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「インディゲ界」

インディゲ界(造語)[←インディゲーム業界]
実は規模がもの凄く大きいが、知っている人が限られる業界
「深海って-ぽいよね。」

INDIE Live Expo 2020というオンライン配信番組を観た。

INDIE Live Expo 2020 | インディゲームのための情報番組 

端的に言えばインディゲームを紹介する番組だ。インディゲームのwikipediaでの説明は、こんな感じ。

ビデオゲーム業界では、ほとんどの「AAAゲーム」とは対照的に、独立したゲームとは、大規模なゲームパブリッシャーの財政的支援なしに個人または小規模な開発チームによって通常作成されるゲームを指します。この用語は、開発者に対して芸術的な制御をほとんど行わない、パブリッシャーが資金を提供するゲームを指す場合もあります。

要するにメインの商業流通には乗らないようなビデオゲームのことなのだけれど、まあ、この番組の中で紹介されたビデオゲームの数が異常で。新作ばかりなのに100とかじゃ効かない点数が紹介されている。ゲームって作るのメチャクチャ大変そうじゃないですか。なのに、信じられないような高クオリティのゲームが続々、紹介されていく。なんとなく、アカデミー賞ノミネート作品を紹介していくライブ配信を思い出した。どれも一度、プレイしてみたくなるようなゲームばかりで。この番組自体も5万人以上の視聴者が居たそうで、Twitterのトレンドにもハッシュタグが入っていた。

個人的に最初にインディゲームの存在を知ったのは、TBSラジオ「アフター6ジャンクション」に、"ソニーの偉い人"こと吉田修平さんがゲストに来たとき。面白そうなソフトばかり紹介するもんだから、これは一度、試してみなければとPS4にDLしてみたのが初体験。なんとなく、テレビの深夜番組を隠れ観るような、これはプレイしちゃって良いのか悩ましくなるようなゲームで。でも、やってみたら面白かった。2000円以下のゲームが多くてお手頃なんだけど、クオリティは担保されてて、なるほど、こんな世界があるのかと感動したもので。

ゲーマーの世界では当たり前なんだろうけど、こちとらSteamの存在を知ったのも最近で、恐らくアトロクを聴いてなければ、ほとんど出会う可能性も無いようなジャンルで。わざわざPS storeとか覗かないと出会えなかった。出会っても知らないタイトルばかりでスルーした可能性が高いし。

映画で言えば、ミニシアターでかかる作品やDVDだけで観られるような作品、NetflixやAmazonプライムの非話題作。音楽で言えばSoundCloudやTuneCoreなどだけで聴けるような作品。書籍で言えば同人誌やZINE。あらゆるジャンルにインディがあり、そこにはメジャー以上の荒野が広がっている。

こういうインディゲ界みたいな世界に、もっと出会いたい。

PS storeのキャンペーンで、PS VRのシューティングコントローラーを購入した上、FIFA20までDLしてしまい、ゲームする時間が、いよいよ伸びている。コロナ禍でゲーム時間が伸びた人も多く居ると思うが、少しずつコロナ禍前の日常を取り戻している仲で、みんな元に戻ることは出来るのだろうか。このまま、元に戻らないで済む社会になりはしないものだろうか。