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手術。そしてリハビリの開始。



2024年6月17日 開腹手術

6月17日月曜日。昨年見つかった膵臓の障害を取り除く手術を行いました。
患部の膵臓尾部とそこにできた嚢胞が癒着してしまった脾臓の全摘出です。

以前の記事を読んでくれた方はご存知ですが、手術日まで2ヶ月半は大変な日々を過ごしました。
4月5日に体調を急激に悪化させて救急車で搬送されて緊急入院し2週間ほどで退院。その後5月12日に再度緊急入院でそのまま入院加療しながら手術を待っていました。食事が膵炎のスイッチになり、激痛で動けなくなるので、5月に入院してからは禁食で過ごしていました。

当初腹腔鏡手術の予定でしたが、病状悪化により開腹手術が確実ということになり、腹部を大きく開いての手術になりました。

手術時間は5〜6時間と言われておりましたが、ICUで目が覚めて時間を確認したら予想より早い時間で、3時間半くらい。前後の処置入れて4時間程度の手術時間だったとのことで、開腹手術だから早まったのもあるかもしれませんが、禁食を3週間以上続けて入院加療して手術を待ったのもきっと良かったのだろうと思います。

ICUでのこと


ICUでは、最初にカーテンで仕切られたエリアでいろんな処置が施されて、手術を待ってくれていた妻と義姉が少し顔を出してくれて面会。
その後はICU内の個室に移動して一晩を過ごしました。

膵臓の手術はお腹の手術の中では大きな部類ということと、おそらく私が骨髄移植後患者ということで、優先的に個室にしてもらえたようです。

個室は静かなので、ICUの特殊な環境でも休めると思いますと案内されましたが、なんとお隣のお部屋のお爺さんが錯乱状態で、ずっと大きめな声で何かを喋っていて、看護師さんが定期的に来て、状況を説明してましたが、結局朝まで混乱状態から覚めなかったようで、術後の痛みも相まって、一睡も出来ませんでした。

ちなみにお爺さんは、『これ取ってくれいや』『おしっこが漏れそうらいや』『おい、頼むいや』の3つの言葉を繰り返していました。
おそらく尿管カテーテルの違和感じゃないかなと思います。私も尿管カテーテルが入っていたので、きちんと排出されてるのか感覚がなくて、看護師さんに確認をしたので、気持ちは分かります。

全身麻酔の手術後の覚醒で、一定数錯乱する方はいるそうで、年齢は関係ないみたいで、私みたいにスッと目覚めちゃうタイプと両極端だそうです。
ICUの特殊な環境もそうさせるということでした。

一睡も出来ず全く休めませんでしたが、合併症や急変なく一晩で病室に戻りました。

リハビリ開始

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