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ボールスピードとインサイドキック

日本で用いられているインサイドキックは近距離では正確である反面、中、長距離のパスにはスピードが不足して不向きです。そのため、従来では中長距離ではインステップキックでのグラウンダー性のパスが用いられていました。

しかし、現代サッカーではプレースピードが早くなったのにともない、パススピードの向上が求められています。欧州リーグでの試合を見ているとゲームの展開とパススピードの速さが一目瞭然ですが、その違いの一つにインサイドキックの蹴り方があります。

国内でのインサイドキックが腰を前方に押し出しながらキックしているのに対し(パターのように膝から下を固定している)、欧州型のインサイドキックは腰を回転しながらキックしています。(振り子のように足全体を使っている)

同じ目的でのインサイドキックにも関わらず、20m、30m先でのボールスピードは欧州型のキックの方が優れています。

国内型のインサイドキックは長内転筋を主に使ったキックに対して、欧州型のキックは長内転筋に加えて腹筋も使ったキックのため速く、強いボールを蹴ることができます。

コツとしてはインステップキックの振りで、インサイドキックを蹴るイメージです。

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インステップ編はこちら・・・


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