風鈴

暑い夏になると風鈴の音を想起する。涼しく感じるための方法として確立されているからだ。といっても筆者は風鈴を設置していたことはないのだが。それでも常識、知識としてそのようなことは知っている。しかし風鈴の音を分解してみると単純にガラスを金属棒が叩いているだけだ。それで涼しいと感じる感覚はどのようにして培われたのだろうか。いつも不思議に思う。このような文化がない人からするとチリンチリンとうるさいと感じるのだろう。暑い中となりでカンカン音を立てて物を叩いている人がいるのと同じ状況なのだから。

当たり前にある文化だが、改めて考えるといまいち理由がわからないことがある。だからといって文化を捨てるわけではないがこれを押し付けられるとやや不愉快に思うかもしれない。

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