【レポート】ハルキゲニア――幻覚が生んだ謎の生物はどのような姿か

いきもの名:ハルキゲニア
学名:Hallucigenia sparsa

【登場するゲーム】

FOREVER BLUE LUMINOUS
ライフスケイプ 生命40億年はるかな旅

 有爪動物のハルキゲニア。有爪動物と言ったが、正確な分類はあまり分からない。ハルキゲニアといえば、どっちが前か後かという論争に結論が出たのが2015年のこと。それまでお尻だと言われていた方が顔であり、顔だと思われていたところがお尻ということになった。また、復元の中に頭が膨れているものがあるが、これは肛門から内容物が出ただけとも言われている。それほど謎で、面白いいきものだ。
 ゲーム世界でもその世論は反映されている。『ライフスケイプ』が発売された時期は、丸い頭部のないシンプルな見た目をしている。しかし、前後は逆であったかもしれない。

どちらが頭なのか分からない、独特な形状の生き物。長らく細い部分がシッポだと考えられてきたが近年になり眼や歯などの頭部構造が発見され、細いほうが頭だったと判明した。また、背中にある触手と思われていたものは、腹側の足であることも分かっている。底生性で、背中に葉身を守るためのトゲが複数ある。

『FOREVER BLUE LUMINOUS』

 一応、『ライフスケイプ』の方でも「どちらが前でどちらが後か、はっきりわかっておらず」と言われているため、断言されているわけではない。「幻覚が生んだ生物」と言われているが、この幻覚はまだ幻覚のままであるが、いつかその幻覚が晴れることはあるだろうか。
 ともかく、『FOREVER BLUE LUMINOUS』をプレイすると、海を歩くハルキゲニアに出会えるだろう。

※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。

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