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【SFL2022】ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022本節終了と各チーム評(プレイオフ・グランドファイナル追記あり)

ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022の本節14節が終わり、最終順位はGood 8 Squadが戦前の予想通り1位、またプレイオフ進出の2位から5位までのチームも出揃いました。
ここでは、本節を戦った各チーム評を掲載します。

■ドラフト会議、レギュレーションのまとめ、優勝予想
ドラフト会議、レギュレーションのまとめ、優勝予想などはこちらで。

SFL2022 本節最終順位

リーグ本節最終順位を見ると以下のようになっています。
グランドファイナル進出は1位Good 8 Squad、プレイオフ進出圏内は2位名古屋OJA、3位Saishunkan 熊本、4位FAV gaming、5位忍ism Gamingとなりました。
魚群、DNG、広島iXAは残念ながらリーグ敗退となっています。

■リーグ本節最終順位
1位:Good 8 Squad(380PT)
----------------GF進出圏内----------------
2位:名古屋OJA BODY STAR Mildom(360PT)
3位:Saishunkan Sol 熊本(355PT)
4位:v6プラス FAV gaming(330PT)
5位:忍ism Gaming(325PT)
----------------PO進出圏内----------------
6位:魚群(275PT)
7位:コミュファDetonatioN(205PT)
8位:広島 TEAM iXA(105PT)

なお戦前の自分の予想は以下でした。(3位と5位以外は当たり。)
■G@MERZ:NOTEによるSFL2022予想順位
優勝:Good 8 Squad
2位:名古屋OJA BODY STAR Mildom
3位:忍ism Gaming
4位:v6プラス FAV gaming
5位:Saishunkan Sol 熊本
6位:魚群
7位:コミュファDetonatioN
8位:広島 TEAM iXA

この後はどうなるかというと、まず2位から5位までのチームでプレイオフが行われます。
プレイオフを勝ち抜いた2チームとGood 8 Squadの間でグランドファイナルが行われ、優勝チームが決定します。

■プレイオフ日程
2022年12月29日13時(会場にてオフライン試合)

SFL2022プレイオフトーナメント
(出展:Capcom Fighters JP

■グランドファイナル日程
2023年1月21日13時(会場にてオフライン試合)

プレイオフなどの詳細は以下で確認出来ます。

各チーム評(本節終了後)

続いて本節の各チーム評を行います。

(L)……リーダー
(D)……ドラフト枠

前評判通りに独走したグッパチ

1位 Good 8 Squad(380PT)
■戦績
ぷげら(バイソン):11試合/8勝(73%)/130PT
(D)どぐら(ベガ):11試合/9勝(82%)/110PT
(L)ガチくん(ラシード):13試合/9勝(69%)/100PT
カワノ(コーリン/ルシア):10試合/3勝(30%)/40PT
■チーム評 評価:S
3人が100PT超えという結果どおり、エース級が3人揃ったチームです。
結果は順当ですが、ドラフトでどぐら選手を取れていなければ、2位以下もあり得た所でした。
ガチくん選手、ぷげら選手は順当にポイントを重ねました。
特に大将のぷげら選手の安定感は凄かったですね。

カワノ選手は、EVO2022のSFV部門優勝など素晴らしいシーズンでしたが、ことSFLに限ってはコーリンの弱体化などでポイントを伸ばせず。
但し、ふ~ど戦対策にルシアを用意する奇策を見せ、チームに貢献しました。
表には出ませんでしたが、チーム専属トレーナーの立川選手のアドバイスもあったと思います。
コーリンは弱体化後も未だに上位ティアーだと思いますが、さすがにルークやコーディーとのダメージレースをするには分が悪くなっています。

1位のGood 8 Squadは無条件でグランドファイナルに進出します。
昨年も同様にGFに進出したもののFAVに敗れたため、今年は必勝を期して臨むと思います。
本節2位から5位はプレイオフでまず勝たないとグランドファイナルに進出する事が出来ません。
以下はプレイオフ進出チームです。

ウメ・ふ~2強体制が磐石の名古屋

2位 名古屋OJA BODY STAR Mildom(360PT)
■戦績
ふ~ど(ポイズン/ミカ/バーディー):14試合/10勝(71%)/160PT
ウメハラ(ガイル):12試合/10勝(83%)/140PT
(L)あきら(キャミィ):12試合/5勝(42%)/60PT
(D)ナリ君(あきら):4試合/0勝(0%)/0PT
■チーム評 評価:A
序盤はふ~ど選手が磐石で、どのチームがふ~ど選手を止めるかに注目が集りました。
第5節でカワノ選手がルシアをふ~どポイズンにぶつける奇襲で勝利をもぎとり、一時期ふ~ど選手が調子を崩すという事がありました。

