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ヴォートゥミラ大陸異聞録 蝶舞蜂刺の体現者 コチョウ・スガルの求道の物語

極めんとするは蝶舞蜂刺流(ちょうぶほうしりゅう)。
流れつくは異国の地、ヴォートゥミラ大陸。
俺の名は胡蝶蜾蠃(こちょう・すがる)。
蝶舞蜂刺流の求道者であり、戦の高揚に酔いしれる者。
拠点とするのは天使の羽根を崇拝する地、アウローラーラ。
今日も法衣を纏う司祭が訪れ、祈りを捧げる。
だが俺に言わせれば、己以外の何かを拠り所にしようなど、軟弱千万。

「スガル、君は底が知れないな。秘訣はあるのか?」
「押忍、近道などなく精進あるのみ」

称賛の数々を受け流しつつ、拳を握り締めた。
だが心には、砂漠の如し空漠が広がるばかりだ。

「スガル、いくら雑魚を潰そうが無意味だぞ。強者との飽くなき戦闘。それこそがお前の拳を天に至らせる」

焦燥とも呼ぶべき未来の不安視が、声となって乾いた心へと一滴の雫を垂らす。
だが、現実はままならないことばかり。
そう簡単に、強者へ至る道を歩ませてはくれまい。

「コボルトの皮を剥いでおこう。商人に売れるからな」
「はいはい、わかったよ」
 
同行した冒険者は、浅ましく魔物の毛皮を剥ぎ取った。
しかし俺の脳裏に浮かぶのは、まだ見ぬ兵との戦いのみ。

「……相手にならん。もっと強力な魔物を倒さねば、腕が鈍るばかりだ」

焦りが募って、俺は冷静でいられない。
頭の雑念を払拭するかの如く、空いた時間に突きの動作を繰り返す。

「熱心だな、スガルは」
「いいじゃねぇか、あいつはああいう奴だ。冒険はキチッとしてるしな」

俺に対しての小言さえも、没頭するにつれて、次第に聞こえなくなっていった。
無我の境地に達すれば、常在戦場ならぬ常在道場となる。
それから数日は特に変わり映えのない退屈な生活を送っていると

「なんだ、あれは?」
「ん、どれどれ」

共に任務をこなしていた冒険者の1人が、箒に乗った人型を指差す。
額に手をかざし遠目を見るも、彼らにはそれが誰なのか、視認できないようだ。

「オーホッホッ! 悪魔と魔女を虐げるヒトブタの皆さん、ご機嫌よう。稀代の魔女グロリアーナ。さっそくなんだけど、気に食わないから滅んじゃいなさいな♪」

独特の高笑いと口上が鼓膜を震わせ、俺は瞳を輝かせる。
背中の窪みから烏の羽根の如し黒翼をはばたかせ、冒険者らを見下ろす姿。
……あ、あの子は。

「おお、争いを司る魔女! ありがとう、また俺を高みに導いてくれるのか」
「ゲェッ!!! ままま、また出たわぬぇええっ、筋肉ダルマのお邪魔虫!!!」

彼女は俺を見るなり汗を、涙を、鼻水を。
体中から体液をだらだらと垂らし、指差した。
反応が大袈裟すぎる気もするが。
ともかく彼女が相手してくれるなら不足なし。
帯を締め、気合いを入れ直すと

「さあっ、来いッ!」

大陸の端から端まで届くほどの声量で叫ぶ。

「言われなくても抵抗するに決まってるでしょうが! いきなさい、ダイモーン!」

魔法陣からコウモリの羽根を生やした悪魔の軍勢が召喚され、空を埋めつくす。
太陽を覆う雨雲が如く、魔物は幾層にも積み重なり、暗黒の空を形成した。
群れが叫ぶと地は揺れ、大気は震え、木々は強風で傾きつつあった。
羽音は肌を切るような突風を引き起こし、命の危機をその身で感じた。
大災害を彷彿とさせる数々の出来事は、民衆の不安を煽るに充分だった。
世界の終末の光景を見せられているような気分だ。

