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がらくた宝物殿 1月怪奇コント「ちょっと人面犬」稽古 #2

2020年1月18日に福岡市はkonya-galleryで控えた公演に向けて、2度目の稽古を行った。出演者2名以外にも、過去の公演に関わってくれた人たちも遊びに来てくれて、やや賑やかな日となった。

そんな稽古2回目には、だいたい完成した台本も参戦。「PEANUTS」のやりたさは若干色濃くなり、公演タイトル「ちょっと人面犬」に適った作品になっているような気がします(スヌーピーは人面犬であるという主張については過去の記事「怪奇コントと言っておきながらPEANUTSをやりたくなってしまう……」を参照)。

おしゃれな演劇ユニットの公演にはしばしば、独自のシリーズ名と番号が付されていることに注目し、それに習ってみた。
「がらくた宝物殿 メルヘン・ゾートロープ①」
おしゃれそうで、ダサくもあり、ちょっと怪奇さも漂う、そんなシリーズ名を志した結果である。しかし、ここで稽古参加者内で議論が巻き起こる。
「①よりも#1の方がおしゃれな演劇ユニットっぽいのではないか」
「#1にしていいほどのおしゃれ資格を、がらくた宝物殿は持っていると言えるのか」
結論は出ず、次回の稽古へこの議論は持ち越しとなった。

内容については、読み合わせをしてみて安心した部分が多くあった。とにかく、役者をしてくれる人たちがいい感じだったのだ。何も会話せずお菓子の袋いじってるだけでも様になるし、とんちんかんなことを自信満々に言うのも様になる。パンドラの匣の説明をどっちがするかで争う場面なんかは、もうずっとやっていてほしい。そんなこんなで、とりあえずの空気感の基みたいなのはいい感じだったので、盛り上がったりしっぽりしたりしながら、この魅力がより伝わるようにがんばりつつ、笑える場面も増やしていきましょ。

以上前置き、ここからが短い本文。

「ちょっと人面犬」という公演タイトルにしておきながら、ちょっと「PEANUTS」が絡むという無理矢理な対応の仕方しかできていないがらくた宝物殿。犬はコラボ相手のイッテルビウムに任せればいいか、と言ってはみたものの残るモヤモヤ。

だいたい、ちょっと人面犬ってなんなのさ。そこで、開催しました。

「ちょっと人面犬大会2019」

10秒で「ちょっと人面犬」を描いて、一番「ちょっと人面犬」だった人が優勝だ!
参加者は4名。
・バンド練習の前の時間にわざわざ来てくれたベース弾きのノキ
・映像クリエイターにして隠れたナチュラル・ボーン・コメディアンの才能を時々のぞかせるちょもり
・時々肝の座り方に恐怖を感じる!京都に頻繁に通うドラクエウォーカーエトウ
・喋る話がだいたい全部切ない!早く運が向いてくれるとよいね、ホンダ

そして始まる本戦

スタートの掛け声と同時に迷いなく動く4人の腕とその先のチョーク。
そして描き上がったそれぞれの「ちょっと人面犬」

力作揃いの2019年大会となりました。

●ノキ

ちょっと人面犬だ!

●ちょもり

だいぶ人面犬では?

●エトウ

だいぶ人面犬。

●ホンダ

……人面犬じゃない!

どれもいい絵ではあったけれど、大会趣旨に適った作品が1つしかなかった。優勝はノキの人面犬だ。

また、宣伝にはならなそうな稽古の記録を残してしまったけれど、これで興味を抱く人がいたならば、それはもう絶対に来た方がいい、かもしれない。以下公演情報を掲載しておきますので、ぜひお越しください。15時の回の予約券がまもなく完売になりそうですが、当日券は出るはずなので、当日券狙うよという方は情報収集を定期的にお願いします。

【公演情報】
イッテルビウムとがらくた宝物殿
新春怪奇コント祭り
「ちょっと人面犬」

2020年1月18日(土) 15:00/19:00
会場:konya-gallery
料金:500円

ご予約→
https://forms.gle/CcsLCFeGsfCpembT6

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