カワノ選手がふ~ど対策に用意していたルシアの奇襲が決まる(第5節Day1)

この時は常勝を誇ったふ~どポイズンに対する対策が示されたことで、戦局が変わるのでは、と思ったものの、後半はウメハラ選手が勝率1位で支えるなど、ウメ・ふ~2強体制で14節を乗り切りました。
ふ~ど選手もベガ戦等ではポイズンでなくミカをピックし、多キャラ使いとして幅広い戦略を見せました。

注目のナリ君は何度か出番があったものの、本節では一度も勝てず。
やはり戦前の予想通り、トップ層とはかなりの実力差があったようです。
個人的には、ナリ君使用のあきらというキャラも、トップティアのキャラ(ルーク、コーディー、ガイル、ベガ、ダルシム等)に勝つのは厳しい印象です。

多くの選手がルークやコーディーにキャラ変えしているのも、キャラパワーで勝てない状況に陥らないためです。
SFLが決まった時点で、キャラをあきら以外に変更出来なかったのか、ふ~ど選手などのアドバイスがどうだったのか気になります。

あきら選手も60PT得たとはいえ、弱体化したキャミィで厳しい戦いを強いられました。

Shutoの覚醒で猛追した熊本

3位 Saishunkan Sol 熊本(355PT)
■戦績
ひぐち(ガイル):14試合/10勝(71%)/150PT
Shuto(ユリアン):14試合/10勝(71%)/145PT
(L)ネモ(ギル/ユリアン/ファルケ):9試合/3勝(33%)/30PT
(D)YHC-餅(ダルシム):8試合/3勝(38%)/30PT
■チーム評 評価:A
とにかく、ひぐちさんとShutoの若手2人が原動力。
特にShuto選手は後半から突如無双し始め、ポイントを量産した事でチームが3位になりました。
ひぐち選手のガイルも安定してポイントを取っています。ひぐ・シュー2強体制がチームを支えました。

ただ、ラグチェックを事前にするレギュレーションに関わらず、Shuto選手はラグになる試合が何試合かあったため、チームでプレイ環境を整えるなどの対応が望まれます。
(プレイオフはオフラインのため個人環境は余り関係ありませんが。)

YHC-餅選手は昨年ほどの活躍はなくドラフト選手としては厳しいシーズンでした。
餅選手は昨年ミルダムビースト所属で、ふ~ど選手等のアドバイスを受けて対策が出来ていましたが、今年はドラフトでチームが変更になり、その影響が大きいのかなと思います。

プロでも環境が変わると大変だと思いますが、餅選手は本業のある兼業なので、コミュニケーション時間は限られ、若手とはジェネレーションギャップもあるので、かなり大変なシーズンだったと推測されます。

リーダーのネモ選手は、今後のプレイオフ一番の不安要素です。
SFLが始まる前から取り組んできたファルケも、実戦でほとんど機能していません。
持ちキャラのギルは奇襲的にしか使えず、ユリアンにはモチベーションがないのか使う機会が限られている。
何とかネモ選手には踏ん張って見せ場を作ってもらいたいです。

ルーク勢が苦戦したFAV

4位 v6プラス FAV gaming(330PT)
■戦績
ときど(ルーク/ユリアン):15試合/10勝(67%)/150PT
(D)鶏めし(ダルシム):11試合/6勝(55%)/80PT
ボンちゃん(ルーク/サガット):12試合/6勝(50%)/60PT
(L)sako(メナト):7試合/3勝(43%)/40PT
■チーム評 評価:B
昨年優勝チームですが、今年はキャラ変えなどから序盤は伸び悩み、後半はルークが仕上がったときど選手の大将中心に滑り込みの4位という状況でした。
ときど選手も序盤は危ぶまれましたが、きっちりリーグの終盤に合わせて仕上げてくるのは凄いですね。

ボンちゃん選手は2節の大将戦でマゴ選手との同キャラの試合で負けた後の延長戦の5PTも落とし、25PTを喪った事が中盤まで響いていたものの、後半に調子を上げ、勝率を戻したのは、さすがのリカバリーだったと思います。