「も、もう終わりだ」
「馬鹿野郎! 諦めたら神聖なるアウローラーラの地が悪魔に穢されるんだ。やるしかないだろ!」

狼狽える冒険者を尻目に、無言で悪魔の群れへと歩む。
心置きなく俺の技を打ち込めるだろう。

「蝶舞蜂刺流―――胡蜂(こほう)」

息を吸い、向かってきた悪魔へ胡蜂の針に見立てた中指を突き刺すと、泡を吹き絶命する。
だが大言壮語に似つかわしくない威力の技に、グロリアーナは手の甲を口許へ近づけ嘲笑う。

「出し惜しみ? それじゃ何万時間あっても、私の手勢を殺せやしないわよ?」
「いいや、これで十分だ」

蒼ざめた魔物の足首を掴むと、力任せにぶん投げる。
弾丸のように放たれる毒殺された遺体が、避け損ねた悪魔へぶつかると、突如として悶え苦しみだす。
やがてドミノが倒されるように、空を舞う怪物は次々に落下していき、空を覆い隠す黒は、すぐさま地上を真紅に染め上げた。
山の如く積み上がる死体の山を眺める彼女は声を失い、俺を睨み据える。

「やったぞ、スガルが化け物をぶっ倒した!」
「……ふぅ。威力、技のキレ、共に問題なし」
「ハ、ハァ?! なんで、すぐにやられちゃうのよ。こいつ、やっぱり人間やめてるでしょ!」
「もう終わりなのかよ?! たいしたことねぇなぁ」

歯噛みするグロリアーナへ、民衆は煽り飛ばした。
熱を帯びた体は闘争を求め、さらなる高揚に打ち震えた。
やはり俺の生きがいは戦闘にのみ存在するのだ。

「女神、今回はこれで終わりか?」
「め、女神?! まだまだこんなもんじゃないわよ! お邪魔虫を始末する最終兵器(メインディッシュ)は、最後まで取っておいたの」
「頼む、出し惜しみせず俺に挑んでくれ!」
「いい度胸ね。あの天使の羽根だけ壊しても、もう気が収まらないもの。そいつらごとスガル、アンタを踏み潰してあげる! いでよ、大地揺るがす魔神!」

魔女の叫びと同時に、大きく地面が揺らされた。
立っているのもやっとの状況に、冒険者は狼狽えつつも、周囲をまとめようと努めた。

「地震を起こす魔法か! 住民の避難をさせないと」
「こんな状況で、どうしろってんだ。お、俺たちにゃ何もできやしねぇ」
「いいや、ただの地震じゃねぇぞ!」

急に大地が裂けた次の瞬間、夜の帳が降りたかのように、辺り一面が闇に染まる。
スガルの視線の先には天にも届くほどの巨大な土塊(つちくれ)が、アウローラーラに飽き足らず、大陸にも破壊をもたらさんとしていた。
地面をひと踏みすれば鳥は空高く飛び立ち、昆虫も生存本能に従い、飛び跳ねる。
生きとし生けるもの全てが怯える、傲慢の象徴。
―――あらゆる生命を脅かす悪意と復讐心が、人の形を為して、大陸の破滅を告げる。
これより先の戦闘には、何人たりとも命の保証はしない。
彼女の熱量が俺にも伝わり、恐れとも武者震いともつかない、震えが止まらない。
命のやりとりに並ぶ実戦なし。
やはり彼女は戦を知り尽くしているのだ。

「な、なんじゃあ! このバカでかいゴーレムは」
「ま、魔女の指示に従おう。敵いっこねぇ!」
「スガル、スガルッ! やめろ、流石のお前でも無理だ。それにお前は余所者だろ? ここでむざむざ命を捨てるような真似……」

絶対絶命の中、ただ1人俺だけが微笑む。
吊り上がった唇は半月を形作り、絶対の勝利と技の完成を見据えていた。

(強靭な泥の肉体。それに加えて命なき怪物。容赦なく俺の技を試せる!)

