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インド国内旅行(29):ムンバイ2021-2022

概要

  • 目的地:Mumbai(Bombay), Maharashtra/ムンバイ(4回め)

  • 旅行期間:2021年12月30日(木)〜2022年1月3日(月)

  • 宿泊:The Taj Mahal Palace, Mumbai

  • 目的地までの移動手段:IndiGo(BLR→BOM→BLR)

  • 空港から/への移動手段:Uber

  • 旅先での移動手段:徒歩、Mumbai Suburban Railway, Uber

  • 歩数:24725/26946/19698/26063/23274

2021年12月30日(木)

年末年始は、4回めのボンベイ(ムンバイ)に行ってきます。
Covid-19第三波(オミクロン)で感染者急増中なのと、泊まりたいホテルが高すぎるのと、直前にチェンナイ旅行に行って余裕がないのとにより、お正月休みフルではなく短めで。万一外出禁止などになったときのためにiPadと分厚い本を荷物に入れた。
今日は3時起き。Kempegowda Airportで朝ごはん。

Chhatrapati Shivaji Maharaj Airportに到着。チェックイン時にはなかったけれど、到着後にワクチン証明書のチェックあり。
UberでColabaのThe Taj Mahal Palaceへ。チェックインし、Palace宿泊者しか入れない吹き抜け部分などを見る(後述)。

徒歩でFortへ。K. R. Cama Oriental Institute, BEST Apollo House, Reserve Bank of India, Gresham Assurance House, Botawala Chambersなどのアール・デコ建築、The Asiatic SocietyやHorniman Circle(後述)などを見ながらBallard Estateへ向かう。

イラーニー・カフェめぐり1:Britannia & Co.(1923年創業)で昼ごはん。
Mutton berry pulavとFry Bombay duck, (ペットボトルではない)ちゃんと瓶入りのPallonji Raspberry Soda. デザートはCaramel custard. テーブルに挨拶に来て、’tsunami’とか言ってたおじいちゃんは亡くなってしまったけれど、現店主も挨拶して回っておられ、お店がちゃんと続いていてなにより。

映画館Sterling, New Excelsiorの生存確認(後述)などしながらAzad Maidan方面へ。
イラーニー・カフェめぐり2:Cafe Excelsior(1919年創業)でお茶(初訪問)。
PuddingとMawa cake、そしてもちろんTea。店内が鏡張りすぎて、自分が映ってしまって写真が撮れない悲しみ。

世界遺産の駅Chhatrapati Shivaji Maharaj Terminus(後述)から電車(Mumbai Suburban Railway)に乗ってBycullaへ。

イラーニー・カフェめぐり3:Regal Restaurant & Bakery(1932年創業)でお茶その2。
TeaとBlack tea。何も食べなかったけれど、おいしそうなケーキのショーケースを裏からうらめしく見ていた。

映画館Palace Talkies(後述)、アール・デコ建築Yusuf Chambersなどを見ながら南下。

同じ並びにモスクMoti Masjidとヒンドゥー寺院。一見同じビルにあるように見えておもしろいのだけど、実際に来てみたら残念ながら別の建物だった。

ゾロアスター教自体に興味があるわけではないけれど、イラーニー・カフェやパールシー料理が好きなので、パールシー寺院や関連建築もチェックしたいと思っている。でもちゃんと調べる時間がなかったので、通りすがりに気づいたものなどを紹介しようと思う。このあたりには、Khada Parsi Statueという1860年代につくられたManockjee Cursetjee(パールシーの実業家・教育改革者)の像があった(2枚め)。

前回から持ち越しのAmerican Express Bakeryでお茶したかったけれど、カフェはやっていなかったのでクッキーだけ買う。代わりにSarviでチャーイでも、と思ったらこちらもtakeawayのみで結局お茶はおあずけ。

このあたりはムスリムエリアらしくモスクがたくさんある。Sunni Dawni Masjid, Rasool Masjid, Temkar Street Masjid, Dhanbadi Masjid, Qutbi Masjid, Handi Wali Masjid, Raza Jama Masjid, Raudat Taheraなどを見ながら南下。

