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あ、また忘れてる...

あ、また忘れてる...

ついさっき思いついたことを...

不意に巡った思考が世界を変えるかもしれない

実際はそんな訳ないけどね、意外と身近に潜んでるような気がする

とは言っても、誰もやった事がないことをやるのって簡単じゃない

世界探したらすでに誰かしらやってることがほとんど

着眼点みたいなものを鍛えるにはどうしたらいいのかな

特にすごいと思うのは誰でもできそうだったのに未だかつて誰もやらなかったことをやってみせることだと思う

最近凄いと思ったのはこれ

まずこの動画を見て欲しい

次にこれ

https://youtu.be/UmSabSoSqLU?si=PyzOSWycXuwjw19k

よく見るズレていく振り子に音階をつけるという動画

誰しもショート動画とかで目にしたことがあると思う

でもそれを打楽器でやってる動画を見たのは初めて

思い付けさえすれば誰でもできたことなのに...

そう大事なのはその"思い付き"なんだなって思う

凡人の自分にはできないかなって思ってしまうけど、言われてみればそうだなって納得できるってことは意外と身近に答えが潜んでるようにも思う

生活していてちょっと不便に思ったり

イラついたり

自分だったらこうするのになって感じたり...

そういうちょっとした考えが浮かんだ時が大切なんだと思う

でも次の瞬間また忘れてる

だからやっぱり面倒臭いけどメモするのが手っ取り早い気がするな

誰も考えなかったことを脳内から絞り出そうとすればするほど遠ざかっていく感覚がどこかにある

倉俣史郎っていうインテリアデザイナーがいるんだけどね、

もう亡くなっちゃった人なんだけどその人の家具が大好きなのよ

どれもユーモアの塊みたいな作品ばかり

こんなガラスの椅子とか曲線の棚とか実用性から逸脱したものばかりなんだけど、どこか安らぎがあるフォルムなんだよね

そんな中でも1番衝撃を受けたのはこれ

支柱と傘が入る穴の役割となるリングがある

言ってしまえばそれだけなんだけど、その支柱に傘の取手が付いているみたいな形状になってるのがとにかく凄い

この取手があるだけで傘を連想され、支柱だという意識がどこかへ行ってしまう

その結果リングが宙に浮いてるかのように感じる

浮遊感...

どうやったらこんなものが思いつくのか

展覧会場の倉俣史郎の言葉が印象的だった

「意識下に沈殿している記憶、印象の強かった文学、音楽・映画・いろいろのもの、あるいは言語の断片、映画のワンシーン、いろんなものが、何かを中心に惑星のようにぐるぐるといつも頭の中で廻っていますね。チョットした匂いが急に時間を越えて数十年前の記憶を瞬間的に引出したり、誰でもあることだと思いますけど……。その惑星のスピードが何かを感じた時、急にスピードを上げ瞬間的に形になっていくような気がします。ただ、それを無意識でやっている時の方がいいようです。というのは、へたに意識操作すると面白くないですね。」

『WAVY』(ヤマギワエイチアンドエフ)14号(1989年7月号)より

「アイデアをためて使おうとするとダメですね。1回ごとに全部出し切っちゃわないと、自分をリフレッシュできない。今度これ、いつか使おうと、とっておくと腐っちゃう。」

『ドリブ』(青人社)1986年8月号・赤瀬川原平との対談より

やっぱり意識的になにかを生み出そうとしたものより無意識で生まれたもののほうが面白いみたいだな

いくつか方法はあると思ってて、さっき言った常にメモするのもいいけど個人的にはお風呂に入ってる時が1番思考が柔軟になる気がする

汚れを落としたことで今まで出てくるはずのなかったものが出てくるような感じ

いつもじゃないけどね...

自分に期待しすぎるのは良くないけどちょっぴり人生が楽しくなるかもしれない

倉俣史郎は夢日記を書いてたらしくてそこで見たアイデアを作品に昇華してるらしい

中一の頃書いてたけどな....

どこかで夢日記を書き続けるとストレスが溜まって最悪に場合は精神病になるって聞いてやめてしまった

夢は記憶の整理のために見るもので不要なものを脳内から除外する役割を担っているから、夢日記を書くことで本来不要なものを覚えてしまうので脳に悪影響を及ぼすらしい

関係ないけど、ホラー系のもの見ると寝れなくなるのは本能としては正常でトラウマを脳に定着させないようにするためなんだってさ

(暗記物の勉強やってるとすぐ眠くなるのはその逆の効果なのでは...!?)

怖がらず夢日記をもう1回やってみようかな

そう言ってまた明日の朝が来て

歯磨きしながら思い出す

あ、また忘れてる...



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