「スガル、スガル……」
「戻ってこい、聞こえてないのか?!」

膝をついた冒険者らが必死に呼びかけるも、俺にはもう彼らの声などどうでもよかった。
この戦に俺は技の完成を見たり。
でなければ天使の羽根を崇拝する地が、死に場所となるだけ。

「自己犠牲の英雄なんて、つまらないわ。せめて威勢よく挑んでゴーレムに全く力及ばず戦死した、くらいの笑い話にはなってよね」
「言われなくても、俺の獲物は誰にも渡さねぇよ」
「ふふっ、いい度胸ね。それでこそ好敵手(ライバル)よ」

まだヴォートゥミラでの冒険者としては日が浅い故に、うろ覚えだがゴーレムという怪物については知っていた。
額や体に刻まれた文字に干渉することで、無類の強さを誇る魔法生物に死が訪れる。
だが、それは弱者特有の解法。
力さえあれば……このゴーレムでさえ捻じ伏せられる。
そして力で魔物を滅ぼしてこそ、蝶舞蜂刺流は完成するのだ。
俺は股を開き、脇を締め、拳を繰り出す。
手応えのなさに拳は紅に染まり、神経の痛みを伴う痺れに、俺は奥歯を噛み締めた。

「ッ! 俺の技が通用しない!?」
「当然でしょう? これまでの経験から、アンタの対策は万全。どれほどの強度で錬成すれば、損害を出さずに済むかくらい、肌感覚でわかるのよ」
「ならば過去の俺を超えるのみ! でなければ去ねぃ、コチョウ·スガル!」

背後から眺めるグロリアーナへ威勢よく叫ぶ。
彼女はそれを不快そうに眉間に皺を寄せ、怒りを滲ませた。
戦意を喪失した冒険者など、恐るるに足らず。
だが最後まで諦めぬ者には、勝利の女神は微笑みかねない。

「腑抜けた冒険者は脅威でも何でもないけど、アンタは例外。ここで始末しておくのが、最適解になりそうね」

泥人形を取り出し、俺にそう告げると、即座に右腕を切り刻む。
すると俺の右腕に電流が流れたかのような激痛に襲われ、動かなくなるのだった。
体の毛穴という毛穴から汗が噴き出し、全身にまとわりつく。
常世に伝わる呪術では、夜中に藁人形の四肢に五寸釘を打ちつけて、憎い相手に苦痛を与えるという。
文化や風俗も異なる大陸にも、呪術は遠く離れた異国の地にも根付いているようだ。

「利き腕が使えなくて大変ねぇ。まだまだこんなものじゃないでしょ!? この程度でやられるなんて、張り合いがないからね! 炎の精霊サラマンダー。我が言葉に応じ、火焔を放て―――フラ……」

そういうと泥人形を地面に叩きつけ、即座に呪文を唱え始めた。
出鼻を挫けば、これ以上彼女の思い通りの展開にはならないだろう。

「フンッ!」

地面を蹴ると、砂塵が舞い上がり、彼女の目を眩ます。
これで僅かばかりの時間稼ぎにはなるか。

「チッ、目障りね。だけど無意味よ!」

刹那、体を何かが切り裂き、俺は膝をついた。
目を見開いても涙が滲んだように、視界が霞む。
歯の隙間から絶え絶えに息が漏れ、着実にダメージが蓄積しているのを、はたと理解した。

(やはり強い、俺の冒険は終わりなのか)

左手で手をつき、震えた体を支え、俺は思考を巡らせる。
遠隔から的確に武闘家の武器である四肢を傷つけるなど、厄介極まりない。
あの人形を奪うのが得策だろうか?
否、用意周到な彼女のこと。
1つ取り上げようが、また替えを取り出すのがオチ。
人形は無視して、ゴーレムに短期決戦を仕掛けるのが最善に思えた。
とはいえ、魔女の攻撃を掻い潜りつつやれるのか。

