金融機関での働き方③ ~リクルーター編~
こんばんわ。今日は職域接種で二回目のワクチンを打ってきました。
現在体調は良好。15時半毎に接種してから、少し左腕が少し痛くなってきたかなあというところ。
これから副反応が出てくるのかなあ。。。
今回はリクルーター編。
時系列的には少し変ですが、前回からの流れを踏まえて。
今はオンライン就活の時代もあって、
当時とはまた少し活動も違っているのでしょう。
どこの企業もリクルーターは、「若手」や「同窓大学」が中心になるかなと思います。私たちもそうです。
当然、数人の担当学生を抱え面接迄フォロー、無事内定迄導いた後は
他に目移りしないようにフォローをする。
私はこの活動に5回程参加しました。
活動自体は強制されるものではなく(名目としては)、
公募という貌で選出されます。
実質一回目の活動となる2年目はほぼ確実に公募内定となり、
3年目以降は絞られていきます。
同じ大学の2~6,7年目位で10人弱くらいをチームアップし、
複数の学部と体育会で別れて、WebセミナーやES,若手座談会を通じて
コンタクトをとった学生から、この子はいけるなという学生に
連絡を取っていきました。
そこから数回の面談を重ね、面接、内定となるわけです。
仮にチームの人数が10人としたら、10人の学生しか担当しないわけでは
当然なく、初めのうちは幅広に学生をピックアップし、
面談を重ねていくうちに、注力する順番やそもそも最後までフォローするのか途中で見切りをつけるケースを含めて就職活動を進めていきます。
他の企業とは大きく違いがあるわけではないと思います。
私が5回もこの活動に従事した理由としてはいくつかあります。
その中でも活動自体が心の拠り所になっていた部分が大きかったな。
2~3年目なんて、普段の活動自体大したことしてないんですよね。
皆に誇れるような大企業営業なんてしていないし、
中小企業に対しての営業もやれることはすごく限られている。
それでも、その中で顧客の小さな課題やニーズ、変化に気づいて
それを解決するように行動すること。その醍醐味は非常にあります。
時に学生に対してや、時にチームの同僚に対してそのことをうまく
伝えて認めてもらうということは、普段クソミソにされる中で拠り所になる
部分は少なからずありました。
結果として自分の話に共感して受けてくれた学生が内定をもらうことになれば、遠回しに会社にも自分の目利きや伝え方が正しかったと認めてもらうことにもなりますしね。
ここでも私はチームや出会う学生に恵まれていました。
私自身体育会出身者として、体育会チームに採用してもらったのですが、
自分がリクルーターとなるときは同窓の文系学部チームでした。
リクルーターチームとは言え、一つのチームとして数か月間行動し
活動を成功させることは非常に達成感や終わった後の虚無感を感じます。
自分が採用した学生もほとんどが辞めずに頑張っている姿を見ても、
自分自身のエネルギーになります。
すごくおこがましいことを言えば、自分はその学生一人ひとりの
話の中から、採用に好まれそうだなと思うエピソードをつくることが
得意だと思っていました。
最後に関わった活動でも、誰が担当しても内定をとりそうな学生ではなく、
失礼な言い方をすれば「この子は無理じゃないか」と思われそうな子を
磨き上げることに目を向けました。
(結果的に会社全体で一番最後に内定をとった子になりました。)
当然、その学生自身の実力あってのことではありますが、誰にも難しいといわれた子を内定させられたことは良かったのか、本人にとって本当に幸せか
どうかは、今度また機会があれば聞いてみたいと思っています。
この活動をしているときは、素直に会社のことが好きだったなあと。
希望もあったしね。それが何よりも学生に語れた原動力だった。
今話せと言われたら、「大企業でしょ、給料いいよ、やりたい事見つかってるの?そうじゃないなら金融ってよくない?」
さすがにここまで酷いことは思いませんが、業務とのストレスバランスによっては言ってしまう日もあるかもしれませんね。(笑)
自分の印象に残っている学生は、最終的に他社を選んだ学生です。
彼ら彼女らは、決してなんとなくうちを受けていたわけではなく、
自分の意志を持って一生懸命就活も取組み、自分のやりたいこと、
なりたい姿をイメージしていた学生だったなあと。
スポーツじゃない場面で頑張ってきた人は普段から色々考えてきたんだなと、自分はなんて行き当たりばったりな人生だったんだと思わされる。
そうした決意を持っていた人と話しても、自分は説得するというよりも
寧ろ応援したいなと思わされる。
リクルーターは学生に対して決して上の立場なんかではなく、
学ばせてもらっている立場だったなと、これは活動に従事している間も
ずっと思っていたことです。
4回目や5回目はそれを後輩にも感じてほしかった。
自分も、あの時出会った学生のみんなのように、
今一度自分がやりたいことや、なりたい将来像について
考えてみたいなあと、しみじみ思っています。
夏休みも折り返し、明日副反応軽ければいいなあ。
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