【レポート】タンチョウ――日本人なら愛してやまない鳥のひとつ
いきもの名:タンチョウ
学名:Grus japonensis
【登場するゲーム】
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Cell to Singularity
ツル目ツル科のタンチョウ。ツルは日本で有名な鳥であり、千円札の裏側にいたというイメージを持っている人も多いのではないだろうか。このタンチョウの学名Grus japonensisに「japonensis」がつくほど、日本ならではの鳥とも言える。しかし、日本に絶対に一年中いる鳥ではなく、ロシアや中国などにも行く渡り鳥らしい。留鳥として一年中いる場合もあるが、北海道などの寒い地域まで行かないとなかなか見ることができない。
ゲーム世界でもツルはよく見られ、タンチョウに絞っても何度か見ることがあった。一番ゲームらしく出たのは『アニマルリゾート 動物園をつくろう!!』であり、動物園であれば一年中見ることができる。
分布:北海道、大きさ:全長143~147㎝、留鳥
北海道の釧路湿原などで繁殖する日本最大のツル。湿原や川、沼などに見られる。全身が白く、翼の半分が黒い。遠目にはコウノトリに似るが、頭部が小さく、頭頂が赤く、首が黒いなど、区別は容易。木の上で休むコウノトリに対して、タンチョウは樹上では休まない。分類学上もコウノトリとは違い、クイナ類に近い仲間である。タンチョウとは「丹頂」と書き、頭頂部が赤いことに由来している(「丹」は朱肉などに使われる赤い顔料)。
雑食性で、植物質のほか、甲殻類や昆虫、小魚、貝類、カエルなどを食べている。繁殖期の前に雌雄は鳴き交わし、求愛ダンスを行うが、これは「タンチョウの舞い」としてよく知られている。国の天然記念物に指定されているほか、北海道の道鳥に選ばれている。
「タンチョウ」という名前は頭が赤いことを指すということを考えると、ゲーム世界で「ツル」と表記されているものの多くは、もしかするとタンチョウを指すかもしれない。そんなところからも日本でのタンチョウの人気をうかがい知ることができる。
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しかし、「ツル」と表記してあり、中身に「タンチョウのことである」という言及がされていないものについては「ツル(詳しい種不明)」として、別機会に検討していきたいと思う。
※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。
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