【レポート】ゴエモンコシオリエビ――エビなのに記事の途中まで「カニ」と書いていました

いきもの名:ゴエモンコシオリエビ
学名:Shinkaia crosnieri

【登場するゲーム】

FOREVER BLUE
FOREVER BLUE 海の呼び声
ディープアクアリウム 奇跡の深海

 十脚目(エビ目)シンカイコシオリエビ科のゴエモンコシオリエビ。属名が「Shinkaia」となっていて、日本語つけられたようである。沖縄トラフの熱水噴出孔で見付かるらしいので、それがきっかけなのかもしれない。また、ゴエモンといえば「石川五右衛門」を連想するが、やはりそれにちなんでつけられたようである。熱水の近くにいるからだろうか。石川五右衛門との違いといえば、このエビは茹でられても平気そうであり、赤くもならないということである。
 ゲーム世界では深海世界に行くことが多いため、このエビに出会うことがある。日本のゲームでよく見るため、海外の深海ではあまり見られないのかもしれない。背景などにいないかいつか調査をしに行きたい。

全長約8㎝。
甲羅はやや縦長のだ円形で、1対目の脚はハサミ状になっている。また、腹部や脚に毛が生えている。体色は白色。奈落にある熱水噴出口周辺で年間を通して見られる。
本種はエビの仲間だが、尾が腰の部分から腹側に向かって曲がっているため、一見、カニのように見える。また、脚の数は4対のように見えるが、他のエビ同様5対の脚がある。これは、5対目の脚が小さく退化し、ほとんど見えなくなっているためである。
本種の生息する熱水噴出孔に噴出される物質をエサとするバクテリアが集まる。そして、本種はそのバクテリアを体に生えた毛に共生させ、育てて食べている。ちなみに、熱水に触れなければ周りの温度は低いため、特別熱に強いわけではないらしい。なお、茹でても赤くならないとのこと。

『FOREVER BLUE』

 確かに、カニにものすごくよく似ているが、『FOREVER BLUE 海の呼び声』のゴエモンコシオリエビの顔を見てみると、エビっぽい顔をしている。ちょっとかわいい。どこか水族館で見られるか調べてみると、新江ノ島水族館で展示されていることがあるかもしれないので、気になる人はチェックしてみてください。ちなみに、世界で初めて、ゴエモンコシオリエビを展示した水族館らしい。

※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。

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