日本のクルーズ産業で狙えるところ
こんにちは。大学の授業が始まりました。おのしゅんすけです。
さて。今日は日本のクルーズ産業で狙えるところ、というより狙うべきところをまとめます。
クルーズのクラス
まずクルーズのクラスについてまとめたいんですが、クラスというのは部屋のグレードのことではありません。
そもそものクルーズの種類の違いです。
アメリカでは大きく分けてラグジュアリークラス、プレミアムクラス、カジュアルクラスです。
割合としてはラグジュアリークラスが約4%、プレミアムクラスが約18%、カジュアルクラスが約80%だそうです。
つまりクルーズ大国アメリカではカジュアルクラスが1番メジャーなんです。
クラスが違うと…
それではこのクラスがどのように違うのか比較してみます。プレミアムクラスは2つのあいだなので割愛させてもらいます。
ラグジュアリークラスは1泊400ドル以上で10泊以上あります。
一方、カジュアルクラスは1泊100ドル程度で1週間ほどのクルーズになります。
この1週間という設定にはちゃんと意味があって、アメリカの現役世代がまとまって取れる休みの長さだそうです。
1週間だと世界一周みたいな大仰なことは出来ないのでアメリカでよくあるのはカリブ海周遊です。
これを年間に定期で走らせることで安い価格帯を実現させています。
日本の客船のクラス
日本では客船は4隻だけです。にっぽん丸、飛鳥II、ぱしふぃっくびいなす、ガンツウです。
このうちガンツウを除く3隻は1泊4万円前後という価格帯で、ガンツウにいたっては40万円くらいです。(ガンツウはちょっと特殊です。1番高いと多分100万くらいしたと思います。過去にはジョージアのキャンペーンで招待してました。)
つまり、日本にはカジュアルクラスは存在しないんですね。
海外のカジュアルクラスの客船が日本航路をつくったりはしているんですが、日本の客船にはまだないという状況です。
狙うべきはここなんですね。
カジュアルクラスのクルーズを日本に作りたいです。
現在、日本でそれが実現していないのにはいくつか理由がありますが基本的にはクルーズ産業が盛り上がれば課題はクリアになります。
そのためには客船を定期的に走らせるためにお客さんの流れを設計する必要があります。外国の客船がたくさん入ってきて港湾施設がどんどん整備されているこれからがチャンスかもしれません。それでは。
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