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税理士である僕が思う税理士を選ぶ時の7つの視点

こんにちわ、皆様と一緒に成長していく公認会計士・税理士のガッツです。

どの商売でもそうだと思うのですが、「どうやったら顧客に選んでもらえるのだろうか」と考えます。
一方で、お客からすれば、「どういう視点で○○を選んだらいいのだろうか」ということも考えると思います(言い換えれば、どうやったら選ばれるだろうと考えるときに、どうやって選ぶのが普通だろうかというのを考えて行動するべきなのだと)。

僕自身は会計事務所を運営しているため、中小企業や個人事業主が会計事務所(税理士)を選ぶのであれば、どういう視点で選んだらいいのか(複数比較するならどういう視点で)を考えてみました。

①話しやすさや説明のわかりやすさ
特に話にくい、話しにくそうな先生がいる印象はあります(印象の話ですから、人によっても相性もあります)。
いくつかやり取りをして話しにくそうだなあと思う場合は、他の要件がよくても、避けた方がいいのではないかと思います。
どの商売でもそうですが、コミュニケーションは必須ですから、その部分で相性あわないなら、後々苦労するかと思います。

②どういうところが強みなのか、自分が求めていることの専門性にあるのか
一般的には以下のようなところを考慮すべきなのだと思います。自分のニーズに照らしてこれらがマッチするかを判断すべきです。
・法人税、消費税、所得税には大概の事務所対応できると思いますが、その事務所がメインとしているかは別です(例えば相続専門とか)。
・相続対策が目的なのなら、相続を扱う事務所か
・どういうステージに強いのか(創業とか、安定軌道の会社か、事業再生とか、廃業とか、事業承継とか)
・自分の業種に対応しているのか(飲食業、医業、コンサル業、建設業など)
・会計事務所の関連業務にどの程度対応するのか(融資、社会保険、登記、公的機関への手続、労務)
・どの会計システムをメインに扱うのか(TKC、弥生会計、freee、マネーフォワード、ソリマチ、ミロクなど)

③自分のニーズを踏まえて、この会計事務所はどういうことを解決してくれるのか、どういうことをしてくれるのか
会計事務所ですから、確定申告をするという点はもちろんですが、ニーズがあるのであれば、この会計事務所が何をしてくれようとしているのかは確認したほうがいいです。

④わからないことが出てきた場合の質問方法や質問への対応方法
・定期的な面談の頻度
・質問への対応方法(電話すればいいのか、固定のメールなどかなど)

⑤お客様に対してその会計事務所は何を重視しようとしているのか
お医者様と同じと思いますが、ニーズに応じて、対処療法みたいなものにも力を入れたがっているのかという点も考慮すればよいかと思います(例えば、後者がメインで要望しているのに、前者を重視する税理士がきてもニーズとあわないかと)。
・単に申告するだけではなく、記帳方法や経営改善の指導も重視している
・申告をただすることにも対応する

⑥誰が自分(お客様)の相手をしてくれるのか
どういうことかというと、提案時は所長や資格者が対応してくれても、業務が始まると事務員がメインになって対応するとかいうケースもあります。
そのため、誰がメインで対応してくれるかも確認しておいた方がよいと思います(事務員が対応することが悪いわけではなく、①とも絡みますが、相性など判断するためにも)

⑦会計事務所のITスキルの程度
ビジネスにITを利用することも多いため、会計事務所に対しても以下の点のITスキルに対応できるのかは聞いた方がよいと思います。
逆にアナログにしたいのであれば、アナログに対応する会計事務所を選ぶべきです(相性は合わないと思いますので)。
税理士も半分は60代以上の先生のため、以下のようなITスキルにほとんど対応できない先生もいます。
・コミュニケーション手段(オンライン会議やメールやチャットなどの活用にも積極的か)
・資料の作成方法(エクセルなどをうまく活用されるのか)

最後に
税理士である僕が会計事務所を選ぶ視点で思うところを書いてみました。
(価格という点も重要と思いますが、①から⑦を考慮しコストと利益があうかを考えればいいだけです)
選んでいただくために、提案時に僕自身は上記の点を明確にお伝えしようと思っています。
いずれにせよ、会計事務所選択も重要な経営判断と思いますから、いいビジネスパートナーに巡り合えることを願っております(僕自身のサイドからも楽しみにしています)。


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