ボンちゃん選手が衝撃の25PT負けを喫する(第2節Day1)

sako選手は体調不良もありましたが、稼動が少し少ない印象です。
アウェイでsako選手のメナトは出しづらいものの、もう少し試合に出たほうが良かったと思います。
鶏めし選手は要所でチームを支える活躍でした。

FAVは順位的には厳しいですが、ボンちゃん選手のルークもようやく仕上がりを見せてきているので、昨年優勝チームの意地でグランドファイナルで優勝の目もまだあると思います。

頭領がポイントを稼いだ忍ism

5位 忍ism gaming(325PT)
■戦績

(L)ももち(コーディー):13試合/9勝(69%)/160PT
ヤマグチ(ルーク):13試合/7勝(54%)/65PT
藤村(ルーク):12試合/5勝(42%)/60PT
ジョニィ(G):5試合/3勝(60%)/40PT
■チーム評 評価:B
一時期1位も狙える順位にいたものの、最終節では6位転落も有り得た薄氷の滑り込み。
序盤は勝率100%だったジョニィ選手、ルーク同キャラ戦に強いヤマグチ選手が活躍するものの、後半に失速。

ジョニィ選手の持ちキャラ的に主にG(その他、過去シーズンではかりん使用)ですが、アウェイで出しづらいため、藤村選手がきつい相手になる事が多く、結果ポイントを伸ばせない悪循環で苦しいシーズンでした。

藤村選手も昨シーズンのキャミィの弱体化からルークにキャラ変更したものの結果が付いてこず苦しい序盤でしたが、中盤からチームスポンサーの眼鏡をかけ始めた事が奏功し(?)勝ち星を挙げました。

リーダーのももち選手が毎回大将戦を勝ち切る事が前提の、綱渡り的な運用で、何とかプレイオフ圏内を死守したという本節でした。

コーディーは、水派選手やジョン選手等が苦戦しているように、決して簡単なキャラではありませんが、ももち選手特有の地上戦の強さ、特に端に行かされた後の驚異的な凌ぎは、ももち選手にしか出来ない防御手段で、本人も「攻撃はキャラの能力だけど、防御はオレ自身の能力で補完している」みたいな事を言っていたと思います。

なお、忍ismはSFLはギリギリでしたが、CPT予選(ワールドウォリアー)では藤村・ヤマグチ両選手をファイナルに送り込む事に成功しました。

ここまでがプレイオフ進出チームでした。
以下は大会敗退チームです。

低調な士気でチームが「群レ」となれなかった魚群

6位 魚群(275PT)
■戦績

(L)マゴ(ルーク):14試合/8勝(57%)/95PT
まちゃぼー(ネカリ/ルシア/ベガ):11試合/7勝/(64%)80PT
もけ(ラシード/ファルケ):8試合/5勝(63%)/60PT
水派(コーディー):13試合/3勝(23%)/40PT
■チーム評 評価:C
戦前の予想通りですが、これといったエースが出てこなかったのが敗因です。
またチームとしても個々のメンバーとしても、SFVに対する士気が低かったように感じました。
これは後述する魚群TVでの振り返りで興味深い話がありました。

マゴ選手は、持ちキャラのかりんとキャミィ両方が弱体化を受け苦しいシーズンのスタート。
早々にルークにキャラを変えて、中足からのヒット確認を中心にした「かりん」のような運用をいち早く確立。
独自の仕上がりが速く、自分の予想より勝ち点を伸ばしたものの、後半対策されて伸び悩んだ印象です。

まちゃぼー選手は、ネカリ以外にもルシアやベガを使う奇襲の役割も担いました。
優勝請負人と言われた例年ほどの活躍ではないものの一定の成績だったと思います。

水派選手は当初ルークとコーディーの2枚看板でしたが、途中からコーディーに一本化。キャラパワー的に大将を担う事も多かったものの、負けが込んだのが誤算でした。
レバーレス導入と同時期にキャラ変更もしたため、すぐに結果が出なかったのかもしれません。
ただ、チーム的には水派選手が軌道に乗るまで別の選手を大将に据えるなど対策が出来なかったのかと思います。

もけ選手は、ラシードに加え、対ルーク用にファルケも持ちキャラに加えて、水派選手と対照的に勝率が高かったものの、後半ほぼ起用されず。
セオリーから外れた起用に疑問が残りました。

魚群テレビでの振り返り
12/15の魚群テレビ(#113)でSFL振り返り番組があり、チームや個人の反省点、来期SF6でどう取り組んでいくかが語られました。

この番組は魚群でどのような考え方でSFLに臨んでいたのかが分かるもので、非常にいい内容だったと思います。
魚群テレビは普段エンタメ系メインの番組ですが、本音で振り返っていたのは好印象でした。

