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ホシガラス全集

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noteを始めて短編小説を書くことを覚えました。『ウミネコ文庫』さんや『シロクマ文芸部』さんに参加するようになり、見よう見まねでおぼつかない文章ですが、書いてて楽しい(^^♪ 飽… もっと読む
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記事一覧

朧月(#シロクマ文芸部)

    独り夜の noteに映る 朧月 夜な夜なnote界隈を徘徊しておりまして、美しい夜空や行…

ホシガラス
1か月前
31

理解して欲しいんじゃない、認めてもらいたいだけ(#シロクマ文芸部)

 卒業の前に、両親とはもう一度話し合いたいと思っている。 ぼくは大学を卒業と同時に、アル…

ホシガラス
1か月前
67

すれ違い(#シロクマ文芸部)

「春と風という漢字を使って文章を作りなさい」  これが今日の宿題だ。  今日は水曜日だから…

ホシガラス
2か月前
63

閏年の帰還(#シロクマ文芸部)

 閏年の2月29日は、仲間たちが約束の地で集結することになっている。我々は太古の昔から、…

ホシガラス
2か月前
40

チョコレートと天使の羽(#シロクマ文芸部)

「チョコレートが食べたい」  そうつぶやいた瞬間、突然目の前に景色が広がった。渋谷の交差…

ホシガラス
2か月前
40

現実逃避(#シロクマ文芸部)

 青写真はこうだ。  まず小説を書くことから始める。  いつもはダメダメなイケてない青年を…

ホシガラス
3か月前
34

夜の神社で(#シロクマ文芸部)

 布団から出て行こうとする琥珀を、思わず抱きとめようとした。  琥珀は私の飼猫で、寒い冬の夜は天然の湯たんぽとして琥珀は欠かせない。 「どこ行くの?外は寒いよ」  声を掛けるけど、琥珀は振り向きもせず、軽く伸びをして、猫ドアから外へ出ようとしていた。  今夜こそどこへ行くのか確かめなくちゃ!  急いでダウンジャケットを袖に通しながら、スマホのライトを頼りに、琥珀を追いかける。目的地があるのか、お隣さんの庭を突き抜けて、迷いなくずんずん進んでいく。  琥珀が夜中に出て行くように

登場キャラクターの小さなお友だちを紹介します

先日、ウミネコ制作委員会の素敵な企画に参加させていただくことができました。 今まで手作り…

ホシガラス
7か月前
41

創作童話:大切なさがしもの

広いお庭の小さなおうちに、ララという茶色の犬が住んでいました。 ララはお花が大好きで、一…

ホシガラス
7か月前
56

過去からの手紙(#シロクマ文芸部)初参加

 今日は予報通りの晴天で、いつもより早起きした私はさっそく掃除に取り掛かる。念入りに掃除…

ホシガラス
4か月前
32

『地球最後の日見学ツアー』(シロクマ文芸部)

  最後の日がとうとうやってきたのか。   「ねぇ、どうする?行ってみる?」と友人のサーヤ…

ホシガラス
4か月前
28

ある居酒屋にて(#シロクマ文芸部)

 新しい帽子を脱いで暖簾をくぐる男がひとり。  「いらっしゃいませ。すいません。カウンタ…

ホシガラス
3か月前
28

マキリとマウラと白狼のイレス(#シロクマ文芸部)

 雪化粧に包まれた森の中に、小さな家が一軒ありました。  辺りはしんと静まり返り、深々と…

ホシガラス
3か月前
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