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貨物列車はトラック65台分の力

貨物列車。
1編成で10トンのトラック65台分も運搬可能。

トラックは65人の運転手が必要なところ、列車は1人でもオッケー。
ついでにCO2排出量は11分の1

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いままで:「より多くの雇用、より多くの製品を作る」=「社会が満足する」

ただこれは同時に公害と、都市文化や農村環境の破壊につながり、低賃金労働の増加ともなった。あまりに多い製品は家庭内や道路上を過密にしてかえってサービス満足が低下する。

これから:「製品の共同利用を進める」→「最小の雇用と最小の資源利用」=「社会的にはより大きなサービス効用」

貨物列車がトラックの65倍の運搬サービス力で、一人の雇用、11分の1の環境負担、というのもその一例だと思った。

人手不足のいま、ただの雇用創出より、シェアによる雇用の抑制により、高賃金で社会的必要性と心理的満足の高い仕事を増やすことのほうが重要なのではないか。

非正規雇用の主に女性や若者の低賃金労働に頼っている日本の現状、増税や公務員叩きに忙しいが、実際は公務員比率はあのアメリカの三分の一、ヨーロッパの多くの国と比べるともちろんさらに低い、つまりシェアを重視しない日本。これでいいわけがない。

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