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コミュニケーションを見つめ直す

ファシリテーターとして場づくりの準備として、参加者について考える時間を作っていますが、今までコミュニケーションの状態については「なんとなく」捉えるということ直感に頼った場づくりをしていました。
しかし、ファシリテーションについて人に伝えようとした時には「なんとなく」では伝わらないところもあって、自分の直感めいたところを言語化してみようと試みました。まだ仮説ですし、永遠のベータ版的な永遠に仮説だと思いますが、考えたコトを書いておきます。

コミュニケーションについて考えたり語ったりするための図解

コミュニケーションを自分なりに構造化した図

インタビューをしている人たちは初めて会う人に対しても、いい感じに話してもらっている印象があって、それを図解したものが上の図ですが、主体はあくまで「相手」になります。相手がいい感じの話ができるという状況にはレベル感があって、そこにまずは右側の相手側が持っている関係性(いくらこっちが相手を知っていても、相手がこっちを知らないと関係性はなりたたないかな…と)が土台になって、その上で、インタビュアーがインタビューする前に「いい感じの話ができるライン」を越えるためにいろいろ行なっているというのを図解しました。図の見方は、人がいい感じに話してくれるにはある一定の「ライン」が存在していて、そのラインを越えるための要素が角丸四角で書かれています。角丸四角にはその内容にかける労力とか時間が表れる様に大きさを変えています。ラインに届くまで行うことの大きさを表しています。そして図解としての完璧な状態で書こうと試行錯誤してきましたが、完璧な状態を描くことはできないと悟ったので、この件についていろんな人が気付けたり、考えたりできるのに最低限必要な図解を目指しました。

図についての具体的な説明:インタビュアー編

初めて話す人に対して「いろいろ語ってもいいかも」と思ってもらうには、ちゃんと「相手に見せる役割」を相手に理解してもらうコトが大事です。例えばこの図解だと「インタビューします」という宣言をすることで相手が話す想定が決まります。しかし、役割がわかってもまだまだ「いい感じの話」にはならなことが多いです。「インタビュー」というものへの相手の理解や心境がどうなっているかはわからないところもあるので、「インタビュアーとしての役割」を多く語っても相手の状態はそこまで多くは変化しないと思いますが、何者なのかがわかると安心します。文章にして気づきましたが、「役割」というより「自己紹介」なのかもしれません。

そして、相手への印象を左右する「丁寧な言葉遣い」をすることで、相手がリスペクトを感じたり、大事にされていると感じて、「これくらいまでは話してもよいかも」と話す分量、深さが決まります。
最後の「意図を話す」もどれくらい話すことが、この場の目的に対して適切なのかを相手は考えることができる情報になります。関係性、役割、ふるまい、意図にあたる内容と、相手に対しての分量・やり方を受け取ってもらうことで「いい感じ」の場になります。

整え方は本当にいろいろあります。例として2つの図解を載せておきます。

同じ関係性でも左側の行うことが違う図1
同じ関係性でも左側の行うことが違う図2

複数人まとめた左側を書いてもいいですし、右側に数名分の関係性を書いて、全体としてはどの関係性レベルを想定して左側を準備するか考えてもよいと思います。これにどう書けば正しいのか?ではなくて、この図解を元に自分の準備をいろいろ考えるのに使ってもらえたら嬉しいです。

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