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東日本大震災を振返る

東日本大震災から11年が経過しました。
東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、 そのご家族や被災された方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

あの時、僕は営業職で次女が生まれたばかりで、毎日全国を飛び回る日々でした。
当日は小山駅近くの営業先に向かう予定でした。
ちょうど新幹線が駅の下を通過している時、震災は発生しました。

はじめての小山駅でしたが、
「新幹線が通っただけでえらい揺れるな」
と思いました。

しかし、次の瞬間、駅内の天井がガーンガーンと降ってきました。
(紐で吊るされているんですね)

それによって、ホコリやらいろいろなものが舞い上がり、
真っ暗になりました。

構内は大混乱で、僕も人混みをかき分けて、駅から出ました。
駅前には鉄でできたオブジェというかモニュメントがあったのですが、
それがものすごいグワングワンと左右に揺れていて、これはとんでもないことが起こっている。ということがすぐわかりました。

Twitterで社内外に生存確認が幸いにもでき、家族にも連絡がつきました。
連絡がつかないというだけで、あんなにも不安になるのは人生で初めてのことです。

幸いにもタクシーを発見し、小山から柏まで乗せてもらいました。
ところどころ、道が隆起していたり、陥没していたりという様を見て、
どうしようもない不安が湧き上がっていました。

無事に自宅に戻れて、一安心もつかの間、東北の状況が次々と報道されていて、僕の体験はそのミニチュアもミニチュアであったことをしりました。
東北にも支社がありましたので、とにかくその無事を祈るのみでした。

東日本大震災以来、何より「生」に関する意識が変わりました。
日々当たり前のようにある日常を大切にしよう、と心に決めました。

しかし、11年の月日の中で、それを忘れてしまうこともあったように思います。

今の職場は東北がルーツの職場で、そのため震災に関する意識は極めて高いですし、防災訓練の本気度もぜんぜん違います。

この当たり前の大切さを忘れないように、今日も心に刻んでおきたいと思います。


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