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この世界とあたしのレクイエム


痛みを隠しても
すぐバレるような場所に置いてるのは
「ずっと我慢していたんだね?頑張ったね」
そう褒めてもらいたいからじゃない

その痛みを数えられるのは、自分自身だけだし
わざわざ隠す必要は無いから

そこに橋をかけるのも、かけないのも
どこに行くかを決めるきっかけにするのも
同じこと

だからって、あたしが感じてることを
誰かが他人を引き合いにだして繊細さを物事の大小に比べる
まるでそれは感情論と資本主義の経済理論をごっちゃにした半端な中二病で存外腹が立つ

小さいものを愛することと
自分より大きいものの損得を気にすることを
同じ目線で語るそのおかしさ、恥さらし

自分で考えたことない相手に
この手の違いを伝えても
多数決でかごめかごめされて小さな声と感情は
その無表情たちに「私たちの方が正しい」って
見えない絵具で塗り固められる

誰も常識って額縁の中に彩られた
歪んだ油絵が叫ぶ
本当の声を何か知らない。

どうやら何者でもない誰かでいると
どこからかホコリにまみれたレッテルを取り出してきて
それを貼らないと気が済まないんだよね?

そうしないと一息つけない
一人ひとりの不安定さが
全体の安定の為に支払う無数の代償になってる

この構造を作って、そこから逃げ出したくなる
システムになってるのに、一人ひとりに問うと
責任とか誰が悪いとか
どうも的外れな事言うから変わらない


魔女を作ってるのは、魔女狩りを始めた人たちであって
その曇ったガラス越しに見るから
何でも無い自由が歪んで見える

私たちと違って「歪んで見える」から
排除しなければいけない
「みんなの為に」という責任転嫁の本能

そんなガラスなら綺麗に拭き取ればいいし
ガラスからそれて
ちゃんと自分の目で自由という本質に
目を向けたらいい

「怖い」って感情を本当にしらないあなた達は
その先にある「愉しい」を知らない

もらって喜んで生まれる楽しい
自分で選択した先に得られる愉しい

それぞれの価値観なんて言うまでも無いけど
確かめなきゃわからないなら一歩踏み出しなよ

世界が寂しくて辛いものなんて
本当の厳しさが本当の優しさの半身だって
知らないからだよ

無意味な優しさで麻痺した心にあげる薬は
多分痛みしかない、なんてわけわからない

手首を掘って命を探すなら、玄関から出て
自分以外の命を探すの

せめて自分と同じ声の誰かを見つけて
鏡に映る自分を見るように語りかける

リストカットは寒い日に暖かい部屋でかじる
アイスを頬張るのと変わらないよ

まあ、これは貴方と過去のあたしが耳を塞いでる
真実

安全な場所から得る偽物の価値観なんて
ていうか全ての価値は相対的で

君しかコントロール出来ないのに、世界を狭めて手軽に気持ち良くなる方法ばかり求めるから飽きるし、行き止まりの感覚になるんだよ

だから手首見ないでって

戦わないんでしょ?
いつまでたっても、あなた達は本当の優しさに
触れる事無く

自分という穴に詰め込む
都合のいいサービスを他人に求める

みんな死ねば良いのにっていう口ぐせ

それはこれからも死んだゾンビのあなたの
遺言だよね?

自分の目線に引きずり下ろそうとする
幼さだってわかってないなら

それこそ死んだ方がいいんじゃない?

大人になるってことの真実は
一人で生きられないって知ること

甘えてもいいんだ、それが前に進む
何かのサナギなら

でも、甘えの為の甘えは、アリも避けて通る
砂糖の山と同じだよね

毒の本質
やり過ぎとやらな過ぎ
その極端さが歪みの原因

100%はあり得ないのに
0%も人が作った存在しない定義

因果なんかで切り分けられない
あたし達の無限の運命

私たちは1.2.3.456..順番に
それから、100を目指すけど

どうか数えてあげて?
そして知って、その過程を見守って

あたしたちはお互いに
同じ未来を、夢を見るんだよ

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