そしてムンバイでいちばん好きなモスク、Mughal Masjid。夕暮れになって色や模様の鮮やかさはわかりにくかったけれど、ライトアップを見られたのとアザーンが聞けたのはよかった。

この先にもまだまだモスクがあるのだが、暗くなったので打ち止め。午後9時からNight Curfewなので、念のため晩ごはんは毎晩ホテル徒歩圏内で食べることにしている。UberでColabaへ。

イラーニー・カフェめぐり4:Cafe Mondegarで晩ごはん。
呑めるところなので、Masala papad, Chicken cutlet, Sauteed mushroomをツマミにKingfisher Ultra. いちばんのお目当てはデザートのCaramel custardだったが、品切れで絶望。ここは1932年にイラーニー・カフェとして創業したが、現在はメニューにイラーニーっぽいものはない。壁に描かれたMario Mirandaの絵が有名で、イラスト入りの食器も使われている。

9時までに帰れるように出たけれど、お店は満席で賑わっていて閉店する気配もなく、まわりのお店も同様だった。BookMyShowを見るかぎり、映画館も11時台までやっている。

2021年12月31日(金)

徒歩で出かける。Dhanraj Mahal, Suleman Chambers, Regal Cinemaといったアール・デコ建築や、インド・サラセン様式建築のMajestic Aamdar Nivasなどを見ながらFortへ。

イラーニー・カフェめぐり5:Jimmy Boy(1925年創業)で朝ごはん。
わたしはBun maska with jam, J先生はKheema with sunny side up。それにTeaと、デザートのCaramel custard。昼と夜のメニューはがっつり系なので、こういうものを食べるには朝来ないといけない。

Jimmy BoyがあるのはHorniman Circleという円形の通りの近く。このあたりは、最近の映画(特にボリウッド以外)でムンバイが登場するときに、「ここはムンバイだぜー」というのを示す場所として使われることが多い。Horniman Circleに沿った湾曲した建物群と、ここに面して建つThe Asiatic Society。ちなみに以前からムンバイを示す場所として使われているのは、Gateway of India, Taj Mahal Palace Hotel, CSMTが御三家だと思う。

イラーニー・カフェめぐり(欠番):Yazdani Restaurant & Bakery。
ここでお茶するつもりだったのに、takeawayのみの営業だった(泣)。毎回来ている好きなお店なので残念すぎる。

別の店でお茶するべく移動。Windsor Chambers(後述)、Eros Cinema(後述)、Industrial Assurance Buildingなどのアール・デコ建築、パールシー・コミュニティの井戸Bhikha Behram Well, インド・サラセン様式建築Western Railway Headquarters Officeなどを見ながらChurchgate方面へ。

イラーニー・カフェめぐり6:Stadium Restaurantでお茶(初訪問)。
Bun maskaとTea。店内は地味だけど、かっこいいアール・デコのビルに入っている。

Fortに戻る。
本屋さん、Kitab Khanaを覗いてみる。クラシカルな雰囲気だけど、実は新しくて2010年創業らしい。でも築150年のコロニアルなビル、Somaiya Bhavanに入っている。

HSBC Building, Bank of India, Sir Vithaldas Chambers, Hornby Viewなどのアール・デコ建築や、その他コロニアル建築を見ながらぶらぶらする。

マハーラーシュトラシーフード料理のPradeep Gomantak Bhojnalayaで昼ごはん(初訪問)。Bombil rice plate、うまい。バンガロールでは見かけないBombay duck(魚です)は食べためておきたい。

今日もCSMTから電車に乗る(CSMT→Dadar)。昨日急行に乗ったら混んでいたので今日は各駅に。

イラーニー・カフェめぐり7:Light of Bharatで午後のお茶(初訪問)。Caramel custardとIrani chai。

DadarからMutungaのあたりも、アール・デコの住宅などが多いところである。
Dadar駅〜Light of Bharat周辺で見たのは、Laxmi Terrace, Joglekar Building, Hajee E P Trust Building, Vijay Nagar Building, Park View, Swastik Buildingなど。

