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物理法則に基づいたロボットバトルゲーム『MetaGear』について徹底解説!

本記事では、ベトナム発のGameFi『MetaGear』の特徴について解説し、後半はプレイ方法を説明しています。
なお、本記事ではMetaGearの公式Gitbookを参考に解説し、国内の方でも理解しやすい内容にすることを目指しており、紹介したゲーム・暗号通貨への投資勧誘を目的とした記事ではございません。

◾️MetaGearの概要

概要

グラフィックのモチーフは80年代の任天堂
MetaGearはUnityをベースに開発されたweb、iOS、Android対応のピクセルコンバット(戦闘)ゲームです。ゲーム内で使用するNFTを売ったり貸し出すことで暗号通貨$GEARを得ることができ、週次で開催されるイベントで好成績を収めることでも$GEARを獲得できます。
グラフィックは80年代の任天堂エンタテイメントシステムやパックマンを意識して制作されています。

MetaGearには『無料版』と『NFT版』の2種類があり、無料版では登録時から20個のNFTを保有した状態でゲームをスタートすることができます。
(※無料版で保有しているNFTはマーケットプレイスに出すことやNFT版に移転することはできません。)

サイト一覧

◾️Web
https://metagear.game/
◾️iOS
https://apps.apple.com/us/app/metagear-epic-combat-game/id1616388214
◾️Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.meta.gear&hl=ja
◾️Twitterアカウント
https://twitter.com/MetaGearGame

トークン($GEAR)情報

MetaGearのトークン$GEARについて

名称: MetaGear
シンボル: GEAR
最大供給量: 1,000,000,000
ブロックチェーン: BSC
Contract: 0xb4404DaB7C0eC48b428Cf37DeC7fb628bcC41B36

$GEARは、MetaGearで使用できるユーティリティトークンです。$GEARには下記のような使い道があります。

ステーキング
ホルダーは、定期的に開催されるステーキングイベントで$GEARをステークすることができます。
ファーミング
$GEAR/BUSD、$GEAR/BNBのペアで流動性提供に参加することができます。
マーケットプレイスでの取引
マーケットプレイスでNFTを購入、販売、レンタルする時に$GEARを使用します。運営が販売するNFTの売上($GEAR)は100%バーンされます。
(バーンのスピードをコントロールするために、運営が販売するNFTは基本的に少量ずつの販売がされています。)
NFTの購入
定期的なセールで販売されるNFTを購入する際に$GEARを使用します。
イベント
毎週開催されるトーナメントや特別なイベントの報酬として配布されます。

22年10月現在ではBSCに対応しているため、BNBを購入してからPancakeSwapなどで$GEARにスワップする必要があります。
↓チャート

トークンについての説明は一旦このくらいにしておいて、次はゲームの内容やアイテムを見ていきたいと思います。

ゲーム設定

舞台は2035年、ロボットバトルが人気になった世界
MetaGearはRPGゲームではないものの、世界観が公開されています。
実際に主人公の気持ちになってゲームをすることでより一層楽しめそうです。

 2035年、ロボットバトルは最も人気のあるトーナメント競技になった。
主人公のトムは父親のいない少年。ロボットバトルの世界大会で何度も優勝した父親からロボット作りの情熱を受け継ぎ、父のように大きな大会に出場することを目標に、ガレージでロボットの製作に励んでいる。
しかし、トムはまだ子供で、スクラップからロボットを作ることで精一杯。そんな彼は小さな大会でも優勝したことがない。
12歳になったトムはガレージで偶然、設計図(BluePrint)と父親が作りかけのロボットを発見する。トムは、それが父親の作った最強ロボットであることを知らずに、そのマシンを完成させた。そして、そのロボットでトーナメントに参加し、初優勝を飾った。
これから、世界中の強敵と戦う冒険がはじまる。