「あらあら。どうしたの、スガル? 張り合いがなさすぎるわよ」
「……」

言い返したいのは山々だが、彼女が有利なのは明白。
口を動かすよりも、早急に解決せねば。

(この腕では技を打つどころではない。俺の流儀には反するが、自滅を狙うしか……)

考えに至り、ゴーレムを背に逃げ惑い、魔術を躱しつつ誘導した。
ただ勝つだけならば、彼女は藁人形を痛めつければ済む。
しかし積年の敗北の恨みを晴らす機会を逃すわけもなく、彼女は執拗に攻めてきた。
指の先から放たれた、地表の緑を焼き尽くす熱線。
太陽そのものを顕現させたかのような、紅々と燃え盛る火球。
どれもこれも、ただの人間を葬るには過剰なほどの魔法ばかり。
だが、彼女も馬鹿ではないらしい。
俺の目論見を看破したのか、彼女は不敵に微笑み、鼻を鳴らした。

「なるほど、私にその子を壊してもらおうとでもしてるわけ? でもね、スガル。浅知恵と小細工は雑魚の戦い方よ! せこい勝ち方を覚えた瞬間、アンタは雑魚に成り下がるの」
「……勝ち方にまで、ケチをつけるか。厳しい女神だ、ホントに……」
「だから女神って何なのよ!」

冷静に考えれば、安い挑発だろう。
しかし一度味を占めてしまえば、浅知恵に逃げるのは事実。
年老いたならば今のような戦いは不可能。
―――しかし今はただ衝動に身を任せ、破壊の限りを尽くすのが最善。

「いいだろう、やってやる! 我が生の充実と本懐、ここで遂げてみせようぞ」
「ええ、やってもらおうじゃないの!」

俺は一心不乱に攻撃を繰り返した。
道着は土に塗れ、呼吸は荒々しくなり、自棄を起こしたようにしか見えないだろう。
無防備を曝した泥人形の肉壁を、極小の針のような物が、指の1本1本を、腕を、脚を突き破る。
すると思わず仰け反る痛みに襲われた。
派手に血が噴き出すような怪我こそしないが、陰湿な攻撃は、着実に俺の戦意を削いでいく。

(いっそ一思いに殺せばいいだろうに)

苛立ちに心を燃やすが、状況は好転しない。
尚もゴーレムは平然としながら、攻撃の全てを受け止めていた。
いたずらに浪費される刻に、彼女は冷笑しつつも、俺へ提案をする。

「降参なさい、スガル。底が知れたアンタも腰抜けの冒険者も、もう価値はないから。忌々しい天使の翼だけ壊したら撤退してあげるわ。腐れ縁のアンタへの、せめてもの温情。私の気が変わらない間に、とっとと……」
「我が拳に不可能なし。故に不死なる者にさえ、我が掌は死をもたらすであろう!」

死線を彷徨う俺の脳裏に、亡き師範の言葉が過る。

「儂と決別し、新たな武の道を歩むというのか。ならば問う……改め、胡蝶蜾蠃よ。蝶舞蜂刺流の理念を。後進への思いを申してみよ」
「……はい」

師範に告げた、思い上がりの一言一句。
だが若造の不遜な言霊が、今にも折れそうな俺の脚を、心を支えていた。

「荒ぶる者にも、臆病な者にも、若人にも、老人にも、平等に武の道は開かれる。何故なら俺が邁進する武を、生きた足跡を、後進はなぞっていけばいい―――武神コチョウ・スガル。いざ参る」
「強がったところで、戦況が覆りはしないのよ! いい加減に……いぃ!」

グロリアーナは悲鳴にも似た絶叫を上げた。
視線の先には岩肌のような泥の鎧が削れ、露出したのだ。
後はこのまま破壊できそうだ。

「よくも私の最高傑作を。かくなる上は、ここでアンタごとゴーレムを……!」
「やめておけ。魔術を放てば土の下敷きだ。四分五裂せずとも巨大な体躯が倒れたら、俺も君もただでは済まない」
「脅しのつもり?! 私がアンタを殺すのを躊躇うとでも!」

