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#10_なぜカフェに行くようになったのか

そもそも僕はコーヒーは嫌いだった。

なんであんな苦いものを飲むのか理解できなかった。

それがどうやら、いつのまにか毎日のむくらいの勢いになっている。

いつから好きになって、どうやってカフェへと足を運ぶようになったのかを考える。

苦さの克服

小さい頃は苦手だったのに、今は食べられるものってあるじゃないですか?
え?ない?僕はたくさんあります。

おそらくそれはお酒を飲むようになってから。

ビールなんてのも苦いのが嫌いで、甘いカルピスサワーばかり頼んでいたのも1年ほど。
いつのまにやら、偉そうに「一番搾りうめえ!」と、大して味の違いも分からんくせに言ってたものです。

その頃、飲み屋には自分1人でいくことはなく、「友達に勧められるがまま飲んでたら飲めるようになった」という感覚が近い。

でも、それが第一段階。

第二段階は、ギネスビールを飲むようになってから。

ギネスビールは、居酒屋でメインで出してるビール群と違って、お高い。
そもそもBarにでも行かないと置いてない。

友達にアイリッシュパブに連れていかれたのがきっかけで、飲むこととなった。
これが美味いこと。

いつも飲んでるビールの味と違う苦さや味の深さも手伝って、あっという間に虜になった。

それ以降、クラフトビールにハマり、IPAやら何やらと様々な苦いビールを飲むようになった。

苦さ、完全克服である。

居心地の良さ

マクドやバーガーキングのコスパが超好きだった。

結構長居できたり(あんまり良くないんだけど)もするし、どうしても外で何かをやりたい時には家の近くのマクドを使っていた。
と、言っても大したことはやらず、ネットを見たりしてただけだが。

その後、いざ転職を始めようと勉強のために本を読むようになると、マクドの雰囲気が気になるようになった。

家の近くの吉祥寺のマクドのお客さんは若い人が多く騒がしい。
トイレも汚されてることがあったりであまり使いたくない。
居心地が悪く感じるようになった。
※最近のマクドはそうでないとこも多いです。

もう少し環境良くできないかなと思って、移動した先が近くにあったスタバだった。

正直な感想をいうと、全く違った。

木目を多く使った内装は綺麗だし、お客さんも本を読んでる人がいたりして、落ち着いているように見える。

しかしながら、マクドと違って僕の好きなコーラは置いていない。
仕方ない、コーヒー頼んでみるか...となり、飲んでみた。

あれ、案外いいじゃない。
その日はとっても落ち着いて読書できた。

それ以降、自分の家の居心地も良くしようと整理収納アドバイザー資格を取ったり、家具を木目調や落ち着いたものに一新したりしたのだった。

居心地が自分のモチベーションのために大切と気付いたのだ。

ちょっとした特別感がある

300円ちょっともするコーヒーを飲むなんてもったいない。
と思っていたが、それはコーヒーだけを見ていたからだった。

その価格で、自分が毎日生活している空間とは違って、自分と同じように読書する知らない誰かがいたり、店員さんが優しく話しかけてくれたり。

気になる店にいくと、「こんな家具使ってるんだ」とか、そのカフェの持つ空気感みないなものを感じられて、とてもいい気分になる。

この気分は家では味わえない。

自分にとって、カフェで過ごす時間はとても特別なものなのだ。

所詮、苦手と思っているものは思い込みなのかもしれない

こうやって、長いこと嫌いだったコーヒーは、あっという間に飲めるようになり、いつの間にか大好きになった。

今ではすっかり平日定番の飲み物になった。

砂糖もミルクも入れずに、ブラックで飲むのが好きだ。

カフェにいくようになった経緯を振り返って思ったのは、苦手に感じているいくつかのことは、ただの思い込みであって、環境によってあっという間にひっくり返るんじゃないかということ。

全てがそうとは言わないけれど、苦手だと思ってるモノ、コトが、これからどんどんなんともなくなったり、もしくは好きになったりしたらいいなあとは思う。

飲んでみる、食べてみる、やってみる。

これさえ続けてれば、いつか好きになるのかもしれない。

さて...まだ嫌いな納豆を食べれるようになる日は果たしてくるのか...

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