番組内で来期への改善点として、マゴ選手がもっとチーム内練習を増やしたいという意見を言うと、まちゃぼー選手が自分は反対だとして「相手チームにいない(ネカリのような)キャラ」と練習する意味を感じない、という事でした。
マゴ選手はそれでも何か得るものがある、としました。
(※番組内で魚群はチーム内練習は全くしていないとの事。)

その後、もけ選手がチーム内練習に関しての意見で、「めちゃくちゃSFVに向き合っているという姿勢が見えたら、一緒に攻略したいと思える」
「向き合うという姿勢があれば自然と情報交換したくなる」
「義務的にやるのは伸びない」
と言葉を濁しながら言っていました。

もけ選手は、はっきり言いませんでしたが、意図を汲み取るとやはり、チーム内に競技に集中していない人、別のタイトルに専心している人がいると、チームとしてまとまりづらいのではないか、と感じました。

ただ、まちゃぼー選手のように「サッカーと格ゲーは違う。サッカーでお前が右サイド上がってないから俺らが大変なんだよ、とは格ゲーではならない」というように、あくまで個人競技として受け止めている選手もいるので、どう捉えるかは難しいところです。

チーム内練習はすべきか?
個人競技ともいえる格ゲーの団体戦で、チーム内練習はすべきかという話しですが、自分はすべきと思います。
例えば、名古屋のように兼業の二人(あきら選手、ナリ君選手)がいる場合、ベテランプロのふ~ど選手が二人に練習法や対策をアドバイスしたり、練習相手を斡旋する事でメンバーの底上げになります。
他にも、Good 8 Squadは専任の練習パートナーとして、色々なキャラを扱える立川選手と契約しており、明らかに練習や対策を重視している事が分かります。

チームで言うと、1位のGood 8 Squad、2位の名古屋、3位の熊本、4位のFAV、5位の忍ismは少なくともチーム練習(の配信)をしていたことがあります。上位チームがチーム練をしているという事は、一定の効果があると見ていいと思います。

逆に、魚群のように調整や練習が個人に委ねられている場合、仕上がりが個々のメンバー判断になり、どの程度仕上がっているのかが見えてきません。
水派選手のように、デバイスとキャラクターを新しくした選手の仕上がりが遅れても、リーダーから今どの程度なのかといった事が判断しづらく、結果キャラパワーだけで「いける・いけない」を判断し、大将戦に出してポイントを落とすということにつながっていたのでは、と思われます。

竹内ジョンが大ブレーキのDNG

7位 コミュファDetonatioN(205PT)
■戦績

(L)板ザン(G/アビゲイル):13試合/5勝(38%)/55PT
(D)うりょ(ローズ):10試合/5勝(50%)/55PT
竹内ジョン(コーディー):14試合/4勝(29%)/55PT
ナウマン(ルーク/ララ/ケン):10試合/3勝(30%)/40PT
■チーム評 評価:D
昨年の最下位から1位順位を上げて7位で終了。
8位で終わった昨年から大きく結果が変わらず、チームとしては評価が低くなります。
今年はドラフトでどぐら選手が取れていればという部分はあったものの、うりょ選手が加わり、攻撃的で面白い戦いが見られました。

どぐら選手をあと一歩まで追い詰めるうりょ選手だが「悪魔的デビルリバース」で敗れる(第10節Day1)

デビルリバースのフレームの解説(10:37~ハメコ。'sチョイス)

ただ、コーディー使いの竹内ジョン選手が大ブレーキ。
大将戦で多く負けたのが順位に直結しました。
ジョン選手はCPT予選のWWファイナルに進むなど調子は良かったものの、SFLでは勝てなかったのが不思議です。
特にももち選手とは、同キャラ戦で勝てず差を見せ付けられました。
かといって、他に大将を任せられる人材もおらず、ジョン選手が大将戦に出ざるを得ない苦しいチーム事情でした。

さくらからルークに移行したナウマン選手も、ほとんど勝ち星を伸ばせなかった一人。
他のルーク移行組も、序盤は苦労して後半勝ち星が付き始めたので、ルーク特有の操作の難易度と対策が集中する環境もあると思います。
ナウマン選手個人としても、優勝したEVO Japan 2020以後は目立った活躍がないので、スト6でプロを続けるとしても今後はやや不安要素です。