MetaGear WhitePaper < https://whitepaper.metagear.game/introduction/overview >

現在はRPGやストーリーモードはありません。ただ、上記のような設定があるので、もしかすると今後ストーリーモードなども追加されるかもしれません。

◾️ゲーム内容

無料版

無料版を体験してみる
MetaGearはシンプルなシミュレーションバトルゲームです。
マシンパーツ(NFT)を装備して自分だけのマシンを作り、他のプレイヤーと対戦します。戦闘マシンはパーツの組み合わせ方によって総合値が変動しますが、MetaGearは実際の物理法則を忠実に再現しているため、例え相手の能力値が高くても装備した武器の特性やパーツの形状によって勝敗が決まる面白さがあります。

これは実際のプレイ画面です。左側が僕のロボットで、初試合は惜しくも負けてしまいました…

これは初プレイだったので無料版でやってみました。前述の通り、無料版は登録した時から既に20個のマシンパーツNFTを保有している状態から始めることができます。試しに体験してみたい方は無料版を触ってみることをお勧めします。

ではこれから、NFT版の説明をしていきたいと思います。

NFT版

(登録方法についての記事はこちらから)

会員登録後、ホーム画面の左から4番目の項目でマシンを構築することができます。

ご覧の通りまだマシンパーツを何も持っていませんね。
マシンパーツを揃えるためにはMetaGear内に搭載されているマーケットプレイスでパーツを購入する必要があります。

MetaGear MarketPlace< https://apps.metagear.game/marketplace >

マシンパーツを購入するためには、$GEARが必要です。
$GEARはBNBからPancakeSwapなどで獲得します。

本来であれば、PancakeSwapを使ってBNBから$GEARにスワップする方法と、マーケットプレイスでマシンパーツ(NFT)を購入する方法も解説したいのですが、投資勧誘に当たる恐れがあると勝手に判断し、一旦非公開にさせていただきます。
一連の流れを理解されていることを前提とした上で、ご興味のある方は引き続き読んでいただけたら幸いです。

マシンパーツの特性早見表

マシンパーツの特性について知る
マシンパーツはChassis(車台)、Wheels(タイヤ)、Weapon(武器)、Gadgets(小道具)の全4種類あり、戦闘に出るためには前輪後輪のWheelsを含めた計5つを購入する必要があります。
それぞれ特性は表にまとめた通りです。購入するときは参考にしてみてください。

また、マシンパーツにはレアリティランクも存在し、マーケットプレイス上でアイテム選択時に確認することができます。

レアリティはCOMMON、RARE、MYTHICAL(神秘的)、LEGENDARYの全4種類から構成されています。

いきなりボーナスポイントという知らない子が出てきましたね。

ボーナスポイントは、それぞれのマシンパーツが持っている特殊能力のようなものです。上の画像のようにレアリティランクごとで、ボーナスポイントのパーセンテージが異なります。
例えば、レアリティランク「MYTHICAL」のChassis(車台)を購入したときに、特性1~4の中からどれかが60%増加するイメージです。

マーケットプレイスでは購入する前段階から特性を見ることができるので、特性1~4の振り分けにランダム要素はありません。

耐久度について

マシンパーツの耐久度について知る
目が良い方は気づいたかもしれませんが、上記画像のChassis(車台)の画像に小さく文字が写っていませんか?拡大してみますね。

「GENESIS!!!!!!!」

強調したものの、一旦GENESISの説明はスキップさせてください🙏
先に耐久度について知っていただく方が、よりジェネシスの凄さについて理解できるはずです。

【耐久度について】
マシンパーツには特定の条件で低下していく耐久度というものが存在します。仮に耐久度が0になってしまうとそのマシンパーツを使用してプレイできなくなります。

耐久度が低下する条件は、ゲーム内対戦のカテゴリごとで異なります。
Quick Fightモード
1勝するごとに、その試合で使用したすべてのマシンパーツの耐久度が0.2%減少します。
キャンペーンモード
キャンペーンモードで戦闘を行うごとに、装備した全てのパーツが「基本シャード報酬」×0.2%の耐久度で減少します。
トーナメントモード
1試合プレイするごとにその試合で装備した全てのマシンパーツの耐久度が0.2%減少します。トーナメントモードは100試合以上あるモードなのであっという間に耐久度が減ってしまいます。

