【レポート】マッコウクジラ――ゲーム世界で一番よく見られるクジラ
いきもの名：マッコウクジラ
学名：Physeter macrocephalus
【登場するゲーム】
Beyond Blue
なつもん！ 20世紀の夏休み
なつもん！ 20世紀の夏休み
偶蹄目マッコウクジラ科マッコウクジラ。先日ダイオウイカの記事が出たので、その対になるマッコウクジラを紹介したいと思います。
マッコウクジラはクジラの中でも、頭の四角さが特徴です。『なつもん！ 20世紀の夏休み』の化石を見ると、頭の骨が四角いわけではなく、他のクジラとも似ている形をしています。また、マッコウクジラのとるエコロケーションについては『Beyond Blue』で聞くことができ、物語のカギとなっています。
全長約18m。
頭部は四角形で非常に大きく、下顎が細長い。また、体後半の皮膚はしわ状になっており、背ビレは小さくコブ状である。体色は黒色がかった灰色。奈落深くに潜行していく様子を年間を通して見られる。
上顎の歯は未発達なものだが、下顎には円錐形の歯が並ぶ。しかし、本種はエサとしているイカ類を飲み込むため、食事に歯は必要ない。そのため、下顎の歯が存在する理由は、オス同士で争うためや、子にエサを持ち帰るためなど別の理由が考えられる。表層付近と水深数千mまでの深海を行き来している。
子供は母親が世話をするが、エサを取るとき、子供は母親の潜水について行けないため海面に残されてしまう。しかし、群れのメスは互いに潜水する時間をずらすことで、子供だけが残らないようにして子供を危険から守る。また、シャチなどの捕食者が子供に近づいてきた場合は、子供を中心に密集して守る。なお、この密集は菊の花に似ており、菊花陣形と呼ばれる。
『FOREVER BLUE』の説明文最後にのっている「菊花陣形」をゲーム内で見ることはあまりありませんが、マッコウクジラが子どもを連れて泳いでいる様子はさまざまなゲームで見ることができます。
ゲーム世界では深海近くに生息していることが多いのですが、『塊魂』シリーズでは比較的浅いところに出てきているところを巻き込まれています。そういうところは、深海にも水面にもいけるマッコウクジラならではですね。
ダイオウイカの記事にも書かれていますが、ダイオウイカとマッコウクジラの戦いは、いろいろなゲームで見ることができます。その勝負の決着まで見ることができるのは少ないですが、その怪獣映画さながらの迫力は一見の価値があります。
クジラ類はいろいろな種類がいますが、このマッコウクジラほどゲーム世界でよく見られるクジラはいないでしょう。今後もさまざまなゲーム世界の海で出会うかもしれません。
※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。
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