Gにキャラ変えしたリーダー板z選手は、SFVではずっとアビゲイルで無双し続けてきましたが、例年のアビゲイルほどの活躍は見られず、結果苦しいシーズンになりました。

下馬評通りだが負けが多すぎたiXA

8位(最下位)広島 TEAM iXA(105PT)
■戦績

稲葉(ベガ):15試合/5勝(33%)/60PT
ガンファイト(アレックス/オロ):10試合/3勝(30%)/25PT
(L)ストーム久保(アレックス/アビゲイル):9試合/1勝(11%)/10PT
(D)クラッシャー(バーディー):11試合/1勝(9%)/10PT
■チーム評 評価:F
初参加で8位ですが、チーム構成的にもキャラパワー的にも順当な結果でした。
他チームはふ~ど、ときど、ももち、ガチくんといったトッププロがいますが、iXAには大会で結果を残してきた選手が誰もいないので、仕方がない部分です。

ストーム久保選手は、過去のSFLでネモ選手に煽られたり、ときどフレイムでリザーブ要員になったり悔しさがあったと思うものの、捲土重来のSFLでのリーダーとして参加にも関わらず、結果に結びつかず。
元々、荒らしプレイで何をするか分からないスタイルなので、「被せや対策を前提とした上で勝ち切る」というリーグに合っていないのかもしれません。

個人的には、バーディー使いのクラッシャー選手が、ルークの多い環境で勝ち星を延ばすかと思いましたが、やはり厳しいリーグだなと感じました。
iXAでは大将を張る機会が多かった稲葉選手は唯一の獅子奮迅の働きでした。

SFL2022試合結果

SFL2022試合結果は以下となっています。

※※※※※略称表記※※※※※
・FAV:v6プラス FAV gaming
・G8S:Good 8 Squad
・SNB:忍ism Gaming
・GGN:魚群
・OJA:名古屋OJA BODY STAR Mildom
・SOL:Saishunkan Sol 熊本
・DNG:コミュファDetonatioN
・IXA:広島 TEAM iXA
※※※※※※※※※※※※※※

第1節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第1節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第1節 Day2
勝【HOME】IXA 25pt - GGN 20pt【AWAY】負
勝【HOME】OJA 30pt - SOL 10pt【AWAY】負
負【HOME】FAV 10pt - DNG 30pt【AWAY】勝
負【HOME】SNB 10pt - G8S 30pt【AWAY】勝

第2節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第2節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第2節 Day2
負【HOME】DNG 0pt - OJA 40pt【AWAY】勝
勝【HOME】GGN 25pt - FAV 20pt【AWAY】負
負【HOME】SOL 10pt - SNB 30pt【AWAY】勝
勝【HOME】G8S 40pt - IXA 0pt【AWAY】負

第3節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第3節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第3節 Day2
勝【HOME】SNB 30pt - GGN 10pt【AWAY】負
負【HOME】OJA 10pt - FAV 30pt【AWAY】勝
勝【HOME】SOL 30pt
- IXA 10pt【AWAY】負
勝【HOME】G8S 30pt - DNG 10pt【AWAY】負

第4節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第4節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第4節 Day2
負【HOME】GGN 10pt - SOL 30pt【AWAY】勝
負【HOME】IXA 20pt - DNG 25pt【AWAY】勝
負【HOME】FAV 0pt - G8S 40pt【AWAY】勝
勝【HOME】OJA 30pt - SNB 10pt【AWAY】負

第5節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第5節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第5節 Day2
勝【HOME】FAV 30pt - SOL 10pt【AWAY】負
勝【HOME】G8S 30pt - OJA 10pt【AWAY】負
負【HOME】IXA 0pt - SNB 40pt【AWAY】勝
負【HOME】DNG 0pt - GGN 40pt【AWAY】勝

第6節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第6節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第6節 Day2
勝【HOME】SNB 40pt - FAV 0pt【AWAY】負
負【HOME】SOL 20pt - DNG 25pt【AWAY】勝
負【HOME】GGN 20pt - G8S 25pt【AWAY】勝
負【HOME】IXA 0pt - OJA 40pt【AWAY】勝

第7節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第7節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第7節 Day2
負【HOME】OJA 0pt - GGN 40pt【AWAY】勝
負【HOME】DNG 10pt - SNB 30pt【AWAY】勝
勝【HOME】FAV 40pt
- IXA 0pt【AWAY】負
負【HOME】SOL 20pt - G8S 25pt【AWAY】勝