📢各ゲーム内対戦の説明はこちらの記事に書いています。
 興味がある方は是非読んで見てください。

GENESISマシンについて

耐久度は回復することもできますが、素材集めが必要で正直言って面倒です。。。
そんな中、耐久度が永遠に減らないマシンが存在します。
それが『GENESIS』マシンです。
GENESISマシンは永遠の耐久性を持っているため、耐久度を回復しなくても一生プレイすることができます。
このジェネシスマシンは最大50,000台発行される予定で、運営による少量発行かもしくはプレイヤーがフュージョン(後で説明します)を行うことで鋳造されます。
最終的にジェネシスマシンが50,000台生成された場合、プレイヤーがゲーム内で獲得できるNFTはDurable Machine Parts(耐久度があるマシン)のみとなり、Durable Machine Partsには発行制限がないので永遠に鋳造され続けます。

ここまで何となく理解できたら、実際にマシンパーツを組み立てて戦闘を体験してみましょう。

マシンパーツの組み立て手順

マシンパーツ組み立てて対戦する
マシンパーツはChassisから順にドラック&ドロップで組み立てていきます。

一通り装備すると、戦闘に出ることができます。
テキトーにマシンパーツを購入したせいか体力多めのマシンになりました。体力が多いので相手の攻撃を上手く耐えてなんとか勝ちたいところです。

今回はQuickFightモードで対戦してみます。

負けてしまいました…。しかし、このままでは終われません。
MetaGearは単純に勝敗を争うゲームではありません。負けから反省点を学び、次の試合に活かすことが醍醐味です。
簡単に反省点を2つほど上げて再チャレンジしてみたいと思います。

①装備のバランスが悪いこと
武器が重いわりため重心が前に傾き、つまづいてしまいました。
繰り返しますが、MetaGearは実際の物理法則を忠実に再現しているので装備の重さや装着する場所などが勝敗の行方を大きく左右します。

僕の装備に関してはタイヤの前輪、後輪でサイズが微妙に違うので、後輪にもう少し大きいタイヤを持ってきたら何となく良さそうな気がします。

②単純にATK(アタック能力)が低いこと
敵の攻撃力が648なのに比べて、僕の攻撃力は280でした。これでは体力が多くてもなかなか勝てそうにありません。
マーケットプレイスでATKが高いマシンパーツを買うか、フュージョンして武器を強化するのが良さそうです。

フュージョンについて

フュージョンを体験する
同じ種類のパーツ(Wheelsを作るならWheels同士)であり、同じNation(※武器に登録されている8つの国)、同じレアリティのパーツは合成することができます。Fusionは3つのマシンパーツを必要とし、そのうち最低1体はジェネシスパーツを素材にする必要があります。3体ともジェネシスだった場合、2体がジェネシスだった場合、1体だけがジェネシスだった場合でフュージョンの成功確率が著しく変わってしまいます。

フュージョンする素材が全てジェネシスの場合
Common→40%の確率でRareパーツにアップグレード
Rare→20%の確率でMythicalパーツにアップグレード
Mythical→10%の確率でLegendパーツにアップグレード

フュージョンする素材のうち2/3がジェネシスの場合
Common→20%の確率でRareにアップグレード
Rare→10%の確率でMythicalパーツにアップグレード
Mythical→5%の確率でLegendパーツにアップグレード

フュージョンする素材のうち1/3がジェネシスの場合
Common→10%の確率でRareにアップグレード
Rare→5%の確率でMythicalパーツにアップグレード
Mythical→2%の確率でLegendパーツにアップグレード

合成に成功するとレアリティの高いパーツが生成される一方で、失敗してしまうと合成に使用したパーツ全てを失ってしまいます

そもそもの成功確率が低いので頻繁にフュージョンはしたくないところですが、成功確率を上げる方法と、失敗してもパーツを失わない方法が存在します。

◾️成功確率を上げるマテリアルの追加

Rare同士のフュージョン:緑色のマテリアルを追加すると成功確率が5%増加し、最大10個(50%)まで追加することができます。
Mythical同士のフュージョン:黄色のマテリアルを追加すると成功確率が5%増加し、最大8個(40%)まで追加することができます。
Legendary同士のフュージョン:紫色のマテリアルを追加すると成功確率が5%増加し、最大6個(30%)まで追加することができます。

