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「AYA(アヤ)世代のがん」若年性がんの苦悩について

Adolescent and Young Adult(思春期 若年成人)

矢方美紀さん、25歳。
4月、乳がんになったことを公表しました。
去年(2017年)までSKE48のメンバーだった矢方さん。
がんが分かったのは、アイドルを卒業し、1人で芸能活動を始めた矢先でした。
つらい治療に加え、矢方さんを襲ったのは、将来への不安。
仕事を減らさざるを得ず、化学療法の影響で、今後10年、出産はできないと告げられました。

矢方さんのような、10代後半から30代にかけてかかるがんは、思春期・若年成人の頭文字をとって、「AYA(アヤ)世代のがん」と呼ばれています。
2018年5月その数が全国で2万人あまりいることが、調査で初めて明らかになりました。

「乳がんで亡くなり、小林麻央さんも、34歳で「AYA世代」でした。
AYA世代のガンをどう支えるのか、今問われています。


【AYA世代のがんの問題】
患者の数が他の世代に比べると少ないために、医療費の公的な支援や年代に寄り添ったケアが十分に行き届いていない
しかも、こういった時期は、進学や就職、結婚、出産など、人生の大きな節目とも重なります

▼11年前、高校生の時に、がんを発症した女性です。
手術と抗がん剤治療の結果、がんは治りましたが、将来について、深く思い悩んでいます。
「妊娠できないのではないか」という不安。
抗がん剤の後遺症で、生理不順が続いたためです。
現在28歳。
結婚を意識するようになりましたが、なかなか前向きになれないといいます。

▼秋山誠さん、33歳。
4年前、のどにがんが見つかりました。
秋山さんは、アミューズメント施設で働く契約社員。
正社員も視野に入ってきたころでした。
ところが治療が長引き、1年半にわたって休職。
会社から、アルバイトに降格する可能性を告げられたのです。

秋山誠さん
「バイトになる(かもしれない)という電話が怖かった。
もしかしたら、そのまま辞めるかもしれない。
(転職先を)どこか探したほうがいいのかな。」
追い打ちをかけたのが、医療費です。
秋山さんのがんの場合、18歳以下は医療費の大部分が助成されますが、秋山さんは対象外。

毎月5万円近くが自己負担です。
当時の収入は、月10万円の傷病手当だけ。
相談できる人もおらず、追い詰められていきました。


人生の転機で苦悩 “AYA世代”のがん

元SKE48・矢方美紀の乳がん闘病記 ステージ進行3a明かす 松井珠理奈と交流も【前編】


▼抗がん剤治療

がんで仕事をなくしたり、収入が全く途絶えたりする。

それでいて抗がん剤は結構高い。

1錠何千円という世界。点滴をすると何万円。

2週間分で2万円くらい。

1回に4個だから、結構いい値段。

それを月始めと月終りに、2週間飲んで、2週間休んで、2週間飲んでと、月初めと月終わりに受診することがあると、検査料も入れて4万9,000円くらい大体する。

そうすると、通院の高額医療が5万円以上。入院が8万円以上。どこにも当てはまらない。

通院となると、収入はないし、高額医療の対象にはならないし、抗がん剤が合わなくて違う治療をされている方もいる。

がんで仕事をやめて収入がなくなる中で、抗がん剤の治療費は結構高いです。通院となると高額医療費はあてはまらず、この治療費は自分への投資だと思っています。


▼若くしてがんになった場合苦悩が多い

がんは治る病気になってきているからこそ、治す為のお金が必要。

・がんの一時金・治療費・治療方法・収入補填・セカンドオピニオン

→なにより良き相談相手に