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我楽多物語 その12「周辺住民」

今回は以前に書いたオープンにまつわるトラブルの極め付けの話を書きます。私にとっては忘れることはない悲しい思い出となりました。


数えきれないトラブル

ミラクルマンにより地元業者との立ち退きトラブルを解決はできたが
日々、工事の遅延は多発するし、業者どうしの細かな調整会議もたくさんあった。そして通訳を介する会議のため意思の疎通は難しかった。
そんな忙しい最中に近隣住民の工事反対が浮き彫りになった。
対外的なトラブルの処理などは私の上司であるミステリアスマンの担当であった。
例によりアホアホマンは働かずに事務所でお留守番。
上海で勝手が分からず遊びも少ないから中国語の勉強と通訳との雑談、たまに片言で現地従業員とお話をしていたようだ。
私たちは本当に忙しくてアホアホマンに構っているリソースはなかった。
ただでさえトラブルだらけなので本当に大人しくしてくれるだけでありがたかったのだ。
なにしろオムレツ1つでブチギレる性格なので本当に面倒なのだ。

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