南葛SCの挑戦

初めてnoteで記事を書きます。

これまでは、noteは他の人の記事を読む専門でした。アウトプットをしなきゃ、と思いながらも、忙しさに負けて、全然アウトプットできていなかった（アウトプットは『REAL SPORTS』でのインタビューとTwitterくらい）。

『キャプテン翼』のプロジェクトや、『REAL SPORTS』編集長としての活動、他にもいろいろと書きたいことはあるので、これを機に、ちょいちょい書いていければと思います。

さて、記念すべき第1回の記事テーマは「南葛SC」の挑戦、です。「南葛SCって何？」という人もいるかもしれないで、簡単に説明しておくと、東京都1部リーグ所属のサッカークラブです。Jリーグを目指しています。

南葛SCは、今年1月にトップチームを株式会社化して、『キャプテン翼』の作者である高橋陽一先生が代表取締役に就任。これまでは、後援会会長、というちょっと曖昧なポジションでしたが、代表取締役兼オーナーになったことで、名実ともに、高橋陽一先生のクラブ、つまり、『キャプテン翼』のクラブとなりました（ちなみに、クラブ名の「南葛SC」は、『キャプテン翼』で大空翼や若林源三、石崎了が所属するクラブチーム名）。おれはそのクラブで、ゼネラルマネージャー（GM、強化＆営業責任者）を務めています。

で、今日はその南葛SCが所属する東京都1部リーグの最終節（15節）が行われ、南葛SCはアウェーにて、すでに優勝を決めているエリースFC東京と対戦し、1-2で敗れました。これで今シーズンの成績は6勝5敗4分けの勝ち点22で7位。

南葛SCの所属する東京都1部リーグの上位リーグである関東2部リーグへ昇格するためには、東京都1部リーグで3位以内に入り、なおかつ11月に行われる関東社会人サッカー大会にて優勝or準優勝する必要があります（詳細条件は割愛。ちなみに、昨シーズンの南葛SCは東京都1部リーグで優勝したものの、関東社会人サッカー大会の準々決勝で東邦チタニウムに敗戦して昇格を逃しています）。

7位という結果は、「Jリーグを目指す」と公言し、元Jリーガーやブラジル人選手たちを補強している南葛SCとしては、許されない順位です。応援していただいているファン・サポーターの皆さん、支援していただいているスポンサー・パートナー企業の皆さんには、期待外れの結果に終わってしまったことをお詫びします。と同時に、こんなにふがいない成績だったにもかかわらず、最後まで応援の声を続けてくれたファン・サポーターの皆さん、遠方まで足を運んでいただいたスポンサー・パートナー企業の皆さんに、改めて感謝します。本当にありがたいです。

さて、不本意すぎる順位に終わってしまった今シーズンの南葛SCですが、悔しがってばかりもいられません。来シーズンの関東2部リーグ昇格に向けて、すでに動き出しています。コーチングスタッフの体制、既存選手の契約延長の有無など、まだすべて未定ですが、昇格の可能性を1％でも上げるため、全力で取り組んでいきます。

正直、今シーズンは完全に見込みが甘かった。東京都1部リーグ昇格初年度だった昨シーズン、東京都1部リーグで優勝できたこと、オフにはその選手たちをベースにさらに大型補強に成功できたこと。まだ連携不十分だったリーグ戦開幕前に、東京CUP（天皇杯予選の予選）で関東1部、2部所属チーム相手に互角以上に戦えたこと。振り返れば、すべてが油断につながってしまっていました。「普通にやれば、大丈夫」という甘すぎる感覚が、チーム全体に蔓延してしまっていたように思います。その結果、一度狂った歯車を元に戻すことができませんでした。

来シーズン、東京都1部リーグは、今シーズン以上にレベルアップすることが予想されます。今シーズンの昇格組のうち2チームが大学チームでしたが、来シーズンも大学チームが1チームないしは2チーム上がってきます。大学チームは、大学リーグのBチームないしはCチームなのですが、正直、どこもとても手ごわい。サッカーエリートたちが豊富な練習量をこなしているので当然なのですが。ただ、彼らに勝たなければ、南葛SCの夢は実現できない。

勝負の世界には絶対はありません。今さら言うまでもなく当然のことですが。ただ、勝つ可能性を1％でも上げていくことはできる。そのためにできることを少しでもたくさん積み上げていくこと。とにかく、それに尽きます。

これを読んでいる人で、まだ南葛SCの試合を観たことがない、という人、ぜひとも来シーズンは南葛SCの試合に足を運んでください。まだ南葛SCの挑戦は始まったばかりです。我々は、何度足踏みしようが、絶対に諦めません。葛飾区にJリーグクラブを誕生させる、という目標を果たす日まで、さらにその先の夢を追って、これからも挑戦し続けます。ぜひその夢に向かって一緒に挑戦してもらえる仲間を増やしていきたい。そのためにさまざまなことをやっていくつもりなので、そういった内容も随時noteを中心にお伝えしていけたらと思います。

取りとめなく、さらに長文になってしまいましたが、「ちゃんとした文章にしよう！」とか思うと続かなくなると思うので、もうこのままアップしちゃいます。感想とかツイートしてくれると、すごくうれしくて、たくさん更新するかもしれないので、よろしくです！