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SBI証券でのクレカ積立投資におけるポイント付与ルール変更を受けての対応①

皆さんこん〇〇は。独立系 FP 事務所、ガーデン・イールズの藤岡です。
今日も投稿を見に来て頂き、有り難うございます。
今回は FP コラムとして、SBI証券にてクレジットカード決済のつみたて投資を行っている方に対する情報の整理を行わせて頂こうと思います。


クレカ決済の積み立て投資とは

つみたて投資

つみたて投資とは、特定の金融商品に対し、特定のある一度の機会だけでなく、一定額、一定の周期で買付を継続する投資の手法です。
多くは証券口座の設定で自動化することが出来、ほったらかしで長期投資、ドルコスト平均法の実践が可能となるのが利点です。
買付の対象として、NISA から入った多くの個人投資家は投資信託をイメージするものと思いますが、個別株や暗号資産など、幅広い金融商品に対し実践が可能・かつ有効です。

クレジットカードとの親和性

つみたて投資は買付の定額自動化ですので、その決済方法としてクレカを選択しておけば、入金忘れなどのうっかりで買付が滞る可能性を下げることが出来ます。

クレジットカード決済のメリット

クレカ決済特典として、利用するクレジットカードに応じたポイントを取得出来ることが大きな魅力となっています。
より魅力的な付与ルール、付与率を巡って、ネット系証券のメジャー各社が凌ぎを削っています。

SBI証券のクレカ投信積立

SBI証券のクレジットカード決済投信積立は、2021年6月30日より開始されたサービス です。
組み合わされるクレカは三井住友カード、利用額に応じて付与されるのはVポイントとなります。

ポイント付与ルールの変更内容(条件追加/付与率低下)

三井住友カード NL カードデザイン

2024年10月買付分まで

  • グレードがゴールドの各カード
    買付額に対し1%のポイントを付与

  • ノーマルグレードの各カード
    買付額に対し0.5%のポイントを付与

2024年11月買付分から

  • グレードがゴールドの各カード
    カード年間利用額に連動し、買付額に対し0~1%のポイントを付与

  • ノーマルグレードの各カード
    カード年間利用額に連動し、買付額に対し0~0.5%のポイントを付与

11月以降は、ゴールド、ノーマルのいずれも、カードの年間利用額が10万円以下ですと、ポイントが全くつかなくなります。
この年間カード利用額に、クレカ投信積立での利用分は含まれません。
利用額と付与率の関係など、詳しくは SBI証券のWebサイト にてご確認下さい。

ルール変更を受けての検討ポイント

SBI証券でのクレカ積立設定を解除

ゴールドカードなら年間利用額100万円、ノーマルカードなら年間10万円を越えないと、従来のポイント付与率を維持出来ません。
ポイント付与が無いとクレカ積立のメリットは激減しますが、都度入金の手間が省ける利点は顕在ですので、踏まえての判断となります。

積立に用いているカードの年間利用額を増やす

クレカの使い方見直しなどで年間100万円(10万円)利用のハードルが超えられる、その価値があると判断出来るなら、利用継続でも良さそうです。

証券口座の乗り換え

ポイント付与率がより高い、他証券会社のクレカ投信積立に切り替える余地があります。
ただ、より良い証券会社の選択を検討する上での要素としては、クレカ積立のポイント付与率より重視すべきものがあります。
また、各社クレカ積立のポイント付与ルールはこれからも短周期で変更されてゆくことが予想されるので、追い掛け続ける労力と天秤に掛けるべきでしょう。

少し前にガーデン・イールズでまとめた、各社のポイント付与率一覧表を掲載しておきます。

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抑えておきたいスケジュール感

繰り返しになりますが、ポイント付与ルールの変更は 2024年11月 の買付分からです。
2024年11月買付分設定の変更受付は 2024/9/11 ~ 2024/10/10 までです。
検討期間はまだ1ヶ月ある… と捉えて差し支えありませんが、これから考えるおつもりの方は〆切日をスケジュール登録しておきましょう。

【備考】ある独立系 FP の個人的な検討結果

積立設定を解除しました ▶ 理由

  • 解除&移行しやすい環境での利用だった
    筆者は Olive Gold を用い、 NISA ではなく特定口座にて積立購入を継続中の状況でした。
    またお仕事柄、主なネット系証券会社の口座は開設済の為、移行の検討、及び実行は容易に行えます。

  • 年間利用額の管理がおっくう
    三井住友カードには特定店舗での利用で7%+α のVポイントが付与される特典があり、またポイントがより多く貯まるキャンペーンも大小こまごま開催されている印象で、年間10万円程度の利用なら自然達成出来そうではあります。
    しかし、カードの地力(通常のお買い物でのポイント付与率)は低い為、メインに据えて使うという選択肢はありません。
    筆者にとって(今年は今いくらくらい使ってるっけ…)の意識が必要であることは、パフォーマンスを下げる無駄な脳力消費です。

SBI証券でのクレカ積立利用は(一旦)終了

ウエル活の捗りに大変なご貢献をされました、今まで有り難うございました。

次回予告ッ!!

今週末を目途に、クレカ積立設定の解除手順をキャプチャ画像付きで解説する投稿をアップします。
既に解除をご決断されている方、時間が勿体無いのでササッと済ませて遊びに行きたい方は、どうぞこのガーデン・イールズをフォローして通知をお待ち下さいませ。

それではまたお会いしましょう。

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