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令和2年が始まって2ヶ月が経ったが調子はどうだい?

今年に入ってからはもういくつかの事件があって『平和』と『平穏』の違いについて考えたりしてみるが、まぁ令和の始まりである昨年もまたいろいろあったなと振り返ってみたり。

消費税が10パーセントになったばっかなのに20パーセントになるなんて噂をあちらこちらで耳にする。まだこちとら軽減税率とやらの仕組みに慣れてないってのに次の話をするなよって感じだがね。

日本は5パーセントから8パーセントを経由して10パーセントになって高い高いとてんやわんやしているけれども、北欧の方では20パーセントを超えるところもあるわけで。そこの人達は20パーセント超えてても高いなんて言わないんだよ、慣れてるもんだから。

おんなじ20パーセントでも高いと思う人たちとなんとも思わない人たちといるってんだから、数字ってのは不思議なもんだね。


話を戻すが、元号が変わった最初の年、つまり昨年は『元年』ということになる。数字でいえば『1年』だわな。始まりはなぜ『1』なのか。そんなこたぁ数字を発明したユダヤ人にでも聞いてみんことにはわかりはせんが、産まれたばっかの赤ん坊は『0歳』だよ。

そもそも『0』という数字は『1』の前で「存在しない」ということを数字にしたものらしいってんだ。しかしだ。『1』でありながら『1でない』ことだってあるんだな、この世の中は。

例えばドラクエだってFFだってiPhoneだって。今となってはナインだかテンだか知らないがこいつらってのは『ワン』はない。そらそうだろうよ。作った当初からこんなに永くシリーズ続くなんて思ってないだろうからね。

ツーができて、スリーができてそこで初めて区別のために便宜上『ワン』って呼ぶんだ。だから過去に戻って1作目の発売日に「俺『ワン』を買いに行く」なんて言ってしまった暁にはタイムパトロールに即逮捕されちまうって訳さ。

が、しかしだ。『ワン』がちゃんと存在する物があるんだよ。便宜上1作目を『ワン』って呼んでる訳じゃない。むしろ1作目は「フォー」だな。うん。スターウォーズの事さ。あいつばっかりは最初っから9作作る気で挑んでるんだから『ワン』があって当たり前だ。

こんな風に初めっから終わりを見据えた上で『1』を数えると数字ってのは上手くコントロールできる。上手いやつがやれば上手いこといって得することもあるがまぁ、誰でも出来るって訳じゃあない。江戸時代にはそれが上手くって少し得したやつがいたそうで、それは手先まで凍えるような寒い冬の事だったんだが……


〈完〉

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