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サステナブルとは?

サステナブルとは?
単純に訳して「続く」「できる」。人間の立場で言えば、「生きていける」でしょうか。

ひとまず、人間主体に考えたとしても「環境」がなければ生きていけません。「環境」は全ての人間活動/生命活動の大元です。

しかし、サステナブルシティは、環境、だけではなくて、社会、経済、の面も入れて考えた方が良いといわれます。ただ、その3つの言葉それぞれは何を意味するのか?本当にこの3つだけで良いのか?定義づけ・検討が必要です。

少し、独自の視点から私なりに定義してみます。
人間が生き続けていくためには、あれやこれやが必要だし、あると望ましいです。それは「もの」のこともあるし、他人や自然から受ける「サービス」「手間」「ケア」のこともあります。
それらをまとめて経済学では「効用」と呼びます。これは便利な言葉なので、ひとまず人間はどんな「効用」が必要で、どうやって得るのか、から考えます。
(あるいは本来は生きるために必要でもないのに、やたら宣伝されたり、他の人が持っていたりして、逆に手に入れたくなって、でも手に入れられなくて苦しくなってしまうような「効用」もあるかもしれません。「効用」だけで、数冊の本が書けるんだと思いますが、ひとまず、それは詳しく述べません。)

自然と再生と「効用」

環境」=「自然資源の再生メカニズム」
社会」=「人々にとって生きていくのに必要な「効用」のシステム」
経済」=「その効用を作り出す資源循環システム」
として定義してみましょう。

人々の相互扶助、公共と民間の連携と制度、地域資源に対する効用生産効率の上昇など。でも、一番大事なのは「誰もが生きていてしっくりくる」そんな状態をこの地域でいつまでも維持するということかな、と思います。

その最終ビジョンから、例えば地域の商店のあり方は?とか、地域のエネルギー需給のあり方は?など考え下ろしていくのが良いのではないでしょうか。

プラネタリーバウンダリーと炭素排出の国際的移動

ただ、地球全体で考えると「プラネタリーバウンダリー」ということもあります。ある「地域」だけがサステナブルになったとしても、地球全体の環境や社会や経済が壊れてきたら、その影響を受けざるを得ないです。それをどう考えたら良いのでしょうか?

注意すべきこととして、製品輸出入に伴う影響の国際的移動があります。つまり、自分の地域での環境バウンダリーを超えていないとしても、特に先進国で消費している製品や原料が地域外や海外から来ている場合でその生産時の排出量が他の地域である場合、その地域の人たちには責任がないと言えるのでしょうか?

 朝日新聞より引用

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