Plaza Cinema(後述)を見たりしながら、Dadar駅の東側へ。
イラーニー・カフェめぐり8:Cafe Colony(1934年創業)で午後のお茶その2(初訪問)。Irani mawa cakeとSulemani chai。Sulemani chaiではなくただのBlack teaに思えたけど、お店はなかなかいい感じ。

北上してMatunga方面へ。
通りすがりの、南インドなかわいい壁画。おにいさんもまるで壁画の一部のよう。

Matunga周辺も、アール・デコの住宅がずらっと並んでいる。Anandashram, Tarlika, Vijaya Bhavan, Divadkar Building, Lamba Building, Mhaskar Building, S P Mandali Quarters, Radha Mandirなど。

前回のムンバイ旅行で”Maari 2”を観たAurora Talkies. アール・デコのなかなかステキな映画館だったのだけれど、閉館していた。全国ロックダウン直前に公開された”Angrezi Medium”のポスターが貼られたまま色あせていて、おそらく長い休館からそのまま閉館してしまったのだろう。悲しい。

Amba Bhavan Coffee Clubで午後のお茶その3(初訪問)。
Matungaのあたりには南インドのティファンやミールスのお店がたくさんあり、老店や有名店も多い。南インド料理店だけをめぐるムンバイ旅行もしてみたいけれど、そんなゼイタクはなかなかできないので、毎回1、2店は行きたいと思う。今回ここを選んだのは写真のメニューボードが目当てだったのだけど、残念ながら使われていなかった。でも店内はすっかり南インドでいい雰囲気。Coffee Clubという名前もいい。
胃袋は空いていないので飲みものだけにする。ルンギおじさんに珈琲ジャーしてもらったあと、貼り紙が気になってGinger lemonも。お客さんにはSinghさんもいたりして南インド人だけではなさそうな客層が気になった。

イラーニー・カフェめぐり9:Koolar & Co.(1932年創業)で午後のお茶その4。
いったい何回お茶するんだという感じだけれど、せっかく近くまで来たのでこちらにも。クリームソーダ的なのを期待してIce cream sodaを頼んだら透明なソーダが来た。どうやらアイスクリームみたいな(バニラ?)匂いのするソーダで、市販の飲みものらしい。このカフェは映画にもよく出てくるし(『めぐり逢わせのお弁当』など)、インテリアも入っている建物もとても素敵だけれど、いまひとつ居心地がよくないと毎回感じる。

UberでFortまで戻る。
イラーニー・カフェめぐり10:Cafe Military(1952年創業)で晩ごはん。
Chicken farcha, Mutton dhanshak, Omlette, Salli boti。めずらしくビールが呑めるイラーニー・カフェで、バンガロールでは見たことがないビールを呑んだ。デザートはCaramel custardにParsi tea。 お皿がプラスチックなのが残念だけど、ソーサーまでお揃いの黄色いプラスチック皿なのはあっぱれ?

徒歩でホテルに戻る。ムンバイは今日から、午後5時から午前5時までビーチと公園が立入禁止になった。大晦日だからか昨夜のゆるい雰囲気とは違い、警官がたくさんいて通行規制もあった。

2022年1月1日(土)

Happy New Year from Bombay.
ホテルのレストラン、Sea Loungeで朝ごはんを食べて(後述)、sea viewの席から初日の出を見る。

