名牌手表
名牌手表
míng pái shǒu biǎo
▶︎ブランド時計
【牌/ pái】は日本語で言うと「札」という意味になる。だから【名牌/ míng pái】となれば「名札」ということになる。名札がブランドとは、これいかに?知らない何処かの誰かが作ったものではなく、名前の知れた、存在する人や組織が作ったものですと証明するための「名札」なんだと思う
■「手に串刺し」とはいかに
そして、これまた【手/ shǒu】という文字が曲者で、身体部分としての「手」という意味のほか、「手に持っているもの」と一緒になって具体的な物を指す言葉になる。例えば【手机/ shǒu jī 】は携帯電話、【手包/ shǒu bāo】はハンドバック、【手串/ shǒu chuàn】はブレスレットという流れから、【手表/ shou biǎo】は腕時計を表しているということだ。
■日本語にない創造力の賜物
では【足/ zú】はどうだろう。足と言えば【足球/ zú qiú】サッカーそのままだが、テニスは【网球/ wǎng qiú】というように、ラケットという道具を使うからそれを表現しているし、卓球の【乒乓球/ pīng pāng qiú】は“ピンポン”という音の響きから来ているのだと想像する。いや、実に創造力豊かな表現が言葉に反映されていて、表音文字のカタカナで外来語を表す日本語にはない面白さだ!
どんな事や物でも、必ず漢字を当てはめる中国に対して、状況に合わせて文字を変えてあてはめればいいじゃん、としてきた日本。これからも中国語を学べば学ぶほど、大陸の先人たちの苦闘を垣間見ることになる。
#ちょっと気になる汉语 |05
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