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【ゲームトレーナー紹介】「笑顔になってくれるのか?」スマブラ担当andyさん


【ゲムトレ代表 小幡和輝】
25歳、不登校の専門家。約10年の不登校を経験。不登校ながらも、ゲームを通じたコミュニティで多くの人と関わったり、ゲームで勝利することにより自己肯定感を高められたりといった経験から、ゲームを人生を豊かにするツールとして使ってほしいという想いで『ゲムトレ』を立ち上げた。
【ゲームトレーナーandyさん】
24歳、千葉県出身
担当ゲーム:大乱闘スマッシュブラザーズ
2019年の2月にスマブラを始める


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ゲームで負けることが怖かった過去


小幡:andyくんはゲムトレのゲームトレーナーになる前から、トレーニングをしてたと思うんだけど、なんで人にゲームを教えようと思ったの?

andy:大学を卒業して、4月から対戦会とかに出ていたんですけど、実は脚光を浴びってからが辛かった。負けるのが怖い、それを晒すことがだんだん怖くなってきたんです。そんな時にSNSでスマブラの初心者の人を見かけて、自分には上を目指すより人に教えるほうがいいんじゃないかと、思ったことがきっかけです。

小幡さん:それめっちゃわかるな〜僕の場合は、遊戯王だったんだけど、気持ちわかる。勝てればいいんだけど、負けたら怖いし病む。

andy:そうなんですよね、僕の場合は二週間でVIP※に行けたんですけど、兄が結構強くて、教えてもらっていた。でもみんなは僕でいう兄のような教えてもらえる存在っていなくって、それがかわいそうだなと思ったこともきっかけです。せっかくゲームを始めたのに、勝てなくってやめていく人を見るのが嫌だった。

小幡:そもそもゲームには「教える」という概念があんまりないよね。野球とか、サッカーにはあるのに。

andy:一人で黙々とやって、自分で強くなっていくというイメージがありますよね。

※VIP:オンライン対戦で『世界戦闘力が上位のプレイヤーしか参加できない対戦モード』のこと

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(Twitterを通して、トレーナー活動をしているandyさん)


教えるより、笑顔になってくれるのか?


小幡:実際にゲムトレでトレーナーをやってみてどうだった?

andy:最初は、緊張感と責任感をとても感じました。教えて、覚えてもらうというより、笑顔になってくれるのか?というところを大切にしたいと思っていたし、そこが心配だった。でも結果、楽しそうにやってくれて笑ってくれたので良かったです。

小幡:ゲムトレとしても、そういうところに意味をおいているので良かった。eスポーツでプロを目指すというのは正直なところ厳しい世界、囲碁や将棋とは、競技人口の多さも段違いだし、年齢も関係ない、階級があるわけでもない。職業としてやっていけるかどうかという違いもある。だからプロを目指す、というよりも笑顔になれるキッカケだったり、トレーナーとのコミュニケーションを通じて自己肯定感を得るキッカケとかを作りたいと思っている。


ゲームトレーナーとして真摯に向き合う


小幡:ゲームトレーナーという職業としてお金をもらってゲームを教えるようになる以前から、ゲームを教えていたと思うんだけど、その時にモチベーションになっていたことってどんなことだったのかな?

andy:先ほども言ったように、好きでゲームを始めたのに、教えてくれる人がいないから、という理由で勝てなくなってやめていく人がいるのが嫌だった。自分が教えることで、またゲームを楽しんでくれたりするのが嬉しくて、それがモチベーションでした。今は、お金をいただくことに責任感を感じてみたいし、その大変さを実感してみたい。「ゲームを教える」ということに真摯に向き合いたいと思っています。

小幡:最近は本当にゲームをやる人が増えてきて、ゲームの教育の価値が高くなってきている。だからこそ、ゲームを教えるという文化だったり、ゲームトレーナーという職業があるということをもっと広めていきたいね。


最後に、andyさんからのメッセージ


andy:ゲームを教えるにあたってのマニュアルはないんですよね。それは、子どもの性格とかレベル感で変わってくるもの、ガツガツ対戦をしてちょっとずつコメントで教える子もいれば、ガードの仕方とか、基礎からしっかり教える子もいる。その子にあったコミュニケーションの取り方をして、笑顔でトレーニングを終えることができるように、頑張ります!

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【編集後記】                                                                                                        今回は、スマブラのゲームトレーナーandyさんと、弊社代表小幡との対談でした。andyさんは、ゲムトレのトレーナーになる前から初心者に向けてゲームを教えていたという経験もあり、「せっかく始めたのに勝てなくてやめていく人がいるのが嫌だった」という想いから感じれられるゲームへの愛が印象的でした。生徒さんにノウハウを共有するというよりも、まずは一緒にゲームを楽しもうという姿勢が感じらる対談でした。

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