第8節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第8節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第8節 Day2
負【HOME】G8S 10pt - SNB 30pt【AWAY】勝
勝【HOME】SOL 30pt - OJA 10pt【AWAY】負
負【HOME】DNG 20pt - FAV 25pt【AWAY】勝
勝【HOME】GGN 40pt - IXA 0pt【AWAY】負

第9節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第9節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第9節 Day2
勝【HOME】FAV 30pt - GGN 10pt【AWAY】負
勝【HOME】OJA 40pt - DNG 0pt【AWAY】負
負【HOME】IXA 10pt - G8S 30pt【AWAY】勝
負【HOME】SNB 10pt - SOL 30pt【AWAY】勝

第10節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第10節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第10節 Day2
負【HOME】DNG 10pt - G8S 30pt【AWAY】勝
負【HOME】IXA 0pt - SOL 40pt【AWAY】勝
勝【HOME】FAV 40pt
- OJA 0pt【AWAY】負
負【HOME】GGN 10pt - SNB 30pt【AWAY】勝

第11節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第11節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第11節 Day2
負【HOME】SNB 10pt - OJA 30pt【AWAY】勝
負【HOME】G8S 10pt - FAV 30pt【AWAY】勝
勝【HOME】DNG 30pt
- IXA 10pt【AWAY】負
勝【HOME】SOL 30pt - GGN 10pt【AWAY】負

第12節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第12節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第12節 Day2
負【HOME】GGN 20pt - DNG 25pt【AWAY】勝
勝【HOME】SNB 30pt - IXA 10pt【AWAY】負
勝【HOME】OJA 30pt - G8S 10pt【AWAY】負
勝【HOME】SOL 30pt - FAV 10pt【AWAY】負

第13節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第13節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第13節 Day2
勝【HOME】OJA 40pt - IXA 0pt【AWAY】負
勝【HOME】G8S 30pt - GGN 10pt【AWAY】負
勝【HOME】DNG 0pt - SOL 40pt【AWAY】勝
勝【HOME】FAV 40pt - SNB 0pt【AWAY】負

第14節
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第14節 Day1
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」第14節 Day2
負【HOME】G8S 20pt - SOL 25pt【AWAY】勝
負【HOME】IXA 20pt - FAV 25pt【AWAY】勝
勝【HOME】SNB 25pt
- DNG 20pt【AWAY】負
負【HOME】GGN 10pt - OJA 30pt【AWAY】勝

SFL2022最新順位

プレイオフ結果

2022年12月29日にプレイオフがオフライン(現地会場)で実施され、グランドファイナル進出チームが決定した。

ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 プレイオフ(2022/12/29(木)開催)

■マッチ1(本節の2位と3位の対決)
【負】名古屋OJA 20pt - 60pt Saishunkan Sol 熊本【勝】
/1巡目/
勝【H】ふ~ど 10pt - ネモ 0pt【A】負
負【H】あきら 0pt - ひぐち 10pt【A】勝
負【H】ウメハラ 0pt - Shuto 20pt【A】勝
/2巡目/
勝【A】あきら 10pt - ひぐち 0pt【H】負
負【A】ウメハラ 0pt - YHC-餅 10pt【H】勝
負【A】ふ~ど 0pt - Shuto 20pt【H】勝

Shuto選手の活躍で熊本が圧勝。
遂にグランドファイナル進出を決める。

名古屋は負けたが順位差でまだ敗退にならず、マッチ3へ回る。

■マッチ2(本節の4位と5位対決)
【勝】FAV Gaming 50pt - 40pt 忍ism Gaming【負】
/1巡目/
勝【H】鶏めし 10pt - 藤村 0pt【A】負
勝【H】sako 10pt - ヤマグチ 0pt【A】負
勝【H】ときど 20pt - ももち 0pt【A】負
/2巡目/
負【A】ボンちゃん 0pt - 藤村 10pt【H】勝
負【A】sako 0pt - ももち 10pt【H】勝
負【A】ときど 0pt - ヤマグチ 20pt【H】勝
/3巡目/
勝【H】鶏めし 10pt - 藤村 0pt【A】負

40対40のタイスコアで3セット目に突入する激戦になったが、3セット目を制してFAVが勝利。
昨年もここから優勝まで駆け抜けただけにやはり土壇場で強い。
勝ったFAVはマッチ3での名古屋との対決へ進む。

