見出し画像

12日 体力が下降。

個室生活4日目。克服生活18日目。
今日も朝病室へ。
開けたらあまり調子が良くなさそう。話を聞くと昨日一日は調子は良かったみたいだが、朝起きた時には調子が良くないみたい。今日の朝ごはんは食べられなかったみたい。

一進一退。いや、3歩進んで2歩下がる。それでも前へ前へ。あとは気持ちだ。

サポートする方も、昼から次の朝まではお母さん、朝から昼までは奥さんののりちゃんがサポートする体制をして分散。お互い気分も変換できる。

にしても、今日はキツそう。全く食べられないし、飲めない。体力も一気に下降しているようだ。
点滴は打っているものの栄養素が足らない。タンパク質を摂ろうにも苦しくて飲めない。

側に座るとおもむろにお母さんと私の手をギュッと握る。かなり辛いのだろう。奮闘しているのだろう。10分くらい何も言わずにそのままで。
自然に涙が出てきた。ふと見るとお母さんも泣いている。
言葉では無いがお父さんが手を通して語りかけてくれいるよう。言葉にはならない。

足も浮腫んでいて甲が腫れている。そして冷たい。
途中酵素入りの足湯をやる。足を動かすだけでも一苦労。お腹も痛む。背中も手を置くだけで痛む。
こうも1日で変わるものだろうか。

ある方の克服記を読むと、肝臓がん、胆管異常、一時期38キロ、入退院14回でも奇跡的に生還して10年以上生きている人もいる。
まだまだ希望はある。1%でもあればまだ希望はある。あとは本人の意志だ。家族はそれをサポートする。

慎太朗が知らない間にこんなものを作っていた。

病室にはさすがにこの時期子どもはNGと言われた。コロナを考慮してとの事らしい。
慎太朗は心配している様子は無い。あっけらかんとしていてじじが回復すると本気で考えている。いつもと変わらず。それに救われる。こっちも元気になれる。
見続けるチカラは偉大。

誕生日が4月20日。
先ずはそこを越える。66歳の誕生日。
そこを越えたら大丈夫。絶対大丈夫。
願掛けかもしれないが、そんな気がする。

どうかご先祖さま、お父さんをまだ連れていかないでください。お願いいたします。まだまだやれる事が沢山あります。この世でやる事が沢山あります。この経験を懐かしく笑える日がすぐです。

明日も元気です。お父さん明日は元気です。お父さんは明日不思議と元気になっています。ご飯も少し食べられています。まだまだやれる事沢山あります。明日元気になっています。1日1日が勝負です。

絶対大丈夫。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?