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ガーデナー(庭師)養成講座 第5期 第11日~工程管理@生垣刈込編~

第5期の講座も11日目。
早いもので折り返しです。

これまで、【座学⇒実技】の流れで、刈込と剪定について学び、実践していただきました。

座学で知識を習得し、それを実技を通して実践で体で覚えていく。
その繰り返しを通して、基本的な考え方をお伝えする。
そこに重きを置いて進めてきました。

特に剪定については、皆さんまだまだモヤモヤがあり、悩みながら進んでいる・・・という状況だとは思います。

この点については、皆さんには何度もお伝えしていますが、『今はまだ悩み、考えながらで良い。』です。

基本的な考え方はありますが、いざ、剪定対象を目の前に置いたとき、「1つの正解がある」というわけではありません。

自分でゴールを決めて、そこに向けての道筋を定め、そして実行しなければならない。
それを実現するには、引き出しを増やすことが必須です。
そしてそのためには、自分で悩み、考えて、答えを出すこと。その繰り返しの経験を積み重ねるしかありません。

だから、今は「大いに悩んでいる」状態で良いのです。

さて、今回からは、ちょっと講座の方向性が変わります。

テーマは、『工程管理』です。

この講座では、ひとりのガーデナーとして、庭木のお手入れを完遂するスキルを身につけていただくことに主眼を置いています。

ですが、実際の現場では、「ただ切ることができる」だけではままなりません。
なぜならば、実際のお手入れの現場においては、「限られた時間」の中で、「お客様のご要望に応える」仕事をしなければならないからです。

『時間』という制約の中で、プロとしての仕事をしなければならない。

そのためには、適切な工程を組み、そしてその工程通りに進行し、完了させるということも、スキルとして必要になります。

そのスキルを修得していただくため、今回から3回にわたって、生垣の刈込を題材にして、『工程管理』について学び、実践していただきます。

まず、講師の細川から、工程管理のポイントをレクチャーします。

そして、実際に当社(oh庭ya)で工程管理で使用しているツールを使用して、図面を作成していただきます。

工程管理で最低限抑えるポイントは、
①時間管理の考え方
②安全管理の考え方
③役割・配置の考え方
の3つ。

これらを講師の細川よりお伝えした上で、今回「時間管理」については、細川が担当しました。
さすがに工程管理初回ということもあり、皆さんではイメージがわかないはずだからです。

それぞれの役割と、工程が決まったら、早速生垣の刈込をスタート。

1時間経過したところで一旦ブレイクを入れ、進捗について擦り合わせします。
午前の皆さんも午後の皆さんも、予定より前倒しで進めることができていました。

そのため、休憩中に、ゴールを修正し、工程の見直しを行いました。
そして再スタート。

結果、本日はそうじも含めて、予定通り完了させることができました。

次回からは、時間管理も皆さん自身で行っていただきます。ステップアップですね。
3回の工程管理の講座の中でも、日々レベルアップしていただけるよう、サポートしていきます。


★第6期の講座、今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。

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