負けた忍ismはプレイオフ敗退が確定。若手のヤマグチ選手の台頭等明るいニュースもあったが、ストVでのSFLは一度も優勝を掴めなかった。

■マッチ3
【勝】名古屋OJA 60pt - 20pt FAV Gaming【負】
/1巡目/
勝【H】ふ~ど 10pt - sako 0pt【A】負
負【H】あきら 0pt - 鶏めし 10pt【A】勝
勝【H】ウメハラ 20pt - ときど 0pt【A】負
/2巡目/
負【A】ウメハラ 0pt - 鶏めし 10pt【H】勝
勝【A】あきら 10pt - ボンちゃん 0pt【H】負
勝【A】ふ~ど 20pt - ときど 0pt【H】負

名古屋が勝利しグランドファイナル進出決定。名古屋は熊本に負けたものの、順位でライフが一つ多かった事がここで活きた。

昨年優勝のFAVは粘ったがプレイオフで力尽きた。やはり順位が低くライフが少なかったので、一度でも負けると即敗退という厳しい状況だった。
しかし、企業オーナー制になってからのSFL優勝(昨年度)という素晴らしい実績は作った。

以下の3チームがグランドファイナルへ進出が決定。
結局、本節1位から3位までの3チームが順当にグランドファイナルへ進出する結果になった。
グランドファイナルは2023年1月21日にオフライン(現地会場)にて行われる。
Good 8 Squad、Saishunkan Sol 熊本、名古屋OJAが優勝をかけて戦う。

■グランドファイナル進出チーム
・本節1位 Good 8 Squad
・プレイオフ1位(本節3位) Saishunkan Sol 熊本
・プレイオフ2位(本節2位) 名古屋OJA

グランドファイナル結果

2023年1月21日にグランドファイナルがオフライン(現地会場)で実施され、優勝チームが決定した。

ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 グランドファイナル(2023/1/21(土)開催)

■準決勝
Saishunkan Sol 熊本 70pt - 60pt 名古屋OJA
/1巡目/
負【H】YHC-餅 0pt - ウメハラ 10pt【A】勝
負【H】ネモ 0pt - あきら 10pt【A】勝
負【H】Shuto 0pt - ふ~ど 20pt【A】勝
/2巡目/
負【A】ネモ 0pt - ふ~ど 10pt【H】勝
勝【A】ひぐち 10pt - あきら 0pt【H】負
勝【A】Shuto 20pt - ウメハラ 0pt【H】負
/3巡目/
勝【H】YHC-餅 10pt - ウメハラ 0pt【A】負
負【H】ひぐち 0pt - あきら 10pt【A】勝
勝【H】Shuto 20pt - ふ~ど 0pt【A】負
/4巡目/
勝【A】Shuto 10pt - ウメハラ 0pt【H】負

Saishunkan Sol 熊本と名古屋OJAの対決は、名古屋の40-0で始まりワンサイドゲームを予想させるが、熊本が驚異的な粘りを見せ、60対60になる。
勝負は4巡目にもつれ込んでのShuto対ウメハラの対決となるが、Shuto選手が勝利し、70点に到達した熊本が決勝進出を決める。
Shutoは70点のうち50点取る正に修羅の活躍だった。
これで優勝すれば、SFL2022はShutoの大会だったと言われるだろう。

名古屋OJAは前哨戦の1on1トーナメントを制したふ~どと、抜群の安定感のウメハラを軸に、全一キャミィのあきらが要所で勝つ布陣で、プレイオフを2位通過したが、GFで力尽きた。
ふ~どとウメハラの二人は例年以上に活躍したが、キャミィが弱体化したあきらは苦しい戦いだった。
ドラフトで地元枠(?)のナリ君を取ったものの、本節でも4試合0ポイントと全くポイントを取れず、それ以降は実質3人で試合を組み立てる必要に迫られたのが厳しかった。

■決勝
Good 8 Squad 70pt - 30pt Saishunkan Sol 熊本
/1巡目/
負【H】ガチくん 0pt - YHC-餅 10pt【A】勝
勝【H】ぷげら 10pt - ひぐち 0pt【A】負
勝【H】カワノ 20pt - Shuto 0pt【A】負
/2巡目/
勝【A】どぐら 10pt - YHC-餅 0pt【H】負
負【A】ガチくん 0pt - ひぐち 10pt【H】勝
勝【A】ぷげら 20pt - Shuto 0pt【H】負
/3巡目/
負【H】どぐら 0pt - ひぐち 10pt【A】勝
勝【H】ぷげら 10pt - ネモ 0pt【A】負

