退屈の牢獄

なぜだか分からないけど退屈な感じがずっと消えてくれない.生きることには意味がないことを理解して,自分の命がどうでもよくなって,その上どっちに向かってもつまらないなら,一体どうしたらいいんだろう.無限に牢獄に閉じ込められているみたいだ.

最近仲良くなった友達がいる.彼女はオタク気質で昨日みた映画に対して10分くらい一息で語り続けるような人だ.そんな彼女に「なんだか人生楽しそうだね」と皮肉めいたことを口にしたけれど,正直,多分,羨んでいる.自分に一番足りていない何かを彼女は持っている.

その何かは,おそらく,自分の考えを言葉にして伝えることだと思う.自分がやってこなかったことだ.周りに合わせて仲良くして,それでいて合わせている自分が嫌いで,その枷から自由になりたくて,そうしてようやくその殻から抜け出せたと思ったら,中身は何も残ってないというオチになのである.

今からでも間に合うのかは知らない.けれど,まあ,全部どうでもいいので,もう少し考えていることは伝えていこうかと思った.そうしたら,この退屈の牢獄から少しは抜け出せるのかもしれない.