公認会計士・税理士として思う。資金繰りがやばそうな会社の特徴

こんにちわ、皆様と一緒に成長していく公認会計士・税理士のガッツです。

先日もネットニュースなどみていると、コロナ融資の返済がいよいよ始まりだす（困る事業者もでてくる）というお話がありました。
正直つらいなあと思います。

長年、公認会計士・税理士としていろんな会社をみてきて、資金繰りがやばそう（倒産危険性が高そうな）会社ってどんな特徴があるのだろうということを考えてみました。

自身としては、そういう特徴をできるだけ排除するべく経営努力すべきですし、得意先を見るときにもこのような特徴な会社なのかを参考にはすべきなのかと思います。

1．決算書に現れる資金繰り悪化の兆候

・「預金+換金性のあるもの+売掛金」＜「買掛や給料などの短期で払うべき債務」
・「預金+換金性のあるもの+売掛金」＞「買掛や給料などの短期で払うべき債務」ではあるが、固定資産を上回る借入
・「資産-負債」＜0（要するに債務超過ということ）
・債務（借入含む）が増え続けている
・売上が急減している
・営業キャッシュフローがマイナス

これらって、決算書を開示いただけている場合はわかりますが、そうでないと外からはわからないです（中小企業や個人事業主の場合は、ふつうはこの指標で判断はできないですね。銀行とか会計事務所ぐらい）。

2．具体的なアクションに現れる資金繰り悪化の兆候

・支払の遅延、滞留
・新たな資金調達を断られる
・損害賠償などブランドイメージの毀損が生じた
・主要な得意先や仕入先の撤退
・主要な経営者や社員の退職
・材料調達が著しく困難（納期遅延や生産ストップ）

3．会社の雰囲気に現れる資金繰り悪化の兆候

・会社の掃除ができていない（トイレとか）
・あいさつがない
・空気がどよんでいる
・なにかにつけて返事が遅い、無視される
・人がよくやめる
・会う人会う人、いつも会社（上司や部下含め）の悪口を言っている
・経営者や担当と連絡がつかないことがたびたび
・やることが後手
・依頼ややり取りに一貫性がない、突発的

一言でいうと雰囲気悪い、感じ悪いということです。資金繰り悪化に限らず、このようなことが多い方や会社とはいいビジネス関係は築ける気がしませんね。

上記1は結果のようなものですが、2や3は日ごろからどうにかできるよう持っていけるものです。
特に3は心の持ちようにも思います。
いい会社を作っていく、いいビジネス関係を築いていく意味でも、資金繰りの悪い会社の特徴も知ることは有用と思いますね。

https://advisors-freee.jp/advisors/69189

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