決勝は本節1位のGood 8 Squadとプレイオフ~準決勝を勝ってきたSaishunkan Sol 熊本の対決。
G8Sは本節以降試合間隔が開いているのが懸念要素。
緒戦は大将戦でカワノがコーリンではなくルークを出す。
本節の対ふ~ど戦で見られたまたしても奇策ピック。
さすがのShutoも初見のルークに対応するのは難しく、カワノがここを勝ちきる。
2巡目も大将で出たぷげらがShutoを下してG8Sが60対20と圧倒的リード。
ひぐちが1本返すが、ぷげらがネモに勝利してG8Sが優勝。
昨年決勝でFAVに負けた雪辱を晴らした。
去年のメンバーは、優勝したというより、去年の忘れ物を取り戻したという感覚だろう。

G8Sは試合勘の無さを感じさせず、出てくる4人が全員ハイレベルで隙が無かった。
奇襲用にルークをきっちり仕上げたカワノ。
ぷげらはCPT予選のWW優勝に続き好調を維持。
どぐらも傭兵枠としては際立った働き。
ガチくんは決勝では勝てなかったが、チームをよく引っ張ってきた。

熊本はとにかくShuto、ひぐちの若手二人の活躍が光る。
YHC-餅は兼業で大変だったと思うが、準決・決勝で要所でポイントを稼いでチームに貢献出来た。
リーダー・ネモは懸念した通り、準決・決勝では一勝も出来ず。
昨年から大きく成長したShuto、ひぐちとの差を感じさせた。

G8Sの優勝は規定路線だと思うが、大会全体を通して息詰まる死闘が多く、来期も見たいと思わせるに十分な内容だった。
スト6でもSFLが続いていけば僥倖だ。

【SFL2022最終順位】
GF優勝:Good 8 Squad
GF2位:Saishunkan Sol 熊本
GF3位:名古屋OJA BODY STAR Mildom
4位:v6プラス FAV gaming
5位:忍ism Gaming
6位:魚群
7位:コミュファDetonatioN
8位:広島 TEAM iXA

SFL2022選手アワードとベストバウト選出

■最優秀選手
Shuto
選出理由:本節後半の際立った働きと、プレイオフ以降もポイントを稼ぎ続け、GF2位の原動力になった。
※本節勝率4位(14試合中10試合勝利)、145ポイント獲得

■優秀選手
ふ~ど、ウメハラ、ももち、ぷげら、どぐら、ひぐち、ときど

■ベストチーム
Good 8 Squad
選出理由:昨年の雪辱をメンバーを変えつつも果した。
本節1位、GFでも一度も逆転を許さない完全勝利。
このチームはドラフトでどぐらを獲得出来た幸運から始まった。
弱体化したカワノのコーリンの使い方が最後まで難しかったが、対ふ~どや対Shutoでカウンターピックの奇襲が成功。
全チームで唯一、「専属スパーリングパートナー」として立川選手と契約。
実力だけでなく戦略的にも頭一つ抜けていた。

■ベストリーダー
ガチくん
選出理由:気心の知れたメンバーだが、昨年の失敗を糧に最後まで綱を緩めることなく数ヶ月に及ぶ長期戦を引っ張ってきた。

■ベストドラフト選手
どぐら
選出理由:本節ポイント110(8位)、勝率2位(11試合中9試合勝利)は堂々たる成績。

■ベストサポート選手
立川(専属スパーリングパートナー)
選出理由:SFLでも初(?)の試みとなる専属パートナー契約をGood 8 Squadと締結。優勝の影の功労者。

■ベストバウト
第5節 Day1大将戦 カワノ(ルシア)vs ふ~ど(ポイズン)
選出理由:全チームに対して脅威になっていたふ~どのポイズンに対して、カワノが持ちキャラのコーリンでなく、カウンターピックとしてルシアをワンポイントで採用。
ふ~どはルシア対策を全く想定していなかったため、試合は一方的にカワノが勝利。
この思い切った起用でふ~どを下し、一時期ふ~どを不調に陥らせる等してSFLの戦局を大きく変えた。
本節中にカウンター用のキャラを仕上げるというのはかなり難しく、しかも相手は百戦錬磨のふ~ど。話題性やエンタメ性も十分だった。
ふ~ど対策としてポイズンをメインキャラとする専属パートナーの立川選手の存在も大きかった。

注意事項
個人が自分の考えで書いたものです。必ずしも内容が正しいとは限りません。
読まれる際はご理解をお願いします。

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