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「やりたいこと」が見つかった、、、を作るには

「転職」と「やりたいこと」

これまでの転職活動の中で自分の「やりたいこと」がなんなのかを考える時間はとても長かったですし、悩みとしても非常に大きなものでした。
白馬の王子様じゃないですが、自分にあった天職、自分の目的になる「やりたいこと」があってそれが見つけられていない自分はダメなんじゃなかろうかと必死にもがいていました。
転職はそれを考え、「やりたいこと」につながるきっかけとなるはずだという期待を胸に新しい仕事を始めたという経験が何度もありました。

知らないものは欲しがれない

多少なりとも学校教育の影響だと思うんですが、基本なんにでも答えがあると思っていたのが20代の自分です、答えを知っているか知らないかの2択だと思っていました。
なので当時は自分の「やりたいこと」という答えを探してさまよっていたのですが、人は知らないものを欲しいと思うことが出来ません、名前も知らないブランドの服を欲しいと思うことも、見た目も中身もわからない食べ物を食べたいとも思えません。
なのでやったこともない仕事をしたいと思える訳がないって気づけたのは30代になってからです。

出来るようになる事が「やりたいこと」の入り口

子供の頃、勉強が得意だった人、運動が得意だった人、いろんな方がいらっしゃると思いますが、そのきっかけは人より得意だったってケースがあります。
比較して得意だったから、上手く出来る事が面白かったから、褒められるからときっかけはあるかもしれませんが出来ると楽しくなり、もっと上手くなりたいこういった経験をされた方は多いと思います。
仕事も同様に、出来るようになる事で楽しさを感じる瞬間があります。
これはなんでもって訳ではもちろんなくて、自分との相性はありますが、きっかけとしては存在しています。
なので組織単位で、上手く行くためのプロセスがある方がこのきっかけを掴みやすくなります。
営業系で有名な会社とかはプロセスが素晴らしい場合が多いです。
まず初級レベルが出来るようになると中級、そして上級と段階的に自分の成長が実感出来る環境でまず出来る事が身に付く。これが基本だと思います。

いきなりプロ選手にはなれない

スポーツだとそんな誤解はしないと思うんですが、なぜか仕事の場合、いきなりプロであることを自分自身に求める人がいます。
うまく出来ない状況をダメだと感じたり恥ずかしく感じたりする。
何事も練習を繰り返さないと上達しませんし、たまたま能力があった人、センスのいい人、運がいい人が大した努力もせずに結果を出すこともなくはないんですが、こういった場合、再現性がないことがよくあります。
自分自身の再現性もそうですし、他者に教えて同様の結果を出す再現性もそうです。
出来ない状況から出来る状況になった場合、何故出来るようになったかの体感が残ります、考えて出来るようになった場合はなおさらです。
ロジカルに要素が分解されていて結果原因が明確な状況でなければ再現性は構築できないのです。
たまたま出来た人がぜんぜんダメなわけではなく、そういった方々は誰かに教える、自分同様に出来るようにするというプロセスでその再現性を学ぶ事になります。

「やりたいこと」をみつける

「やりたいこと」を見つける為に必要なことは「出来ること」を増やすことです。
「出来ること」を体系的に理解して再現性をもつと次に新しい出来ることの習得がかなり早くなってきます。
この繰り返しの中で自分がなにに喜びを感じるのか、何が楽しいのか何が得意なのかが少しづつ見えてくる、その過程が「やりたいこと」を見つける方法だと思っています。

まとめ

私の場合は、目の前の課題を視点を変えることで乗り越えていく過程が楽しくてしょうがない事に気づきました。
今とは違う状態にする為に何をするべきか、何をしないべきかひたすら考える時間が、、、そしてある日それに対する仮説が閃く習慣が最高にワクワクします。
これからもこのワクワクをずっと楽しめるように出来ることを増やしていきたいと思います。

筆者紹介

現在、都内ベンチャー企業で勤務
40代半ばの現段階で勤めた会社は8社目
ありがたい事に転職をする毎に待遇は上がって来ています。
最終学歴は高卒で、大学を中退したタイミングで小規模な広告制作会社の営業としてキャリアをスタートしました。
基本的には営業属性の仕事が多かったですが様々な業種に関わり、初めて転職した30代前半では苦戦の連続でした。
たまたま4社目の会社の仕事がハマって、そこから仕事の仕方が見えてきました。
そして業務の中で逆に面接をする機会も非常に多く持つ事が出来ました。
転職の両面に関わったからこそ感じている、いろいろな事をまとめてみると面白いかなと思い、コレを書いています。

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