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なんと大きな仏様、牛久大仏@茨城県

牛久大仏とは

茨城県牛久市に建っている、高さ120mの巨大な大仏様である。浄土真宗東本願寺派のお寺だ。大仏様の胎内に本堂があるので、大仏様=お寺、とのこと。
1983年から10年間かけて建造され、1993年に公開された。世界最大のブロンズ立像大仏(!)として1995年にギネス世界記録に登録。
仏様の胎内は5つの階に分かれている。3Fから4Fの間は吹き抜けになっていて、最上階の5Fまではエレベーターで1分くらいかかった!

アクセス

電車:JR常磐線牛久駅下車、東口2番乗り場から路線バスで約30分。平日のバスは1日3本しかないが、土日祝日は1時間に1本出ている。
車:圏央道阿見東ICから3分。駐車場はとても広く、大仏エリアと霊園エリアの両方にある。パーキングに困ることはなさそうだ。

霊園側の駐車場から見た御姿

なぜ牛久に大仏様がいるの?

茨城県(常陸国)は浄土真宗を開いた親鸞聖人ゆかりの地。親鸞聖人は20年にわたり茨城で布教活動され、この地で浄土真宗の経典を書かれたとのこと。大仏を建てるにあたっては、県内で成田や都心からのアクセスがよい、牛久が選ばれたそうだ。

お花畑。満開のコスモスが美しい

大仏様の広大な敷地には、霊園が隣接している。大仏様の足元にはお花畑が広がり、お花摘みも楽しめる。お墓参りに来たファミリーにピクニック気分で楽しんでもらいたい、という気持ちがお花畑に込められているそうだ。1年を通じて様々な花が咲き、とてもカラフルで明るい雰囲気の場所だ。私が訪ねた日は、コスモスがとてもきれいに咲いていた。秋の青空とコスモス、そして圧巻の、大仏さま!

とにかく大きい!

仏像の大きさが実感できる模型やパネルが屋外に展示されている。

螺髪1つの大きさにビックリ

驚いたのは、実際に使われている螺髪(らほつ)。1つが200㎏あり、それが480個も大仏様の頭についている!
手のひらだけで、18mある。奈良の大仏様(約15m)や鎌倉の大仏様(約11m)が手のひらにのってしまうという巨大さ…。
大きな大仏様を見上げていると、なんだかすごく大らかな気持ちになれる。悩んでいたことが、ものすごく小さく思えるようになり、どーーーーでもいいし、どーーーーにでもなるなあ。悩むの、やーめた。という心境になる。

聖地と観光地

心がスッキリするし、お花もきれいだし、みんなに来てほしい… 
でも、観光地化しすぎて混雑したら?
大仏様に上るエレベーターは1基しかない。上るために何十分も待つなんて、大仏様には似合わない気もするし。

観光は平日に、お墓参りは休日に、なんて住み分けができればいいのかも。
観光客も地元の人も、関わる人みんなが笑顔になれる観光地とは?宗教的な施設と観光のいい感じのバランスとは?
牛久大仏はアフターコロナの観光を考えさせてくれる、聖地になりそうだ。

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