感謝しかないこの世の中 (対人関係の極意の講座より)

先日ズームにて『対人関係の極意』の講座を行いました。

こちらにシンプルなポイントを書いてみます。

そのポイントは、対人関係は自分との関係ということです。

『全ては自分自身の内側が映し出されている』ということを、具体的な質問、様々なワークによって、

自ら自分自身にの中にあるものに気づいていくということを行いました。

自分の中にある様々な非現実的な期待、偏見、思い込みが あることを知る…、

そして、それらがあなたにネガティブな感情を抱かせる元になっていることに気付くこと…。

全ての出来事は完璧に陰と陽のバランスが整って起こっているのに、

もしも、非現実的な期待があるとしたら…、

その期待は見事に裏切られることになります。

良い方だけ、いいことだけを求めるが故に、

その真逆の反面を見た時に、期待は大きく裏切られたと感じネガティブな感情を生み出すことになってしまいます。

例えば、誰かに裏切られたと感じたことはありませんか？

その人が意地悪だから…

その人が悪い人だから…

その人に愛がないから…

などと思ったことはありませんか？

でもそれって本当でしょうか？

私たちが、誰かに裏切られたと感じる時はどんなことが起こっているのでしょうか？

パートナーに対して裏切りを感じる時は、あなたがパートナーに対して、

パートナー自身の価値観ではなくて、あなたの価値観に従って生きることを望んだからなのです…。

つまり、あなたの中にパートナーに対する非現実的な期待があり、

それと反するような現実を見た時に、ネガティブな感情が起こってくるわけです。

誰もが自分自身の中にある最高の価値観でそれに従って生きています。

なのに、あなたが周りの人にあなたの価値観で生きることを望んだのに、その人がその人の自分の価値観で生きた時に、

○○は、私の望むことをしてくれない！

○○は、私を大切にしてくれない！

○○は、私の言うことを聞かない！

○○は、私のことを愛してくれていない！

という感情が起ってくるわけです。

もしも、あなたが、

パートナーとは、こうあるべき！

家族とは、こうあるべき！

という非現実的な理想を持っていたとしたら…、

全てのものには両面があり、相補的に正反対のものでバランスを取り合っていますから…、

あなたの期待とは正反対の現実が目の前に生み出されるわけです。

つまり、全てはバランスを取り合っているから、目の前にはあなたの期待と正反対のものが現れてくることになります。

また、このようなことも言えます。

全てがバランスでできているので、

あなたが心の中で思ってもそれを表現しないと、

家族の誰かがそれを表現して見せてくれるわけです。

誰かが、何かを抑圧していれば、必ずそれを家族の誰かが表現して見せてくれます。

あなたがやるべきことは、誰かをあなたの価値観に沿って変えようとすることではなくて、

あなたの中にどんな期待、偏見、思い込みがあるかということに気づくことなのです。

身近な人に、『心配りをする』『無条件の愛を表現する』ということは、

相手のことをよく観察して、相手の最高価値観を知り、

そして、それを尊重して、相手の最高価値観に照らしながら、

なおかつ、あなたの最高価値観を満たすようなコミュニケーションを取っていくということなのです。

決して、相手に合わせて我慢をしたり、遠慮したりするということではありません。

もしも、 あなたが我慢していると…、やがていつか『やってられない！』と怒りだして、

『かわいそうな私、悪いあなた！』と、我慢させている相手を恨むようになってしまいます。

我慢したのはあなた自身です、あなたに我慢させたのは、他でもないあなたであるのに、

まるで相手がそうさせたかのように感じてしまうのです。

人が、何かを意思決定するのは、あることをするのに不利な点よりも有利な点、リスクよりも、より大きな報酬を認識した時です。

そう判断した時にはじめて人は動きます。

私はよく人を動かすと言われるのですが、私は人を動かしたことはありません。

『こんなことがあるんですよ… 』とその人が興味がありそうな情報を流すだけです。

するとその方が、自から動き出されるのです。

もちろん、情報を流しても動かれないこともあります、その方のタイミングがありますからね。

決してやりたくもないこと、したくもないことを、誰かにさせているわけではないのです。

馬でさえも、飲みたくない 水は消して飲もうとはしませんからね。笑

人をその人の意思に反して動かすということは誰にもできないことなのです。

親しい人、家族、恋人、親友には時々、こんな非現実的な幻想を抱くことがあります。

○○は、私を幸せにするのは当然！

○○は、私の価値観に合わせるべきだ！

○○は、私の欲しいものを知っていて、私が望む時に与えるのが当然だ！

こんな風に書いてみると、『そんなありもしない非現実な的なことを考えるなんて！』と一笑してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが…、

大抵の人が似たり寄ったり、こんなことを心の中では思っているんですよ。笑

あなたが気がついていないだけです。

言葉にして書いてみると笑っちゃいますよね？

あなたの期待することはなんですか？

時々書き出してみて、『それって本当？』『それって現実的に達成可能なこと？』と、問いかけてみてください。

すると全てが当たり前のことではないというのが分かります。

『それって当然！』『それって普通！』『あたりまえ！』と思い込んでいることが、決して当たり前ではなく、有難いことだと気がつくでしょう。

あらゆることが、感謝しかないということがわかるでしょう。

笑いかけてくれること…、

共にいてくれること…、

生きてこの世界に在ること…、

もう全てが奇跡で感謝しかないのです(^o^)／＼(^-^)

感謝の気持ちが一番慈悲に近い、無条件の愛に近いものだと言われています。

あなたは日々感謝していますか？

感謝は、すべきものではなく自然に湧き上がってくるものなのです。

『 感謝しなければいけないと思っているのに…、でも感謝できない…』と思うことは 辛いことですよね？

その辛さを生み出しているのは、あなたの中にある幻想なのです！

その幻想と向き合ってみてください。

無限なる愛と感謝を込めて
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