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【週末に考える】少子化の根本的な問題

1ヶ月仕事を離れ、いろいろなこととの距離ができてしまいました。
不思議なものだなぁと思います。

不妊治療、というものに対しても、ありがたいことに少し距離をおいて見ることができました。

僕は少子化を解決したいと思っているわけではありません。
授かりたいと思っているけれど、知識の無さが原因になって、不妊状態を招いてしまっている人たちの助けになればと思っているんだなということを再確認しました。

その上で、不妊治療と少子化を結びつけている人に違和感を感じました。

大きな意味での少子化は、そもそも子どもをほしいと思っているかどうか、ということにYesと答える人が少ないというのが一番の問題だと思います。

もちろん、授かりたいと思っているけど、費用がネックで不妊治療ができないという人に、金銭的な援助は有効ではありますが、少子化という大きな問題に対しての抜本的な、マジョリティに対しての、解決策にはなってません。

その中で、こんなニュースを見ました。

このニュースによれば、

国立社会保障・人口問題研究所は4月に公表した将来推計人口で、55年に50歳となる05年生まれの女性ではこの割合が33.4%になると予測。3人に1人の女性が子を持たない計算だ。

足元の婚姻数の減少傾向や出産意欲の低下を踏まえると、生涯無子(チャイルドレス)の人の数はさらに上振れする可能性もある。

内閣府の20年度の「少子化社会に関する国際意識調査」によると「自国は子供を産み育てやすい国か」という問いに「そう思う」と答えたのは日本が38.3%だった。フランスやドイツのおよそ80%、スウェーデンの97%と比べて低さが目立った。

日経新聞より引用

子どもを産み育てやすい環境を作っていなければ、子どもを産もうと思えないのは当然のことだと思います。

昔の、子ども=跡取りとか、労働力、のように子どもを生むことのメリットはない現代です。
子育てという最難関の課題に挑みやすい環境じゃなければ、そこに向かわないのは当然ですよね。

この記事を見て、僕自身も自分が子育てしやすいパートナーであるかどうかを自問自答し、たくさん反省しました。

不妊治療はできるだけ短距離走のように短く終わって欲しいと思いますが、子育てや親としての人生は長距離走です。
気合や根性、愛情だけではどうにもならないこともあります。

週末、ご夫婦で晩酌される時にでも、一緒に話してみるのにいいテーマじゃないでしょうか。

「どうやって二人で子育てしやすい環境を作ろうか?」


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