成講座 第5期 第8日~剪定(モッコク&キンモクセイ)編~

第5期の講座がスタートしてから6回にわたり、座学&実技を通して『刈込』について学び、実践していただきました。

そして、前回からは剪定に突入。まずは座学で『剪定』の考え方について学んでいただきました。

今回は早速実技です。
まずは、講師の細川からレクチャー。

よく細川は、剪定を教える中で、「答えはない」と言います。
だからこそ、『大いに悩め』とも言います。

とはいえ、初めて剪定にチャレンジする方からすると、悩む手掛かりもない。そのため、基本的な指針・方向性になる考え方だけはお伝えし、取り組んでいただきます。

まずは養生から。

早速、対象樹木と向かい合います。

座学では、基本的な考え方を学んだものの、手が止まる。

そして、どこから手を付けて良いかわからなくて、とにかく不要枝に手を入れていく。

すると、気がついたら、「あ・・・切ってしまったけど、これ、残しておいたほうが良かった」と反省している。

そんな姿も目にしました。

たしかに、「不要枝を落とす」という考え方、それ自体は間違っていません。あくまで「教科書的には」。

ですが、落とす枝があるのは、残す枝があるから。
その木を将来も見据えた剪定をするために「この枝を残したい」という前提があるからこそ、落とす枝が決まってくる。

そして、その判断をするためには、ゴールのイメージ(樹冠と全体的な濃さのバランス)が必要です。

とはいっても、今回は初めての剪定。
最初からそのイメージを持つのは、さすがに難しい。

だからこそ、悩むことが大切なんです。
悩む、というより、「考える」といったほうが適切かもしれません。

考えて、自ら答えを出して、そして実際に鋏を入れていく。
その繰り返し。

自分が「意図」を持ってやったことが、最終的な仕上がりにどうつながったのかを振り返る。

正しかったのか、思っていた結果と違ったのか。
仕上がりのイメージは、描いていた通りになっているのか。

そうやって振り返ることによって、自分の中の引き出しが、ひとつ、またひとつと増えていく。それが大切です。

今回、そうやって悩み、実際に剪定をして仕上げたことにより、ひとつの仕上がりに対するイメージを持てたのではないでしょうか?
また、剪定における引き出しも確実に増えているはずです。

実際、今日1日の中でも、後半に行くにしたがって理解が進み、判断のスピードが上がっている方もおられました。

修得に個人差はあると思いますが、皆さん回を重ねることで、必ずその理解は進むはず。

そのためにも、大いに悩み、そしてご自身の引き出しを増やしていただきたいですし、そのサポートをしていければと思います。

★本日の仕上がり

モッコク
キンモクセイ


★第6期の講座、今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。

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