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スーパーマリオRPG リメイク 思い出あれこれ

昔懐かしいスーパーマリオRPGのリメイクが発売され、ようやく後半くらいまで進みました。
マリオRPGは懐かしく、面白く、そして何より「特別なゲーム」です。
ネタバレ、ゲームの内容は触れずにあの頃の思い出(要は昔話)をつらつらと書きます。


⑴マリオRPGは何故「特別」なのか?


マリオRPGは個人的に特別な思い入れのあるゲームです。
これにはおおよそ以下のような理由があります。
①マリオで初のRPG
②クッパとピーチが仲間になる

この2つは当時の自分にとっては物凄い衝撃でした。
これは多くのSFC版を遊んだことのあるプレイヤーにも同意いただけるのではないかと思います。

⑵マリオで初のRPG(スクウェアとのコラボ)


「ロールプレイングゲームやったことない人も~♪
 マ~リ~オと旅に出ようドラマを作ろう♪」

このCMソングをまだ覚えている方も結構いるのではないでしょうか?
歌えるよという方ももしかしたらけっこういるかもしれません。
マリオはアクションゲームというイメージが強かったのでRPGになったこと自体が衝撃でした。
1995年、つまりマリオRPGの発売前年はドラクエⅥ、聖剣3、クロノトリガーといったスクエニの前身であるスクウェアとエニックスのRPGが発売され、大人気になった年でもあります。
RPG好きな私にとってはまさに素晴らしい年でしたが、今から思えば当時は1万円オーバーもしたソフトを3つとも買ってプレイ出来ていた子供はいたのでしょうか?
結構高いですし、実際私はクロノトリガーはこのタイミングでは買って遊べませんでした。
RPGというゲームの性質上短期間の貸し借りでクリア出来るものでもないですし、皆どうやっていたんでしょうか?
さて、先に述べたソフトの中の一つであるクロノトリガーはドラクエの堀井雄二、鳥山明とFFの坂口博信がタッグを組むという当時のRPG好きの子供の夢を形にしたような奇跡のソフトでした。
そして、クロノトリガーは今でも語られる名作ソフトとなりました。

面白いもの × 面白いもの = 超面白いもの

という公式はこのクロノトリガーによって当時の子供たちにとってごく当たり前のものとなりました。
その後スクウェアとエニックスの合併を見てそう単純なものではないと学ぶことになりましたが
そんな状況の中で年が明けて1996年、任天堂のマリオとRPGの最大手?だったスクウェアがタッグを組んでRPGを出すというのだからもう期待は膨らむばかりでした。
そして、実際に発売したら期待に違わず面白かったという事実!
時代は着々と3D主体に移り変わりつつあり、この翌年にプレイステーションでFF7が発売されることを考えるとSFCという2Dハードが見せた最後の輝きだったのかもしれません。
ゲームとしての面白さもそうですが当時を知る者としてはあの頃を思い出す懐かしさもあります。
上記のような理由により私にとってのマリオRPGはまさに面白いものと面白いものをかけ合わせれば超面白いものが出来るという子供のころの理論を証明する存在だったのです。
RPG好きな私としてはまさにクロノトリガーと並んで件の公式が適用される最高のゲームだと思っています。

⑶クッパとピーチが仲間になる


これが当時としてはかなり新鮮でした。
正直、令和の今となってはクッパなんて普段はマリオやピーチとカートで遊んだり、スポーツしたりしてるけど、マリオブラザーズの新作が発売される時だけピーチを攫い、マリオにやっつけられるという3人がかりのマッチポンプのようなことを繰り返しているように見えます。

マリオRPG発売当時のクッパはまだ悪役感が残っていたと思います。
マリオオデッセイではピーチと結婚しようとして振られるという情けない姿を見せたりと今ではかなり残念な部分も増えたクッパですがこの頃はまだ台詞があったりすることもなく、キャラとしての掘り下げも少なかったため、けっこうに強く、怖いボスだったのです。
まあすでにSFCでマリオカートが発売されていましたがそれでもあれ自体がかなり驚きで、マリオとクッパがカートで遊ぶとか今では当たり前の光景がかなり新鮮に映っていました。

そんな中で突然マリオとクッパが共闘するというストーリーです。
もう衝撃なんてものではありませんでした。
敵と共闘するというのは少年漫画の王道展開、最初はメッチャ怖い敵だったベジータも今では悟空と共に戦う仲間になっています。
こういう展開は子供たちの大好物、とても楽しい展開です。

それだけではありません。
普段は攫われてるだけのピーチが一緒に冒険するというのも驚きでした。

最新の映画ではこんな感じで戦う女となっており、今となっては何で自力でクッパ城から脱出しないのか、そもそも何故攫われるのか、狂言なのではないか等と思われることも多いピーチなのでともに冒険しても何も驚きませんがこの頃はまだ「か弱いお姫様」というイメージが強く、猫を被った(?)姿を本物だと多くの子供たちが信じていました。
それが突然一緒に冒険をするのだからそれはもう衝撃的な展開でした。
マリオ、ピーチ、クッパでパーティ組んでのバトルとかもうそれだけでテンションが上がると言っても過言ではなかったでしょう。
正直、今この3人で組んで冒険するとなってもそれなりに楽しいでしょうがあの頃のような驚きはないでしょう。(まあそれでも遊んでみたいけど)
マリオRPGはスクウェアと任天堂のタッグという点においても前代未聞でしたがマリオ、ピーチ、クッパが一緒に冒険するという点においても前代未聞の作品であると言えるゲームなのです。

⑷最後に


色々と書きましたが要はかなり思い入れのあるソフトだということです。
正直、キャラの頭身はもう少しだけ上げて欲しかったとは思いますが十分に満足のできるリメイクでした。
時代や環境とか、子供の頃に遊んだとか、様々な要素があって思い入れのあるゲームは人それぞれとは思いますがマリオRPGは私のゲーム史の中でも特別な作品であり、出来ればシリーズ化してほしいなと今でも思っています。(DSのRPGとかペパマリとかとは何か違うシリーズ感があるんですよね)


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