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うんともすんとも

iPadがうんともすんとも言わなくなった。

1時間ぐらい前にこのiPadで、『ロンメルがゴーグルを拾うとき』のイギリス軍の第1ターンの移動をあれこれ考えたばかりだと言うのに。ホームボタンを押しても反応しない。ホームボタンとトップボタンの長押しもダメ。ケーブルで電源やパソコンとつないでも効果なし。

Appleのチャットボットにサポート依頼。ボタンの上にフィルムなどを貼られていないか、ボタンが汚れていないか、そうでないなら修理に出しましょう、との情報。翌日午前中に修理の予約。うーむ。

予約の時刻より少し早めについたので、売り場にあったiPad Airの13インチで遊ぶ。10インチと13インチの違いはそれほど感じない。テレビやディスプレイだと大きな画面を見てワクワクとか購買欲のようなものがあるのに、iPadはそうじゃないようだ。

修理窓口のスタッフさんが「もう使えるようにはなりません、修理はできないので交換です、だいたい買うのと同じぐらいお金はかります」というような内容を、とても優しく丁寧に話してくださった。そういうものだ。

さてどうする。

今回壊れたiPadは32GBの第8世代。COVID-19真っ只中だった2020年の9月に、発売と同時に購入した。複数枚のフルマップや1000個以上のコマを150dpiで取り扱っても不便を感じない十分な性能。OSアップデートのときにメモリ不足になるのはちょっと不便。

第9世代はまだ入手可能で、メモリは64GBから。Lightningなので手持ちのApple Pencilをそのまま使い続けられるのはいい話。値段は第8世代プラス1万円弱。

現行の第10世代もメモリは64GBから。USB-Cなので手持ちのApple Pencilをつなぐにはアダプタが必要で、これを含めると値段は第9世代プラス1万円ちょい。

13インチのiPad Airは第10世代の約2倍のお値段。Apple Pencilが買いなおしになるならその費用もかかる。それに見合うだけQoWL(クオリティ・オブ・ウォーゲーマーズ・ライフ)は上がるのか。

ウォーゲームを何個か、ときには1個買えば5万とか6万円が溶けちゃう世の中なのだから、iPadにもそのぐらいのお金を使っちゃいなよ、という心の声が聞こえる気もする。いやいや、そもそもiPadって必要なの、というところから落ち着いて考えてみるべきお年頃なんですよ、自分。

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