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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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近況まとめて。

遡ります。
(書いてるうちにまた日付過ぎてしまったけど気にせず。)

昨日9/24は、新宿紀伊國屋劇場にて「ホームレッスン」初日観劇。

芝居は初日に観たい主義なので(出来ればそりゃ楽も観たいけど、どちらかと言えば絶対初日に行きたい)、かなり苦戦してチケット取りました。後ろから4列目?のいちばん壁際端っこの席。↑の写真通り5人しか出てこない舞台。主演の田中俊介さん、その妻となる武田玲奈さん、その母宮地雅子さん、父堀部圭亮さん、そして弟の堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)さん。家族の話、です。

めちゃめちゃ感想書きたい。さすがにここでは書けないのであとで下の方にちょっと書きます。

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23日は映画見ました。

かなり好きな映画でした。わりとシビアな内容なのに、画像がおしゃれ。服とかインテリアとか。なんでもないんだけど、貧乏くさくなくて垢ぬけてる感じ。さすが「かもめ食堂」の監督、なのか。
これも「家族」の話につながります。個人的には「たま」の知久さん出てたの嬉しかった。好き。

あと本も読んだ。

ここでも「家族」にしばられる。全然意図してないのに。
「推し、燃ゆ」で芥川賞を受賞した宇佐見りんさんのデビュー作。先日最新作「くるまの娘」を読んで衝撃を受けたのでこっちも読んでみたけど、いずれも「先を行く」人だなあという感想です。自分が古い人間に思える。

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21日は上京して某リリイベへ。スキマ時間にこれもやっと見ました。

むちゃくちゃな映画でした笑。めっちゃお金かかってる!
ここ最近はまってる阪元裕吾監督の世界を豪華にした感じ(たぶん例えは本来、逆)。

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その前の連休中に、本当なら近所のお祭で「紙芝居」やる予定でしたが台風で中止になりました。結構頑張って練習してたのにな。残念。
家で録画した映画とか見てました。
「青くて痛くて脆い」と、「凪待ち」。読んだ本は「三千円の使い方」「拾われた男」「おいしいごはんが食べられますように」などなど。
新しい職場の本は当然読み放題なので、集中してインプットしていこうと思います。久しぶりに読書が楽しい。せっかくの恵まれた環境生かさんと。

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あとは、9/15に先行上映見てきました。

今年に入って何回板尾さんの映画見ているんだろうか笑。
「オカルトの森へようこそ」でぶっとんだ役だった筧美和子さんが普通の人で出てて、舞台挨拶にもいらしてました。主演の高橋克実さんは、生で拝見するのは離風霊船以来かも。監督も元離風霊船の方らしく、そんなご縁での映画となったようです。
ここにも田中さん出てます。登壇はありませんでしたが。

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そんな感じで前回の更新に追いついたかな。
あ、腰はなんとなく和らいでます。完治とは言えませんが、痛みというほどではありません。もう歳ねえ。

このあと「ホームレッスン」に関するネタバレありの感想を書きますので、よろしければお越しください。


















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ということで。以下ネタバレ含みます。

「ホームレッスン」は、主人公伊藤大夢(中学の教師。施設で育った過去が)が「デキ婚」することになった三上花蓮の家には、「100の家訓」がある…という話です。「社会適合のプロ」を自認する大夢は三上家とも馴染んできた矢先、家訓を破って懲罰を受けている弟朔太郎の存在が顕わになり…

(引用ではありませんがサイトの紹介文より)

ここまではほぼ事前に公開されていた情報です。
ここから内容に入っていきます。

家訓を制定したのはお母さん奈津子。実は彼女はもと中学教師で、それは本当に偶然だったようですが大夢に大きな影響を与えた担任の先生でもあったのです。奈津子は教師時代にある事件に巻き込まれて、その影響でこんな家庭になってしまったのですが、大夢もその事件を知っているということからバランスがぐらつき始めます。朔太郎を大夢に会わせた父歳三や花蓮には、「この家庭を救って欲しい」という大夢に対する思いが…

(引用ではありませんがこの表記を使いたかった💦)

…ここまでは納得できた。

でも、ここで、大夢は昔影響を受けた先生であるところの奈津子の側につくのです。誰よりも強く家訓を守ることを優先し、最後には奈津子を超えていきます。家族 VS 他人、という構図が痛々しくて、このまま大夢はまた孤独に戻ってしまうのかと思った矢先に花蓮が放ったひとことで、…きっと大夢も含めて5人(+1?)は「新しい家族」を築いていけたのであろうという希望をもったエンディングを迎えます。

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観る前は、きっと「家訓を壊していく」田中俊介さんが見られると信じていました。そんな、ヒーローみたいな存在なんだろうなと。でも全然正反対でいちばんカッコ悪くて旧態でおろおろしてて、…そこを演じきった説得力に、感服しました。

ちょっとすごい役者さんじゃないですか。

冒頭から二時間、ほとんど喋りっぱなしと言ってもいいくらいモノローグが続きます。紀伊國屋の舞台で見るモノローグ、第三舞台をはじめ今までいくつもお芝居見てきましたが、そのどれにも劣らない、堂々とした演技でした。
今回、朔太郎を演じたFANTASTICS from EXILE TRIBEの堀夏喜さんが初舞台でした。人気グループからの出演ということで、観客はほとんど彼目当てだと思います。Twitterで検索してもほとんど朔太郎の感想。田中推しからは「アウェイ」という言葉も出るくらいでしたが、わたしは個人的には今回めちゃめちゃ嬉しいと思っています。
最近の演劇では、鴻上さんのお芝居など含めても誰かしらそういうジャニーズとか特撮出身者とか、「客を呼べる」若手を組み込んで配役していることが多いと思うのです。今回田中さんはその枠ではないというのが。そこ目当てのお客さんも説得させる「座長」であったことが、本当にすごいなと、実際に観劇してからもその思いが熱いです。

こうして考えると、やっぱり、「役者に専念」するためにグループを脱退するという決断をしたことに感謝の気持ちを抱いてしまいます。ここまでの成長を見てしまうと、こっちが天職だったんだね、と。

あと3回分のチケットを取ってあった…のですが、当日「アフタートークやります」の案内が貼ってあったのを見てあっさりと釣られて、もう一公演増やしました。笑。

千秋楽が10/9。そこまで、完走できますように。
観客としても体調整えて挑みます。

ああ。しあわせ。

長くなってすみません。(ここまでたどり着いてる人はいるのか??)

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