◾️失敗してもマシンパーツを返却してもらう方法

Rare同士のフュージョン:50Gearトークンを使用
Mythicalre同士のフュージョン:200Gearトークンを使用
Legendary同士のフュージョン:500Gearトークンを使用

Fusionについて記載しましたが、僕は手っ取り早くマーケットプレイスで武器を購入しました。再戦してみます。

敵の特性が「Liftter(相手を持ち上げる)」だったので画像はすごく不恰好ですが、何とか勝利しました。(ちなみに敵の特性はnoteの前半に記載している『知ってたらより楽しいマシンパーツの特性について』の表を参考にして把握できます。)

BlueShardsの計算方法について

そしてお気づきの通り、勝利すると青い何かが+62と表示されています。
これはBlueShardsと言って貴重なポイント(非NFT)です。BlueShardsには、新しいジェネシスマシン/マシンパーツを製造に使えるBluePrint(NFT)と交換できる用途があります。

僕はQuickFightで62個をゲットしましたが、この数には規則性があります。

計算方法
BlueShardsを獲得できる数は装備しているマシンパーツによって異なり、「(A)レアリティボーナス数×(B)基本シャードボーナス数」の計算式に基づいた個数を獲得できます。

(A)レアリティボーナス数
レアリティボーナスは、マシンに装備しているマシンパーツのレアリティポイントの合計値です。
【Common = 2、Rare = 4、Mythicalre = 10、Legendary = 20】
(B)基本シャードボーナス数
QuickFightの場合、基本シャードボーナスは1が一般的です。
-------------------------------------------------------------------------
【Example】
今回、僕が装備したマシンパーツのレアリティは、
Common1、Mythicalre2、Legendary2なので合計62のレアリティボーナスをもらえます。これに、基本シャードボーナスの1を乗じることでBlueShards+62を獲得しました。

BluePrintについて

獲得したBlueShardsで交換できるBluePrint
BluePrintは戦闘して獲得できるゲーム内資産(NFT)で、新しいジェネシスマシン/マシンパーツを製造するために使用します。
BluePrintは簡単に獲得することはできず、BlueShardsを1,000個集めるか、MetaGearに搭載のマーケットプレイスで直接購入する必要があります。
(※BlueShardsは戦闘した際に獲得できますが、NFTではないため売買することはできません。一方でBluePrintはNFTなので売買可能です。)

BluePrintは新しくマシンを鋳造するために使いますが、せっかくマシンの製造を試みたとしても、成功確率は25%と比較的低い確率になっています。また、25%の成功確率を引いたとしてもGENESISが当たる確率は更に25%となっており、残り75%は耐久度を気にしないといけない通常のマシンパーツ(Durable Machine Parts)になっています。

BluePrintでマシンパーツを製造したのに、Durable Machine Partsが当たったら悲しいですよね。もしいらないパーツが当たった時のためにレンタルする方法を知っておくと便利です。

レンタル機能について

使わないマシンパーツをレンタルで貸し出す

使わなくなったマシンパーツは売買するかレンタルで貸し出すことで利益を得ることができます。(もちろん買い手/借主が現れたら。)
今回は下記のアイテムをレンタルに出してみます。レンタルに出すまでの流れは下記の表の通りです。

表に書いた通り、貸し出す際は、価格とレンタル期間を設定するだけで完了です。借主が現れるとNFTがロックされ、貸主は収益を受け取ることができます。
この時に徴収される運営手数料は3.5%です。この3.5%の使い道は、

  • システム運用コスト50%

  • トレジャリー30%

  • ゲーム内報酬+イベント報酬20%という振り分けになっています。

そしてレンタル期間が終了すると借主からロックが外れ貸主へ返却されます。

ちなみに僕の場合、3,000円分の$GEARを購入したので少しでも原資回収できたらラッキーくらいのスタンスでレンタルしてみました。

いかがでしたでしょうか?
一通りMetaGearについて理解できる内容を網羅してみました。
他のGameFiについての解説記事も書いていく予定ですので、参考になったという方は是非フォローしてみてくださいね。
ご愛読ありがとうございました!!

《この記事の参考》


◾️最後に

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