朝食後、部屋でRT-PCRのサンプルコレクション。初日にフロントに頼んだら検査機関を予約してくれた。

徒歩でChurchgate方面へ。
Oval Maidanの西側に並ぶアール・デコ建築をひととおり見る。ムンバイのアール・デコ建築のなかでも特に有名なのがこの一帯。Oval Maidanに沿ったMoonlightからEros Cinemaまでは、ぜんぶアール・デコでぜんぶなくならずに残っている。すごいことだ。建物全体もかっこいいものが多いけれど、特に細部のデザインが素敵。ちなみにOval Maidanと後述するMarine Driveのアール・デコ建築は、世界遺産“The Victorian and Art Deco Ensemble of Mumbai”のリストにも入っている。
以下に写真を挙げている建物は、Sunshine, Ivorine, Palm Court, Oval View, Shiv Shanti Bhuvan, Rajjab Mahal, Empress Court, Rajesh Mansion, Windsor House, Queens Court, Green Fields, Swastik Court, Fairlawn, Court View, Eros Cinema, Chheda Sadan, Lily Court. 

Marine Lines方面へ北上してLiberty Cinemaへ。
ムンバイのステキ映画館御三家といえば、いずれもアール・デコのLiberty, Eros, Regalである。2016年に閉館して、改装されるという話だったErosは残念ながらまだ閉まったままだが、LibertyとRegalは現役。Libertyは他のふたつに比べて目立たない場所にあるけれど、わたしはここがいちばん好き。

イラーニー・カフェめぐり11:Sassanian(1913年創業)でお茶。TeaとKhari biscuits。

Marine LinesにあるモスクGol Masjid. 南のほうではあまりモスクを見かけないが、近くにダールガーもふたつあった。

イラーニー・カフェめぐり12:Kyani & Co.(1904年創業)で昼ごはん。
Bun maskaとBun maska with jam, Kyani tea. デザートにPuddingを頼んだらちょっと重かったので、Caramel custardとBlack teaを追加。このご時世だからしかたがないとはいえ、紙皿、紙コップなのが残念。

Marine Lines付近にもアール・デコ建築が点在している。お茶、昼ごはんをはさんで見たのは、West End Hotel, Kakad House, Ram-Nam, Rivendell House, Silk Houseなど。

以前見たことのある映画館Edward Cinemaを通りかかったら閉館していた。
1枚めは初日に見たPalace Talkiesでやはり閉館していた。

Metro INOXで2022年映画初め。Kabir Khan監督のヒンディー映画“83”. 特に観たいわけでもないが、Ranveer Singh主演なので。それにいまは上映している映画が少なくて、あまり選択肢がないのだ。

このMetro Cinemaをはじめとして、現役の映画館をまとめて。
(Sterling, Plaza, New Excelsiorは別の日に確認したもの。)

Marine Lines周辺にはパールシー寺院も点在していた。食事や映画をはさんで通りかかったものをまとめて。N M Petit Fasli Agiary, Sodawaterwala Parsi Fire Temple, Wadia Fire Temple, Anjuman Parsee Fire Temple. 

Marine Driveへ。Oval Maidan周辺と並んで世界遺産の一部であり、ほぼ切れ目なくアール・デコ建築が並ぶ。5時を過ぎていて海側には立ち入れなかったので、写真は細部中心。
写真を挙げているのは、Bharatiya Bhavan, Matruchhaya, Hem Prabha, Sonawala Building, Zaver Mahal, Kapur Mahal, Keval Mahal, Firdaus, Shiv Sadan, Podar House, Soona Mahal. 

K. Rustom & Co. が目的地なので、Soona Mahalまででアール・デコ建築散歩は終わり。
イラーニー・カフェめぐり(番外):K. Rustom & Co.でアイスクリーム。緑がPista、ピンクがStrawberry. Strawberryがわたしの。イラーニーの店だけどカフェではないので番外。

続いてEros Cinemaの建物にある渋いビアバー、Cafe Ovalで夕方の一杯。午前の散歩で見つけていたので、再訪してKingfisher Premiumを引っかける。オヤジが呑んでる店だけど、螺旋階段が素敵でとってもいい感じ。今回の旅の最大の発見だと思う。朝のRT-PCRテストの結果が来て、無事Negativeだった。