頭に血が昇り、冷静でいられないのだろう。
暫く睨みあうと根負けしたのか、彼女は腕を下ろした。
冷静になったグロリアーナが飛び立つと

「蝶舞蜂刺流・蝶舞(ちょうぶ)」

再びゴーレムに一撃を見舞う。
蹴るために脚を動かすのはおろか、拳を握る、立つ動作でさえ、やっとの状況。
荒々しく息を吐き静観すると、泥の塊が倒れ、雌雄が決した。
次の瞬間、アウローラーラの人々に勝利を告げるように、彼は雄叫びを上げる。

「な、なんなのよ。私の傑作ゴーレムが……ただの筋肉ダルマに!?」
「理由は単純明快。蝶舞蜂刺流の蹴りほど優れた技は存在しない。故に破壊できぬものはない」
「ウ、ウソよ! ただの蹴りにそれほどの威力があるわけ……」
「現実に俺の一撃が、巨大な魔法生物を倒した。それが答えだ、女神よ」
「水の精霊ウンディーネ。生命の根源たる力を、我にもたらせ。アクア!」

苛立ちを募らせたグロリアーナは、魔法を唱えた。
躱すだけの余力もなく、観念したスガルはそっと瞳を閉じる。
だが標的は彼ではなかった。
水の魔術を浴びせられた土塊は形を失い、元の泥へと戻っていく。
もう用済みだ、とでもいうように。

「覚えておきなさい、コチョウ·スガル! 我々のどちらかが存命の限り、闘争は逃れ得ぬ宿痾(すくあ)。英雄にはね。たった1 度の敗北さえ許されないの」
「今日の感触を大事にせよ、ということか。やはり彼女は戦神の類なのだろう。蝶舞蜂刺の極みに導いてもらえたこと、今はただただ感謝ッッッ!」

魔女の全ての攻勢を完膚なきまでに叩き潰した、文句なしの勝利。
アウローラーラの民は大喜びだが、俺はというと特に人助けをしたという実感もない。

(まぁ、祝ってくれるしいいか)

戦いの傷も癒やさぬまま、俺は宴に参加した。
たらふく酒を飲める機会がめったにないからか、酒場には冒険者でごった返している。
冒険者というのは、本当に自分勝手だ。
けれど今は、ただ心からの称賛に浸るのも悪くない。
興奮冷めやらぬ熱を帯びた四肢に、冷えた酒がよく沁みる。
ぼんやりした意識で拳を握り

「我が拳、雲の切れ間から差し込む一筋の光明を得たり」

消え入るようにか細く呟くと、俺は自らの生き様で得たものに、沁み沁みと浸るのであった。


蝶舞蜂刺(ちょうぶほうし)の体現者 コチョウ=スガル

職業·武闘家(グラップラー)
種族·人間
MBTI:ESTP
アライメント 混沌·中立

辺境の島国、常世から来訪した武闘家の筋骨隆々とした男性。
自ら生み出した蝶舞蜂刺流を極めるべく、日々研鑽を積む。
強者との戦闘にしか興味がなく、危険と隣合わせの冒険者稼業で食いつなぐ毎日も、本人は退屈しない天職だと考えているようだ。
桁外れな実力を有するも善悪や道徳に従う意識に乏しく、強者と戦えるのであれば、善人にも悪人にも振り切れる危うさを持ち合わせている。



稀代の魔女 グロリアーナ

職業·魔女(ウィッチ)
種族·悪魔
MBTI:ENTJ
アライメント 中立·悪

稀代の魔女と呼ばれる悪魔の魔女。
呪術や錬金術に精通し、魔法生物を巧みに操り、気に食わないものの破壊を目論む。
人間には心を許さないものの、同族の悪魔や魔女には親切。
名に違わぬ強大な力を持つのだが、事あるごとに悪事をコチョウ=スガルに潰される不憫な少女。
彼女からすると、スガルはただのお邪魔虫。
だが彼からは自らを高みに導く、可愛らしい少女と誤解されているようだ。
大義名分もない戦闘狂に計画をことごとく破られるとは、とんだ災難である。


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