見出し画像

闘病記録:15 人生楽しんだモン勝ち!と推しが言ったから俺は人生をライドする事に決めた

闘病記の感想をSNSでよくいただきます。
ほんと、めちゃくちゃ励みになるし、こうしようああしよう、と考えるきっかけとなりますので、遠慮なく感想をお伝えくださいね!

で、そんな中でよくあるのが、この記録がリアルタイムもしくは直近のお話だと思っていらっしゃる方が予想以上に多いんですよね。
ごめんなさい、本当は前回の入院中にリアルタイムまで書き進めようとしていたのですが、いろいろありましてめちゃくちゃ前の話で止まっております。

ということで、今回は2024年4月7日(日)のお話です(ちなみにこれを書いてるのは6月26日です)。

胆管癌の検査のための内視鏡手術が終わり、なんだかよくわからない腹痛も治まって、ようやくメシが食える!と待ち望んでいたら、出てきたのが…
まさかのラーメン!
ほぼ一日絶食して、リスタートがラーメンかよw
てか、病院でラーメンが食べられるとか、まさかまさかよな。
そう、手術前の絶食中、ずっとラーメンの事を考えていたわけでして。
そんな願いが通じたのか!と出てきたラーメンをすすってみたんです。
そしたら…

うん、これじゃない…

麺のコシとは?というレベルなふにゃ麺。
いや、病院食だし、ゴリゴリなコシのある麺はそりゃアカンかもだが…
そして、スープは…えっと、これは醤油をお湯で薄めたんですか?という、コクとか深みとかそういったモノは皆無な味。

そりゃ、別に家系のガッツリな豚骨とバッキバキな醤油味なんて、病院食で求めてないです。
いや、むしろ病院食のラーメンが家系だったり二郎系だったりしたら、それはそれでクレームだろw

とにかく、もう、これはラーメンではなく、ラーメンに似たような麺類の食べ物でしかなかったのです。
ううむ、ここの病院って病院食美味しかったんだけどなぁ…
なんでラーメンはこんなに残念なのか…
あああ、余計にラーメン食べたい、ラーメン、ラーメン、むにゃむにゃ…

そう、願いが叶った代償は、よりさらなるラーメンを求めるという呪いに変換されたのです。

そんな呪いに見舞われた時に、検診で見慣れぬ先生が来訪。
「こんにちは、高血圧内科の〇〇です」
はて、そんなとこ受診しとらんぞ?何でっしゃろ?
「消化器内科の先生から頼まれて来たんですけど、今、〇〇さんって体重どれくらいですか?」
はて、それ女子に聞いたらセクハラで訴えられてもおかしくないご時世ですよ?大丈夫か?w
まぁ、50歳のおっさんが体重聞かれて恥ずかしがるってのも、それはそれでキモいけどなw
「えーと、大体140キロくらいですかね」
「なるほど。手術を円滑に進めるためにも、そして安全性を高めるためにも、痩せましょう」
はて、ほんとテンプレでもあるんか?ってくらい病院の先生ってのは同じ事をおっしゃりますなw 出来るならやっとるわw
「それで、二週間…いや、出来たら一ヶ月くらい入院しませんか?」
はて、入院ですか…って、え、ええええ!?
入院とな?しかも一ヶ月!?
「つまり、ダイエット入院です。ご自宅だとなかなか難しいですからね。入院して、薬と食事制限で安全圏内まで痩せましょう!」
な、なるほど…つまり、強制的に痩せさせるための入院、ってことか…
これは…コンテンツ的にオイシイだろ!www

「わかりました。ただ、仕事もあるので一ヶ月は厳しいので、二週間…そうですね、ゴールデンウィークはどうせどこにも行く予定してないから、5月1日からでどうでしょう?」
ほぼほぼ即答、家族に相談も無しでダイエット入院決定!

っていうか、まだ検査結果出てないから、癌と決まったわけじゃなくね?
これで癌じゃなくて手術無くなったらどないなるんやろ?
ま、いっか、その時はダイエット入院だけでもやっとこwww
うははは、人生楽しんだモン勝ち!
この入院生活も、エンジョイしたるでー!
と、お気軽に考えていたのですが、この入院でまさかまさかの事態が発生するとは、誰もが想像すらも出来なかったのでした。

ということで、この入院話はまた後日。

ガラダ堂は特殊陶芸家です。
妖怪猫又シリーズ、クトゥルフシリーズがリリース当日、というかリリースして30分後に完売しました。
本当に皆様、ありがとうございます。
食べられないクッキー型の猫又マグネットはまだ若干残っておりますので、気になった方は即座にカートへイン!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?