バーを出たあと足を挫いて一瞬動けなくなったので(すぐによくなって最終的にはなんともなかった)、歩ける距離だけどUberでColabaへ。
New Martin Hotelで晩ごはん。前回も来て、素朴なたたずまいが気に入っているゴア料理やさん。Mackerel fryにBeef chilly fryにBread(Pav)。主食にパンを合わせるところが好き。デザートはApricot custard。Takeawayで買いに来た、いかにもゴア人という感じの女性が、我々のCustardを見て「あれも」と言ったのでニヤニヤした。(ゴアなのに)呑めないのが難点だが、そのためにビールを引っかけてから来たのだ。安くておいしいからか、人間だけではなくいろんなお客さんがやって来た。

午後5時すぎのMarine Drive海側はひとけがなかったけれど、8時すぎのGateway of India前は人がうようよいた。大晦日じゃないからか、昨夜ほど規制が厳しくないようだ。

2022年1月2日(日)

今日もSea Loungeで朝ごはん、今日も朝日を見る。前回まではTowerに泊まってもここで朝ごはんを食べられたのに、今回はPalace宿泊者のみとなっていたのでPalaceに泊まった甲斐があった。昨日と今日のSea Loungeの写真をまとめて。

UberでHaji Aliへ。
前々回行ったHaji Ali Dargahを再訪。女性も建物の中に入れるみたいなので入ってみたら、女性が入れるスペースは本当に真面目にお祈りするところだった(なので速攻出てきた不信心者)。ちなみに満潮だと道がなくなって渡れなくなるということはぜんぜん知らなかった。

人はなぜHaji Ali Dargahへ行くのか? それはHaji Ali Juice Centreに行くためかもしれない。というわけで、Strawberry creamとStrawberry milkshakeをシェア。

Cumballa Hillあたりにもアール・デコ建築は点在していて、前々回少し回っているはず(整理できていない)。今回は目についたものだけ。Cambridge CourtとVellard View. 

2019年にオープンしたNational Museum of Indian Cinemaに行くことは、今回の旅の目的のひとつだ(Haji Ali Dargahから徒歩圏内なのが助かる)。建物はふたつあり、ひとつは新しい建物だが、もうひとつはGulshan Mahalという19世紀のバンガロー。古いポスターなどと雰囲気がマッチしていて見ごたえがある。展示は、インド映画の世界の広大さからみたら氷山の一角とさえいえないくらいだけど、ボリウッドだけでなくベンガル映画や南インド映画に間する展示ももちろんあり、さらっと見てもけっこう時間がかかった。

イラーニー・カフェめぐり13:Light of Persiaで昼ごはん(初訪問)。
Mutton kheemaとBun maska。デザートにCaramel custard とIrani tea。National Museum of Indian Cinemaのすぐ近くなので行ってみた。鏡張りではあるけれど店内はあまりシブくない。メニューもかなりなんでもあり。

UberでBandra Westまで北上。
イラーニー・カフェめぐり14:Cafe Delightでお茶(初訪問)。紙コップが残念なTea。ガンディーに叱られてる感じの、なかなかいい雰囲気。ここでお茶するためだけにBandraまで来ました。

Bandraを少しブラブラする。駅の近くにSunni Jama Masjid Bandra West(後述)。
電車で南下(Bandra→Dadar→Masjid)。

Masjidで降りると、すぐ前にSat Tad Kadim Masjid. Crawford Market方面へ行き、Juma Masjidを見る。
今日遭遇したモスクをまとめて。

徒歩でFortまで戻る。
閉館した映画館Capitolの建物の生存確認をする(後述)。閉館時期不明。建物がヘリテージなのでずっと残るだろうか。
アール・デコのNew India Assuranceも見る。Fortにもアール・デコ建築がたくさんあるけど、今回はあまり見られなかった。

イラーニー・カフェめぐり15:Leopold Cafe(1871年創業)で晩ごはん。
チキンとGarden salad。デザートにLeo’s cheese cake。ここも呑めるのがいいけれど、イラーニーなメニューがないのでつまらない。しかも、インディアンなものを食べるつもりだったのに、なぜかウエスタンなものを食べてしまった。以前は上階もあったけど、別の店になってしまったようだ。

