【レポート】トビウオ――きっとあなたもトビウオを食べている
いきもの名：トビウオ
学名：Cypselurus agoo agoo
【登場するゲーム】
アビスリウム
ダツ目トビウオ科のトビウオ。トビウオは誰でも知っている魚のひとつだろう。魚なのに飛ぶという点で有名だ。しかし、トビウオは実はいろいろな種類がいる。だが、その細かい種類まで認知度は高くないせいか、ゲーム世界では「トビウオ」はよく見られていても、細かい種類のトビウオを見ることは希にしかない（『つりライフ＋』で「イダテントビウオ」
を見ることがあるくらい）。
「トビウオ」はゲーム世界でよく見ることができる。海遊してみることもあれば、釣りあげることで見ることもある。実際に飛んでいる姿を見ることがあるかというと、それは少ないけれど、羽のような胸ビレを見るにはゲーム世界はうってつけだ。
全長約35㎝。
翼のように長い胸ビレが特徴。この長い胸ビレは、捕食者である大型魚から逃げるために、水中を泳ぐのではなく、海面へと逃げる道を選んだ証である。本種は、勢いよく海面へと飛び出すと、胸ビレを広げ、まるで飛ぶように海面上を移動することができる。
【見えない工夫】本種の骨は隙間だらけで、他の魚に比べて軽い。さらに、体内にエサが残ることで体が重くなってしまうのを防ぐために、胃が無く、腸も短い。その結果、10～20秒の間、空を飛べ、飛行距離は100～200mに達するのである。なお、風に乗れば、さらに長く飛ぶことも可能となる。
トビウオは食用としてもかなり有名な魚だ。と書いても、「え？ 食べたことないけど」と言う人もいるだろう。じゃあ、「アゴだし」という言葉を聞いたことはあるだろうか。九州などの西日本の人は聞いたことがあるのではないだろうか。その「アゴ」のだしと言われている「アゴ」とは、トビウオのことである。
冬の風物詩、鍋のもとで「アゴだし」と書いているものを見かけたら、トビウオのことだと想いを馳せてほしい。
※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。
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