自分で未来を照らす。意思決定力を高めよう。
文藝春秋さんのnote企画に応募してみました。
テーマは、未来のために今できること、です。
SDGs的な文脈で、環境問題、人権問題、様々なことがあると思うのですが、僕は単純に意思決定支援だと思います。
意思決定支援とは
そもそも意思決定支援とは、
と規定されています。
もともとはこのように障害を抱えている人に向けた考え方ですが、
僕は現代の人の多くにこの考えが必要だと思っています。
変化が大きく急激な時代
果たして5年後、世界はどうなっているのか。
そんなこと、大人である僕たちにも、今現役を終えた団塊世代の方にも、
Z世代の方にもわからない。
それほど、変化が大きく急激な時代が今だと思います。
先が読めなすぎる不安から、サステナビリティという言葉がここまで強調されるんじゃないかと思ったりもします。
ロシア・ウクライナの戦争問題もそう。
コロナでの世界的な疫病と情報のパンデミックもそう。
こんなこと、誰も予想できていませんよね。
少なくとも一般人には不可能なことばかりです。
自分が主役
これからの時代は自分が主役のマイクロエコノミーだと僕は思っています。
僕は今40目前という世代ですが、僕らやその前の世代の人たちって、主役というか主語が自分ではなく、所属する団体だったり、会社の中の自分という感じがしていて、大きな方向性はそういう所属団体や会社の方向性に概ね決められていたんじゃないかと思うんです。
「社会人」て言葉もそうだけど、高校から大学に行く時に、本人の意志なんて必要ではないし、努力次第で行く大学が変わるだけであって、大学出たら、社会に出ていくことが定められている感じがします。
でも、リーマンショックや東日本大震災、コロナ、ロシアとウクライナの戦争などいろんなことが非連続的に起こっている中で、実はそういう団体や会社、社会でさえ、自分を誰よりも守ってくれるわけではなく、むしろ自分より短命なんだということがわかってきたんじゃないかと思うんです。
そうなると、主役は自分ってことになりますが、
これが困ったもので、主役が何をすればいいのかが僕たちはわからない。
主役は置かれた状況と自分の欲求なり願望を元に、自己決定しなければいけません。ある意味では小さな子どもがそれに一番近いことをしていると思います。
もちろん、僕たちは大人であり、子どもよりもいろんなことを考えないといけないとは思いますが、
「子は大人の父である」
なんて言葉があるように、こどものように自分に忠実に意思決定することが大事になってくる。
自分の生活がより良くなるように、
・自分の真のリクエストを整理し、
・置かれた状況を理解し、
・選択すべき対象を定めて、検討して、
意思決定する。
このプロセスを支援するのが意思決定支援だと思っています。
僕は不妊治療や妊孕性温存のことでしかできませんが、
例えば、自分の真のリクエストを見つけるには、自分をよく知る必要がありますね。それがナチュラルに自分でできる人もいれば、難しい人もいる。
カウンセラーのような方が必要かもしれない。
状況を理解し、選択すべき対象を定めるには、コンサルタントのような人が必要かもしれない。
正解のない時代に、僕たちは常に自分たちの立つ場所、生きる場所を自分で決めることが求められてます。その時、武器は多いほうがいい。
意志決定支援がひとりひとりの未来を明るくしていくと信じています。
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