2022年1月3日(月)

ムンバイの宿はThe Taj Mahal Palace. 1903年開業の旧Taj Mahal Hotelである。今までTowerのほうしか泊まったことがなく、安くなっている今なら泊まれるかも、と思ったらやっぱり泊まれない値段で、諦めかけたけれど最後のチャンスかもしれないので奮発した。階段と吹き抜け、堪能しました。お部屋はアップグレードしていただいて、sea viewとはいかないけれど窓からホテルの建物が見える部屋だった。でもでも、ショックなことにバスタブがなかった。シャワールームがとてもゆったりで、がんばれば設置できる広さなのに。

ホテルをチェックアウト。
Dhanraj MahalやOval Maidan沿いのアール・デコ建築を再見したりしながらChurchgateへ。

電車でGrant Roadへ。
イラーニー・カフェめぐり(欠番):B. Merwan Co.で朝ごはん、のはずがtakeawayのみの営業だった(号泣)。いちばん好きかもしれないイラーニー・カフェなのに残念すぎる。持ち帰りMava cakeは買いました。

Grant Road〜Girgaonあたりもイラーニー・カフェが点在するので、次の候補地に向かう。途中、閉館した映画館Novelty Cinemaを偶然見つけた。でもあとでチェックしたら以前も写真を撮っていて、それによると向かって左側の壁にNOVELTYの文字がある。閉館時期は不明。
同じく閉館しているCapitol Cinemaとまとめて。

Original Persian Bakeryに寄ってビスケットを買う。
イラーニー・カフェめぐり16:Cosmopolitan Restaurants & Stores(1932年創業)でやっと朝ごはん(初訪問)。Burn MaskaとTea. 
今回は初めて訪れたイラーニー・カフェは7軒で、そのなかではここがいちばん気に入った。階段とか陳列戸棚とかのある、なかなか素敵なところ。

前回も見たImperial Cinema. この象さんたちを見ていなかったので確認しに来たが、映画館は閉館してしまったらしい。門は閉まり、ポスターは朽ちている。

1912年竣工の、インドで唯一の現役のオペラハウス、Royal Opera House.
1970年代〜80年代はボリウッド映画の劇場だったらしい。1993年に閉館した後、2007年から修復が行われ、2016年に再びオペラハウスとしてオープン。

アール・デコ建築、Sheth House. 

イラーニー・カフェめぐり17(ラスト):Café de la Paixで昼ごはん。
Bun maskaとEgg bhurjiとTea。Teaはミント入り。前回来たときは古色蒼然としていて渋いにもほどがある雰囲気だったが、改装されて明るくこざっぱりした感じになっていた。改装といってもあるものをできるだけ生かしていて、椅子などは塗られていたのを元の木の風合いに戻したらしく、新聞記事にもなっていた。基調の色が緑からピンクになったのは残念だし、以前の何もかもが古い感じが少し懐かしかったりもするけれど。

Charni Roadから電車に乗ってChurchgateに戻る。お弁当配達人専用車両を見つけた。

ムンバイメトロは今のところわたしに縁のないところを走っているので、移動のメインは電車(Mumbai Suburban Railway)である。Chhatrapati Shivaji Maharaj Terminus(CSMT), Bandra, Grant Roadなど、今回乗り降りした駅をまとめて。乗り降りする駅すべての駅名表示を撮りたいけど時々忘れてしまう。

Yazdani Bakeryを再訪してパンを買い、ホテルで荷物をピックアップして、Uberで空港へ。バンガロールに帰る。
Kempegowda AirportのWindmillsで一杯呑み、晩ごはんを食べて帰宅。

ムンバイのCovid-19状況は、2週間ほどで急激に悪化しているけれど、たいした規制強化もなく、おまじないに持ってきたiPadや本はさわらずにすんだ。街は危機感なさすぎてある意味不安ではあるけれど、ピリピリしてないから精神衛生上はよかった。(帰宅後感染が発覚しましたけれども。)

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