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中小企業診断士になってよかったことは?

一番はやっぱり、転職して年収が150%上昇したこと


今回は中小企業診断士になってよかったことをまとめてみました。
たくさんありますが、あくまで私の一例としてご認識いただければと思います。

資格取得を評価してもらい、転職に成功


私は銀行員として働いていて、成績もそこそこ、営業スキルもそこそこぐらいの行員でした。
しかし、日々の業務や銀行の風土になれることができず、毎日疲弊し、一日20回はやめたいと思っていました。
転職活動は定期的に行っていたものの、私の職務経歴ではなかなか書類を突破することができず、悪戦苦闘していました。
しかし、中小企業診断士試験に合格したのを皮切りに、書類が通るようになり、面接でも触れられることが増えました。
その結果、行きたかったコンサルティングファームより内定を無事にいただくことができました。おそらく、資格を取得していなければ合格は難しかったと思います。
年収は銀行の同期よりも数百万円以上多くなり、金銭面的にも余裕ができ始めました。

転職してからは銀行員時代感じていた辞めたいという感情もなく、日曜日の夜がさほど憂鬱になることもありません。(もちろん最初は死ぬほど大変でした)
サザエさん症候群のない日々はこれほどまでに、幸せなのかと毎週噛みしめています。

中小企業診断士が自分のアイデンティティの1つとなった

正確にはアイデンティティとなったことで、自信がつきましたし、
コンサルタントになりたてとはいえ、プロの経営コンサルタントとして恥じない行動をするようにしています。
社内のほかのメンバーからも「すごいね!どうやって勉強したの?」と声をかけられたり、社内でのプレゼンス向上にも役立っています。

会社にもよると思いますが、私がその銀行の最年少で取得したのち、退職を上司に届けた後、いきなり役員との食事会が設定されて好きな部署、で特別に給料もあげるから残ってくれないか?と打診をされるほどでした。

私は胸を張って銀行を去ることができ、資格をとったことにより一皮むけることができた、と思っています。

論理的に考える、説明する力が身についた

これは中小企業診断士の資格を勉強する過程で身についた副産物です。
2次試験では短い時間で400字程度の言葉で企業の課題や改善方法を記載しなければなりません。
当然、結論ファーストが求められますし、文章は自然な流れとなっていることが必須になります。
鉛筆であのマス目に何十回と書いた解答は、
今や私の血肉となり、論理的な説明をする(例えば帰納法や演繹法)が身に付きました。
さらに本当に必要な要素はどこか、を考えて解答をそぎ落としていくあの過程では、文章を綺麗に言い換える力も身についており、実際の仕事現場でも活きています。

独立という選択肢が身近になった

私は今はコンサルティング会社に勤めており、診断士としての活動は副業にとどまります。しかし、副業として始めてみると自分の力が中小企業の経営支援に役立つんだということを体験することができました。
なかなか独立・起業はしたいと思っていても何で起業してよいかわからず、一歩踏み出せないものですが、私はもっと力をつけたのちに独立したいと思うようになりました。
また独立という選択肢が身近になったことから、自分に足りない力を身に着けるキャリアを選ぼうと考えたり、仕事中の新しい業務への取り組みも積極的に行うようになりました。

自分の人生のコンプレックスが解消された

私の中で最も大きなメリットがこれです。
資格は取得したら武器になると思いながら、何年もずるずる挑戦するのを悩んでいませんか?私も実際そうでした。
何ももたない自分は資格取得者を羨ましくねたんだり、資格よりも結果でしょと逃避をしていましたが、それがなくなりました。
今まで人とは違う努力をしてきたことがなかった私ですが、中小企業診断士取得により、一定の努力ができると体感できたことは私の中で大きなコンプレックスの解消となりました。

おわりに

何度もお伝えしていますが、資格をとったから給料が増えるわけでも、転職できるわけでも、仕事ができるようになるわけでもありません。
ただ何か変えたいと思い続けている人にとっては人生を大きく変える可能性を秘めているのが、難関資格たちです。
私は挑戦したことも誇りに思いますし、取得したあとの周りからの評価をとっても受験することを決めたあの時の私をほめちぎりたいです。

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