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【学級通信】個人からチームへ

坂本良晶先生のnote
『GIGA時代の運動会のクリエイティブな団体演技の在り方を考える』

を参考に、授業実践をしました。



それを学級通信にも書いて発行しました。

児童の映像QRコードは省略しますが、それ以外を記します。





個人からチームへ


なわとび、鉄棒、跳び箱やマット運動。

これらの運動は、個人で技能を高めるという面が大きいと思っています。

どうしても一人ひとりの「できる・できない」がはっきりします。

なわとびに関しては、回数が数値として表れますので、ほんの少しの差も認識できてしまいます。

 



「できる・できない」が分かりやすい、回数がはっきりするということは、成長を感じられるという点においては非常に効果的です。

 ・逆上がりができるようになった!

 ・跳び箱がとべるようになった!

 ・なわとびで二重とびが10回とべるようになった!

これほど分かりやすく達成感を感じることができる学習は他の教科ではなかなかありません。

 



しかし、逆の面もあります。

 ・逆上がりができない・・・。

 ・跳び箱がとべない・・・。

 ・二重とびができない・・・。

これが続いてしまうと、自信がなくなっていきます。



他の教科よりも「できない」が明確になるのが体育です。

特に、なわとび、鉄棒、跳び箱、(あとは水泳)などの種目は、分かりやすいですよね。

 




そこで、今回は「個人競技」になりがちな『なわとび』や『跳び箱』を「チーム演技」にチェンジした授業を行いました。

 

 (ここに演技映像のQRコードを載せました) 

欠席の人も何人かいましたが、延ばし延ばしになっていましたので、今回でひと区切りとして撮影を行いました。

もし余裕があれば、揃って撮影出来たらいいなと思います。




「チーム演技」をやってみると、メリットがたくさんありました。


➀個人技能がアップした。

 二重とびの回数が増えたり、あやとびの回数が増えたり、できない技ができるようになったり、結果的に個人技能がアップした人がたくさんいました。友だちに教えてもらったり、応援してもらったりしたことが、「できる」につながったのではないでしょうか。


➁話し合いをすることで、協力してよりよいものを作り上げる意識が上がった。

 個人差はありますが、ひとりで取り組むよりは対話が生まれます。どうしたらいい演技になるのかを考えていた人が何人もいました。話し合いをしながら、よりよいものを作り上げることができたと思います。


➂映像として自分たちの演技を見ることで客観的にみる力がついた。

 客観的に自分たちの演技を見ることで、「もっとこうしたらいいな。」とか「こうしてみようかな。」ということにつながります。自分たちの演技のどこが良くて、どこを改善すればいいか分かるようになることで、どんどん良くなっていきました。


➃PDCAサイクルの練習になった。

 P(計画)D(実行)C(評価)A(改善)を繰り返すことで、完成度を高めていくことができていました。どの班も「こうしてみよう(P)」→「やってみる(D)」→「ここがちょっと(C)」→「じゃあこうしてみよう(A)」のように試行錯誤を繰り返していました。


➄相手意識からモチベーションが高まった。

 映像に撮ることで相手意識が生まれます。それが、「頑張ろう」というモチベーションにつながっている人たちがいたと思います。

 



私がほとんど関わらなくても、自分たちで話し合い、演技を決め、改善し、作品を完成させることができました。

このクリエイティブな力は、これからの時代に必要な力の一つだと言われています。

クリエイティブとは、「創造的」「独創的」といった意味の言葉です。

今までにないものを創り出したり、誰も思いつかないようなアイデアを出したりするような力がこれから求められます。

 



これからも、クリエイティブな力をどんどん発揮していってください!



最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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