【レポート】クロスズメバチ――ハチよりアリっぽく見えるハチ

いきもの名:クロスズメバチ
学名:Vespula flaviceps

【登場するゲーム】

クイズ&タッチけんさく 虫図鑑DS ~虫を探そう・調べよう~
むし太郎

 ハチ目スズメバチ科のクロスズメバチ。「雀ほど大きなハチ」ということでスズメバチと聞いたことがあるが、このハチは1㎝くらいと大きさはそこまで大きくないように見える。スズメバチが黄色と黒の警戒色に対して、クロスズメバチは黒と白でアリっぽい見た目をしている。
 ゲーム世界でスズメバチやハチはけっこう見かけるものであり、それがプレイヤーに敵意を向けてくるが、クロスズメバチはそういうわけではない。捕まえると考えると大変であるが……。

11~18㎜、4~11月、平地から低山地、北海道~九州。
体の黒い小型のスズメバチ。
働きバチは小さな昆虫やクモを狩りカエル、ヘビ魚などの生肉も幼虫にあたえる。巣の近くを歩いて刺激をあたえたりすると、刺されることがある。長野県や岐阜県では、幼虫や蛹を「蜂の子」とよんで食用にしている。
土中に直径20~30㎝ほどの球形の巣をつくる。まれに屋根裏や軒先、樹洞などにつくることもある。巣材は朽ち木をかみくだいたもの。地面の中に巣をつくるため、ジバチ、スガレなどのよび名もある。

『クイズ&タッチけんさく 虫図鑑DS ~虫を探そう・調べよう~』

 スズメバチの巣といえば、木の上に球形もしくは半球の巣を作るイメージであるが、このクロスズメバチは穴の中に巣を作る。アリみたいだなーと思う人もいると思う。実はハチ目の中にアリ科がある。そのため、アリとハチは実は仲間と言ってもいい関係性なのだ。
 ゲーム世界で、穴の中からハチが出てきたら……。ちょっと怖いかもしれない。

※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。

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