【レポート】ユーステノプテロン――陸へと向かっていった魚

いきもの名:ユーステノプテロン
学名:Eusthenopteron Whiteaves

【登場するゲーム】

あつまれ どうぶつの森
ライフスケイプ 生命40億年はるかな旅

 オステオレピス目ユーステノプテロン科のユーステノプテロン。古生物の魚の中で重要な役割を持っている。この魚は水の世界から陸の世界へと向かったいきものだ。現代で言うハイギョみたいなものを想像していたが、そこまでしっかりとしているものでもなく、まだヒレっぽい形をしている。
 ゲーム世界では再現、化石両方ともきれいに存在している。化石は地味と言われているが、ここまでくっきりと魚の形が残っているのはすごい。実物の化石はドイツのフンボルト博物館や、イタリアのミラノ市立自然史博物館に所蔵されているらしい。

時代:3億8千万年前
体長:120㎝
分布:湖や河の底
ヒレ:骨格と筋肉からなるヒレ
骨格:ヒレの骨格は7本指の原型
エサ:小魚
特徴:肺を持つ 脊椎動物の祖先

ユーステノプテロンは、体長60センチで、鋭い歯と頑丈なヒレを持っています。このヒレはケイロレピスの筋で支えられるヒレと異なり、内部の硬い骨格と筋肉によって力強く動きます。
ユーステノプテロンのヒレは、内部の硬い骨の骨格と筋肉により力強く動きます。7本の指が数えられるこのヒレの骨格は、典型的な陸生動物の前脚の骨格と似ています。実は私たち人類の親指と小指の付け根にも、1本ずつ指の存在した痕跡が残っています。

『ライフスケイプ 生命40億年はるかな旅』

 化石で見ると魚の化石っぽいのだが、再現すると、魚の中でも凶暴そうな見た目をしているように見える。肉食性の魚であると言われているため、この再現も間違いではないだろう。古生物の泳ぐ海で出会ったときに、プレイヤーの味方となるか、敵となるか。食べられるものだといいなぁ。

※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。

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